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随筆集 一私小説書きの独語 (単行本)

感想・レビュー
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からあげ
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全部、フィクションじゃないの?基本クズ男だが、たまに酷く自分を卑下するところがニクめない。
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ライム
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私小説の魅力の説明はまあ良く分かったものの、釈然としないものも残る。自己の厄介なものを自虐的に露悪的に書いた物語で、同じ生き難さを感じてる人が共感し、元気付けられる…のは一つの良い側面だが、その創作の為には厄介さを頑なに守り、反省などしちゃいけないものなの?本作のように、エッセイで過去の悪業(母親や姉へのDV)を書いてしまうと、とたんに悪趣味なだけの印象しか無い。もっと長生きして、親族への謝罪や和解の顛末を(惨めな感じで)書いて欲しかった。
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つちのこ
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あとがきで書いている通り、ゴッタ煮鍋風の随筆集。著者の違った側面も見ることができるので、ファンとしては嬉しい内容だ。芥川賞受賞後の全国を飛び回るスケジュールをこなす忙しさには驚き。人気作家になるとこうなんだ、と改めて驚いた。映画版の「苦役列車」を思う存分批判しつつも、原作者として温かい目で見ている部分もあり、意外な優しい一面も感じた。傾倒する藤澤清三はともかくとして、少年時代からの横溝正史への偏愛ぶりは筋金入り。なかでも金田一シリーズの映画解説は簡潔な文章で読みごたえがあった。
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maniafellows53
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★★⭐︎
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活字@れつだん先生
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再読。後半の雑誌等への文章の寄せ集めは正直どうでもいいが、前半の著者の若い頃の随筆は読む価値がある。未完なのが悲しいが、私小説との違いなどが書かれておりとてもよい。
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Yasutaka Nishimoto
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苦役列車を読んだ以上、基本的に同じことが書かれているのは想像できるのだが、何故か手に取ってしまう。文体を楽しみたいのか、痛快さを得たいのか…
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抹茶モナカ
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若い頃について書いた随筆が前半に置かれ、後半はいろいろな本や雑誌への文章の寄せ集め。随筆と私小説の違いがよくわからないけれど、他の著作と書いてある事は変わらない印象。西村賢太さんの本は、ほぼ図書館から借りて読んでいるけれど、この本の中途半端な感じは、もし身銭を切っていたら、怒っていたところかもしれない。前半の随筆パートが丁寧な筆致だったので、後半のゴッタ煮は乱暴で、本自体の出来は良くない印象が残った。
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犬こ
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よくここまで過去のことを語るな~。巻末の横溝正史の映画感想が、ちょっと嬉しい付録的な。
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massn
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ダメ話として面白く読める。語り口の古さもナチュラルでいい。ただ、筆者の説く私小説の芯が自分にはやはりつかめない。 どうしても独語という名の甘えに聞こえてしまう。
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パスカル
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日払いを打診して断られたのが癪で辞めたってのが凄まじい。別な意味で感心する過去話が多々。
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Yuki
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西村作品の中で、一番「あきたりない」。結局ここは売り方が上手いだけ?
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kaigamori
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いろいろな雑誌などの随筆が読めてよかった。苦役列車の映画版を批判するにしても、全てを批判するわけでなく、演出の部分とかはちゃんと評価していたりして、公平な目を持っている人だと感じた。ダメ男であることには間違い無いのだけれど、精神的にものすごく清潔なところがある人だと思う。高校の図書館のアンケートに人生を変えた転機として「根津権現裏を二度目に読んだ時かもしれません。」と答えているのが印象的だった。
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助三
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kindle版。★3。随筆集。と言っても西村氏本人言うが如く『完全なごった煮』。個人的には氏の日記もののほうが氏の独特の文体を『ひねくって』読むのが心地よく、好き。本作では冒頭の実話、即ち貫多ではない賢太の生い立ち話が一番面白い。
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Tonex
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小説よりエッセイの方が読みやすくて面白い。もっとも、この人のエッセイは「小説の裏話として面白い」という側面があるので、先に小説を読んでないとそれほど面白くないかもしれない。
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しじま
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相変わらず過去話はろくでもないが、文章が良いのですらすら読み進む。映画『苦役列車』への酷評が面白かった。
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コモヒ
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バラバラに書かれていたのをまとめたやつですね。時系列でとても良いですね。映画に関しての事も一番詳しく(一番知りたかった事が)書かれててよくわかった。この人ってメチャクチャ頭いいんじゃないの・・。勉強嫌いやったなんてもったいな過ぎる・・。哲学とか突き詰めて欲しかった・・。筋がとてもよく通ってるし、短気やったり暴力は良くないけど、でも怒るにもそれなりの理由があるし、それらも納得が行く理屈で・・。
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うーちゃん
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映画版の「苦役列車」では、前田敦子演じるオリジナルキャラが登場するのだが、公開当時西村さんが(あの役は)ゆきりんがよかった、と言っていたのを覚えている。ところがこのエッセイを読んでみると、その場のノリで適当に言ってみただけで、本当は柏木由紀の顔もよく知らないらしい。・・いろいろ失礼すぎやろ(笑)このように、西村/西村作品ファンにとっては興味深い裏エピソード等が明かされると同時に、フィクションと事実を巧みに混ぜながら 独自の私小説を創作してゆく著者の作家性の高さを窺い知ることができ、大変満足だった。
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私的読書メモ3328
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多分に、著者のファンブック的な趣のエッセイ集。
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やぶチャン
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いろいろな内容がありファンとして楽しめました。★4.1
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Ichiro Toda
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私小説家の3冊めの随筆集。ごった煮というか闇鍋というか、本当に様々な文章が収録され、いささかマニアックな内容になっているように感じたが、氏の小説ファンなら十分に楽しめる。雑誌収録の文章からあとがき、解説、アンケート、映画関係まで幅広いが、やはり前半に収録されている一私小説書きの独語が好きだった。普段の小説には小説らしさを加味しているとのことだが、ここでは西村氏の人生が脚色なしで描かれる。前半のこれだけでも十分にこの本を手に取る理由になると思う。
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10416
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これはエッセイでもあるけど、いつもの私小説のようでもある。本当にサイテーな人間やなーと思うし、関わりたくもないんやけどその反面、男としてなにか妙に惹かれる部分があるんよなー。
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amanon
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ネタバレ残念ながら尻切れトンボ的に終わった自伝(?)や文庫の後書きなどを集めたかなり雑多な内容だが、それなりに楽しめた。その「一私小説家の独語」と題されたエッセイでとりわけ興味深かったのは、氏と生き別れになった姉との挿話。実は氏の読書好きは姉からの影響で、後年氏のDVの対象となるものの、幼い頃はわりに仲の良い姉弟だったというのはちと驚き。また、氏が推理小説を好んでいたのは知っていたが、私小説に対するそれと同じくらいのマニアックなのめり込み方であったのも初めて知った。ただ、改めて氏の読書傾向の偏りぶりが気になる…
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kabeo
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第三随筆集。色々な所で掲載された文章が収められているが、どれも読みやすい。西村賢太が選ぶ横溝正史原作映画十本は興味深く読んだ。作者同様、横溝正史ブームの頃小学生だったが、当時映画化された作品の金田一耕助役は石坂浩二以外にも数名いたことを再認識した。
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戸川 純子
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西村賢太はクズだなあ。と再確認させられるだけの本。。フィクションでなら母への暴力、財布から何万も抜くとかいうのも読めますけど、本人によるそういうたぐいの軽薄な告白は気分悪いです。
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mari
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こんな寄せ集めの雑多な内容でも一冊の本になるのだと感心した。内容はさておき、西村賢太の独特さが堪能できるのでファンには嬉しいかも。
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メガロパ
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本書を著者はゴッタ煮風としているけれど、読み心地はすっきりしている。
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358TV
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面白いこと請け合い。さらりと読み終えた。
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ヤマダ キヨシ
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☆☆☆
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なちゃーん
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過去のダメ人間ぷりを書かれてますが、今はしっかりお仕事をされてて凄いなと思います。努力もされたのでしょうが凄い才能をお持ちだと思います。西村さんの本は本初心者の私にも読みやすくて有り難いです。
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Noriaki Yamamoto
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既読のモノも含まれた断片的な随筆集であるが、 やはり西村賢太さんフリークにはたまらない内容。
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蜜柑
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やっぱりこの人、めんどくさい感じなんだけど憎めない。威張っているのに、たまにする自己卑下のしかたが可愛い。
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おかむら
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大食い日記の続きかと思ったら違ったわ。いろんな雑誌に乗ったエッセイの寄せ集め。本人の言うとおり「ゴッタ煮鍋風」。日記の方は日乗ってタイトルなのね。覚えとかなきゃ。なんなやたらケンタの本出るからややこしい。
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ちゃかぱん
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・貧乏人に何の正月三日ぞや ・悲観はほどほどに、楽観は慎重に。      (本文より)
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そうたそ
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★★★☆☆ 西村賢太氏の随筆集。随筆集というか雑文の寄せ集めといった方がいいかもしれない。所謂「ごった煮」感は満載である。藤澤清造好きであるのは、これを読むまでもなく十分分かっていることだが、藤澤清造の登場回数が多いのは、そんなわけで相変わらずだった。後は、相当横溝正史好きなんだな、と思った。横溝正史原作の映画も相当回数見返しているようで、今までの随筆集にもまして横溝正史好きが伺える一冊だった気がする。なんてことない内容なのだが、西村賢太独特の文章が好きだから、やっぱり読んでしまうんだよなあ……。
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桐島陽依
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芥川賞の『苦役列車』以来の西村作品。エッセイだが小説と印象が同じ。豊崎由美の『まるでダメ男じゃん!』に作品が載っていたのと図書館の新刊本コーナーに誰からも借りられずポツンとあったので借りてきた…が、あーもー「まるでダメ男じゃん!!」中卒で苦労したのは確かだろうけど、それ以上に母や姉他人様に迷惑かけすぎ。あたしがこういうヤンキー(?)界を全く知らないせいか受け付けず辟易。貧乏で鬱屈してんのは仕方ないけど弱いものへの暴力が許せない。アウトローとしての魅力を感じる人もいるだろうが、あたし的には完全にアウト。
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ゆうじゃ  ぼちぼち・・・
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一私小説書きシリーズ。今回はレトルトのカレーに焼酎半分・・・が無くってよかった。 私小説とはノンフィクションと同義語ではないと、少々のタネあかしをしてくれたのだが、北町貫太と西村賢太の差は無いと言ってよい。
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ふじ
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やっぱり、西村賢太はエッセイより私小説の方が面白い気がするなぁ。でも、「本のソムリエ」の項で薦めていた、川崎長太郎の小説(『鳳仙花』など)には興味を持った。
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