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特殊清掃 (ディスカヴァー携書)

感想・レビュー
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ひよこたん
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損害保険鑑定人という仕事柄、孤独死の現場の損害状況を確認する機会が時々ある。既に遺体が無い状態で入室するとはいえ、そこには人の形のシミが残っていたり、大量の虫が群がっていたり、ゴキブリの卵や死体が転がっていたりする。本書で書かれているように、自殺した人の部屋は概ねゴミ屋敷のようになっている。死臭は独特で、少し甘いような、油分を含んだ、質量を持ったような鼻腔にしばらく残るようなにおいがする。自分の仕事にかなり関わりのある特殊清掃の現場のことがよくわかり、大変勉強になった。著者はとても優しい人に感じられた。
0255文字
ワスレミズ@ベルばら同盟会長
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特殊清掃って何だろうか?何を掃除しているの?たまたま本書を手に取ることになった。ブログ記事をまとめたものらしい。取り敢えず読んでみた、というのが正直なところ。好奇心から図書館に予約したのだった。読みやすい文章、ブログ記事そのままのような。しかし所々で私の心に刺さる箇所があった。著者には失礼だが文章が素晴らしい、というのとは少し違う。でも私の心をえぐってきた。目を洗われるような、という形容ではなくて心を洗われるようなというのが相応しい。私には兎に角、強烈な印象だった。読んで良かった本、感謝したい本です。
ワスレミズ@ベルばら同盟会長

「人生はね、一度しかないからいいんですよ。二度も三度もあったら、必死に生きないでしょ?」

08/24 23:44
ワスレミズ@ベルばら同盟会長

たくさん引用してしまいました。本書の構成は、第一章「悼む」、第二章「憂える」、第三章「懐かしむ」、第四章「感謝する」、第五章「戦う」、第六章「生きる」となっています。第三章の「犬と柿と別れの宴」「親父と家族」、大六章「天居」このネーミングは素敵だと思います。●印の引用部分は私の前に下ろされてきた蜘蛛の糸のようにも思えるのです。「自分を振り返ってごらんなさい」と。

08/24 23:50
16件のコメントを全て見る
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コオロ
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人間は、死の覚悟はできても、死後に遺体が変貌する覚悟まではできない……。
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げんさん
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人は腐ると溶ける・・・
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圭介
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2024年33冊目。怖いもの見たさで購入したけど、中身は優しくオブラートに包んである感じだし、いい意味で裏切られた!『死』を間近て見ている筆者の『生』に対する感情がグサグサ胸に刺さった。生き詰まったら必ずこの本を読もう。自分の中ではかなりの良書でした!
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カベミミ
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特殊清掃って死体発見現場の清掃だけじゃなくて、納棺もやるのか。葬儀屋じゃないんだ。知らなかったな。養老孟司の解説がめちゃくちゃいい。
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Kazuko Ohta
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少なくとも私のまわりには映画『ヘドローバ』を観た人は私を除いていません。怪しげな新興宗教の信者に住まわせているアパートで自殺者が出るとそれを片付けるまさに特殊清掃人が描かれていました。誰にも薦めたくないほど不愉快極まりない作品で(すみません)、本作を読む前はあんな世界を想像していました。でもこの著者は亡くなった人に敬意を払っているのがわかります。凄絶な最期を迎えたであろう人の尊厳を守る。昨年観た香港映画『星くずの片隅で』の1シーンを思い出しました。人はいつ死ぬかわからない。「ありがとう」の気持ちを大切に。
0255文字
とんび
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ネタバレ特殊清掃、遺体処置、納棺など、死に関するお仕事をされている著者のブログの内容を抜粋した本らしい。読者がいやな気持ちにならないよう配慮されている文章で、そして優しいお人柄なんだろうなと伝わる読みやすい本。数多くのエピソードが紹介されていて、どの話を読んでも死について改めてゆっくり考えたくなる。
0255文字
m_book
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ブログをまとめたもののようで、想像していたより読みやすい本でした。軽いタッチの文章で書かれる壮絶な仕事内容…。解説は養老孟司さん。
0255文字
Wyoshi
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ロジックではない内容で、心に響いた珍しい本。 人間の死亡率は100%。 いつもは今日と同じ明日が来るのが当たり前と思っているのに、必ずそうではない日が訪れる。 自分の年齢もあるが、さらに死を強烈に意識できるようになった。 死を意識することは生を生きること。 自分もいずれ腐った物体になる。 人の死はその人の千差万別な人生を語る。 同じように見えても同じ人生は無い。 誰でも読んで損はないと思う。
0255文字
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★★★☆☆
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bittersweet symphony
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年齢的に以前テレビで放送されたドキュメンタリーの主人公と同じ人物のような気がしますが、確証がありません。私の中ではこのテーマは上野正彦さん(監察)と養老孟司さん(解剖)が双璧になりますが、養老さんが解説を依頼されて書いたようです。最寄り書店の新書コーナーに冊数は少ないながら平積みされていて手に取りましたが10年以上前の本なんですな。
0255文字
猫ぴょん
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もっとエグい内容かと思ったけどかなりオブラートに包んであって読みやすい。 ひとり世帯が多い今の時代、こうゆう事案はもっと多くなるんだろうなあ。 どんなに高額収入でも私には絶対に無理なお仕事。 ご苦労さまです。 今はまだ他人事のように読んでるけどすぐそこにある未来? 今のうちに真面目にいろいろ考えなければ!と思ったのでした。
えか

独り身の住居内孤独死は、こういった業者に迷惑かけるな、かといって外に出て死のうとすれば、いろいろ人様に迷惑かけるし、尊厳死も駄目、下手をすれば誰かを自殺幇助として巻き込みかねない。生かさず殺さずといった世の中はまさに、今、この世ですね😩

02/12 23:07
猫ぴょん

えかさん✨こんにちわ。 子供の頃はご近所付き合いが濃厚な時代でした〜。 今は希薄どころじゃないわー😅 うーん😓本当にキチンと考えなければならない案件です。

02/13 12:41
0255文字
emiko
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期待は大きく外れた。過酷な現場をリアルに描かれている事を想像していたが全く違った。しかし、違う意味でこの本に強く惹き付けられている自分がいた。「どんな死であっても完走は完走。気の毒であっても、敗者ではない。誰に劣るわけでもなく、卑屈になる必要もない」この言葉によって、私の胸のつかえが取れた。最後の章を読む頃には、哲学的な気持ちになっていることに、自分ながらビックリしている。難しい哲学書を読むより、日常的に考えることを教えてくれたこの本に感謝したい。
0255文字
Theodore
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特殊清掃関連本2冊目読了。ブログを書籍化したものということで、前に読んだ本よりは描写がマイルドな気がする。個人的に印象に残ったのは棺におでんを入れようと奮闘する遺族の話。正直自分にはない発想だったため、「世の中にはいろんな人がいるなぁ~」と思った。他、最後のエピソードである、90代の老人の終活話も泣ける。
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火冬
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【評価:満足/媒体:電子】自分には絶対にできない仕事だなぁ…。
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旦
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「生死」について、もはや変態的に考え続ける。人が人であるために必要なものについて。人が死んでかなしいという感情を抱くうち、綺麗ごとだけでは済まない現実がある。「人なんてどいつもこいつも切り開いて皮を剥げばただの肉の塊だ」というアンナチュラルのセリフを思い出していた。
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ゆずりは
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孤独死のなかなか語られない部分で、興味深く読んだ。作中に出てきた遺体もそれぞれ死後どれぐらいたってるか判断された後に著者によって清掃されているのかなぁと思うと感慨深い。
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雲
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Kindleアンリミテッド 普通の清掃ではない、特別な状態の清掃を生業とする著者による本。孤独死したあとの現場も多いようだ。部屋の惨状の描写は気分が悪くなるが、淡々とした文章なので助かった。死はいろいろな形でやってくるみたい。まさに死に様は生きざま。日々、死と向き合いながら仕事している筆者、尊敬。
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菜の花うさぎ
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🐰🐰
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ヌルマゴ
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6 文字だけでもキツそう。
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K3
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工夫次第ではもっと売れるのでは 題名をポップにするとか 害虫は蝿しかでてこない 大人の事情だろうか
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ときわ
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大変な汚仕事だと思う。綺麗事ではやってられないと思う。 しかし、文章の端々に覗く教訓めかした言い回しが 鼻につく。 すみません。私自身の心が綺麗でなくて。素直でなくて。 私の求めていたものは、ドキュメンタリーだけだったようだ。 それだけで、感じるものはたくさんあるのに。
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みぃ
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死体を片付ける仕事。そこからいろんな人たちの人生を感じ取る著者。「自分はどう生きるべきか。今の今の今、自分が本当に大切にすべきものは何か。自分は、目に見えるものばかりを追い求め、目に見えないものを蔑ろにしていないか。目に見えるものだけを信じて、目に見えないものを疑っていないか。いつまでたっても何をやっても変われないのは、目に見えるものが自分に足りないせいだと思っていないか。“生き方を変えたい”という心のニーズは、まだ消えていないのではないか。」 「受け入れることが「折り合いをつける」こと。」
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グレ
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底まで浚うと腐れ落ちた歯がゴロゴロの人間シチュー風呂や、腐敗汁が人型に滲みた汚布団を片付ける特殊清掃業者が書いたブログの書籍化。ブログ文ゆえ、蛆虫に覆われた死体の惨状などの事実の描写よりも、己やお客の感じたこと、心のうちについて多く書かれていた。腐乱死体と蛆虫についてもっと知りたい方は『特殊清掃会社』『事件現場清掃人が行く 』『遺品整理屋は見た』も是非。この本のことではないが、生きとる人にも蛆は湧くし、そげな人ば運んだ車は、圧縮空気で隅々まで吹き飛ばさんと、落ちた蛆虫があちこちに隠れていて手作業じゃ無理!
グレ

警察もドクターも大変でしょうが、残った現場を綺麗な状態に戻す清掃業の方々も本当に大変でしょうねえ(><)

05/23 13:53
yomineko@ヴィタリにゃん

ですよね💦スプラッタより嘔吐場面の方がキツイかもです。特殊清掃の場合色んなバリエーションがありありですよね💦

05/23 15:35
7件のコメントを全て見る
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Sakie
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一人身の人間が増えれば孤独死も増える。孤独死に心理的拒否感は無いけれど、まあ、その後は問題よね。死は現代社会では表向き異質なものだ。存命中の姿を知らず、三人称の死と割り切れれば、モノの始末と処理をこなすことはできるのではと想像していたが、人体が腐乱し融解する過程は、プロでも抑えきれない拒否感を生じさせるようだ。この本能レベルの反応は、同様に死体を扱う例えば納棺師のような職業では聞かない。自然に還ることもできない人体を汚物として扱うしかない点が、人間の脳が持つバグを突く。ここがこの職業の特殊さかと想像した。
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buchi
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誰かの死に立ち会ったとき、また自分が死ぬときどんなだろうと考えてしまう。汚腐呂、汚腐団の当て字がユルいんだかキツいんだか分からなくて笑うしかない…
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Gen  Kato
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現場から見た「死」の現実。死んだ後には死体が残る、という当たり前の事実がつらく重い。腐りやすい生ものなんだよね、動物も人間も。魂って何だろうと考えさせられてしまう。
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ゆ
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小一時間で読み終わったが、内容はかなり濃い。まず『特殊清掃』というテーマ。普段意識しないが、絶対に世界にいなければならない人々に焦点が当たっている。小説でも読んだことがないのに、実際のブログ記事というリアリティが、限りなく死を近づける。『死依存性』という言葉が衝撃だった。と共に、何かが腑に落ちた。私の「死にたい」という口癖は、真実から目を逸らすことを正当化しているだけだった。私のメメント・モリは明らかに間違っていた。その事に気づけたのは大きな収穫だ。
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TT
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死に様に焦点をあてた本。死を通して、生を考える!
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れに
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まだ特殊清掃や事故物件がメディアにでてきて有名になる前、むしろ名称やその職種の存在すら知られていない頃に偶然この本の著者である特掃隊長のブログを発見しブックマークまでして読んでいた。こんな言い方をして失礼極まりないが今となって思うのはブログに出てくる故人の状況を読んで自分はまだ大丈夫、ここまで落ちてない、まだ頑張れると自らの生きる糧としていたのだ。踏み台にしていたとも言える。もちろん下衆な興味本位と好奇心もあったし綺麗な志で生きようとなった訳でもない。でも少なくとももう死のうの気持ちに待ったはかけられた。
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まり
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6
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たけかつ
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★★★☆☆
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小波
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とても考えさせられた。腐って生きるか?新鮮に生きるか?自分次第。心にも防腐剤。その通りですね、悔いのないように、毎日を生きねばと思える一冊。
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nooon
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死を意識して生きることの大切さ。いつ終わるかわからない人生の1日1日を感謝と喜びを持って生きていく。ー日々人間の「死」と近い仕事をしているからこその考え方が勉強になりました。
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lostman
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ネタバレ人は必ず死ぬ。家族や人との繋がりがなくなり、孤独死し、発見が遅れることは多い。死体の腐敗は早い。自分が同じ立場になった時、死後、余計に人の手を煩わせるのは気がひける。死ぬ時にどんな状態であるか、考える余裕があるかないかわからないが、なるべく早く見つけてもらえたらいいなと思う。人が極力孤立しない社会になったら良いのだけど現実的には難しいか。養老孟司さんの解説から思ったこと。自分の中にあったウンチは外に出ると汚物となる。不謹慎なことを言うが、自分が死んだら、そこに残った死体はウンチのようなものなのだろうか。
0255文字
あすみ
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ネタバレブログから抜粋して本にしたものだからか、とても読みやすい。人間は死ぬと溶ける。炬燵に入ってる遺体は下半身はミイラ化し、上半身は倍に膨らむ。ホットカーペットには焼き汁が染みだし、電気毛布に包まれた遺体は発酵する。どんな臭気になるのか。どの現場も壮絶だけれど、浴槽内の清掃があまりにも生々しい...もし自分がこの話のように歯を渡される遺族だったら、卒倒してしまうな...
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まめ
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本屋でたまたま見つけた本。"特掃隊長"さんなるお方のブログをまとめたもの。サクッと読みやすい反面、内容はなかなかにヘビー。生きるとは。死ぬとは。それぞれの故人の最期を読みながら考えていた。でも……答えは出ない。その答えは日々生活をし、人生を送っていく中でじょじょに分かっていくものなのかもしれない。20数年生きてきたチビスケに分かるはずもない。笑 それだけ深いテーマ。
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あ~ちゃん
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去年の9月から今日までの4ヶ月で近しい人が2人亡くなった。この本を読み始めてすぐに祖父が死んだ。こんなことは40年近い人生で初めてで、今まで漠然と胸にあった死生観が揺らいでしまった。いや、考えないようにしてた"死"に否応なしに直面させられ、ぶっちゃけちょっと病んでいるのだと思う。 著者の特殊な職業の実態に戦々恐々とし、時にユーモアを交えた"死"への解釈が、フッと息をつかせてくれる。死について考えることを、そういう捉え方があるかとポジティブに受け入れることが出来た。個人的に、今読んで良かった1冊になった。
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