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送り人の娘 (角川文庫)

感想・レビュー
63

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よぞら
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ネタバレ滅ぼされた一族の生き残りの娘が死者を黄泉へと送る送り人の後継人となる話。なんだけど、この娘、送り人としてはとっても未熟だった。ただそれこそがこの物語の大切な要素だったからなるほどなあと思った。どんなストーリーなのかとわくわくして読んでいたけどまさか一族と一柱を救うとは。最後のやりとりはなんだか微笑ましくて思わず笑みがこぼれた。ここから始まる再生の物語を想像しつつ、どっしりとしたパウンドケーキを食べたあとのような読後感を味わっている。
0255文字
英
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☆☆☆☆
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ゆみ
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日本神話がベースなのかな。黄泉や黄泉比良坂が出てきたり、妖魔を名前を知ることで使役したり、何がモトネタなんだろうなぁなんてかんがえながら読んでいたら、伊予が最後は神々と渡り合ったりしてなかなかスケールの大きな話でした。闇真が李斎やバルサを彷彿とさせるくらいカッコいい。猛日王は最初は驍宗っぽいと思ったけど最後はヘタレなので途中でイメージ変更。
0255文字
sawa
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Kindle Unlimited。日本神話がベースのお話は西洋風なファンタジーの世界とは違った厳かさがあってワクワクしたが、主人公は今ひとつ好きになれなかった。
0255文字
鳩羽
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死んだ人の魂を黄泉に連れて行くお役目の「送り人」である伊予は、戦乱のなか孤児としてばば様に拾われ、後継ぎとして育てられた。あるとき、追い立てられていた狼を蘇らせてしまい、その禁忌の技のために猛日王に見つかり目をつけられてしまう。逃げようとする伊予を、妖狼は助けるが…。古代日本をモデルにしたファンタジー。一族同士の争いや血縁関係の絆が、読んでいくうちに人間だけでなく神々にまで投射され、壮大で普遍的なものを感じさせる話になっていた。実はたくさんの「母」が出てくる話でもあり、いろんな母の力があるなと思わされる。
0255文字
みやち🐹
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表紙買い。昨年島根の黄泉平坂に行ったばかりだったので、黄泉入りの描写が想像しやすかったです。なんだか思ったよりも女神様が優しくてその優しさゆえの終わり方だったなと感じました。てっきり2人との別れが待っているのかと…。狭霧には頑張って欲しいなあ(笑)闇真が人型をとった姿など挿絵で見たい場面が多くありました。見たかったな~。
0255文字
ひぬ
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ネタバレ【読み放題】死んだ人の魂を黄泉へと導く送り人の少女・伊予。師匠と平穏に暮らす彼女ですが、死んだ狼を甦らせてしまったことにより、その力を渇望する猛日王に狙われてしまいます。案外生臭かったです。表紙の黒狼の人としての姿には驚かされましたが、むしろ意外性があって良かったです。猛日王がした事はもちろん許されるべきではないものですが、彼もまた人生を狂わされた悲しい人ではあると感じました。権力を持ってしまえる立場だったからこそもっと歪んでしまったのかな…
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りー
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ネタバレカグツチはイザナミの産道を焼き尽くして産まれ、国産みの女神は死に、その死に怒り狂った父神イザナギは産まれてすぐカグツチを屠り、その血から更に火の神々が産まれた…という、凄まじい神話をもとに作られたお話。神話本体がこんな感じなので、逆にお話はとても安心して読めました。とても簡単に言うとカグツチとイザナミの和解のお話なので。こんな感じになったら良いよね~と思いながら。擦れた大人が読むには綺麗に纏まりすぎていて、若干もののけ姫…と、余計なことを考えてしまいました💦
0255文字
まぬけのまりこ
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児童書の人気作家だったような。とりあえず読みやすい。展開早くてさくさく進むし、説明は丁寧だし。ハード展開もくどくはないし。ただ、猛日王そんな短絡的思考だから、もう~。名護もそんな簡単に傾倒するからほら~。と、何故か敵サイドに肩入れして読んでしまった。二人にはもう一踏ん張り欲しい。同属意識が強くないので、狭霧との交流をもう少し盛り込んでくれたら、主人公側に共感できたかもしれない。(あるいは歳か?)
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まき
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ネタバレ魂送りの伊予の成長物語。乱暴でひどい大人が色々出てきますが、みんなやっつけて良かったです。古事記を下敷きにしているのか、神様もやたら人間くさい。ラストはハッピーエンドですね。
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Salute
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ネタバレ表紙の狼が男性かと思っていたので、闇真が女性として描写されているときが一番驚いてしまった。よく見ればイラストでも女性だということが分かるのだが。そして、あっさり伊予を連れ去られたり、狭霧が殺されるきっかけを作ってしまったりと実は意外と抜けているのではないかと思ってしまった。神をも含めて、火具地の一族の呪いを祓うまでを、短い文面でまとめるのは見事だった。『あんたはすぐに剣を使う。気に入らないことがあると、力ずくで自分の思い通りにしようとする。命の尊さを知らないから、そんなに簡単に人を殺せるのよ。』
0255文字
はつばあば
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本と言うのも読み頃と言うものがある。「オカシイな読んだ覚えがあるのだけれど・・」と。表紙の絵に惑わされ再読。死を迎えるに当たって何の不足も無い年齢になってきた。私もこの世から黄泉の国へ送りだしてくれるのは娘であって欲しいものです。年齢順が一番幸せな収め方でしょう。内容としては日本神話をモチーフにイザナミの息子火之輝彦に対する(?西郷輝彦ではないです)確執も溶け・・黄泉の国の女 神様も幸せになりましたとさ♪と。2016年の頃のレビューとは違ってもう少し枯れたレビューを書きたかったのですが能力の低下が著しい
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あおでん@やさどく管理人
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人は誰しも過ちを犯すことがある。八百万の神々が生きる世界であれば、神もまた同じ。本文にもあるように、憎しみや怒りを持つことは初めは心地良い。だが次第にその重みに耐えるのが辛くなり、かと言って捨てられない枷のようになっていく。その枷から解き放たれるには、過ちを許すことが必要なのだ。許すことも、時には痛みを伴う。それでも、いつかは向き合わないといけない。
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ひなた*ぼっこ
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送り人すなわち魂送りのできる女。死に近い忌み嫌われた存在。黄泉比良坂とか黄泉の大女神様といった言葉が示すように神話イザナミのお話。表紙の褐色美形は男だと思ってたら女だった。元妖狼の王って設定かなり魅力的なのにあまり掘り下げられずに終わって残念。
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ゴトウユカコ
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イザナギ・イザナミ神話をベースにした児童文学といえば荻原規子さん。ほぼバイブル的。というのが私の中で根強くて、作家さん買いだったけれど、どうしてもそことの比較が出てしまい、深く物語に没頭できなかった。そして私としては、やはり闇真の背景を知りたいし、狭霧との絡みも、もっと読みたかった。なんにしても、要素が多いのか、背景や過去がどかんと説明されすぎてて、序盤からじわじわと人となりが現れてくるような、感じられるような運びで、各人物に浸りたかった気がする。
0255文字
Nyah
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額に目の刺青を持つ少女、伊予は猛日王に滅ぼされた火具地の姫。そうとは知らず死者の魂を黄泉に送る「送り人」となる。ある日伊予は死んだ狼を蘇らせてしまう。 「蘇り」は禁忌。それができることを猛日王に知られ、伊予は彼にその身を狙われることに。人型をとれる妖狼(助けた狼)の闇真と、火具地の生き残りの狭霧とを仲間に、伊予の成長を描く。神と魂の送り人。古代神話の世界。最近似たようなテーマの本ばかり読んでる気がする、
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mayuri(Toli)
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廣嶋さんは大人を書くのがうまくて、魅力的だと思う。主人公の伊予よりも、真由良や闇真や猛日王の方が魅力的で印象に残る。伊予は幼い。しかしその一途な純真さが救うものもあるのだ。作者様ならではの話の運び方に何度もドキドキして一気に読んだ。とても好きな和風ファンタジーだった。やっぱり廣嶋さんのファンタジーは好きだな。
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さーさん
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ネタバレ死者の魂を黄泉に送る〝送り人〟の少女・伊予はある日、狼を蘇らせたことで、永遠を望む猛日王に狙われる。やがて猛火王に滅ぼされた伊予の一族・火具地の生き残りの少年と出会い、火具地の秘密も明らかとなり……。日本神話に紐付けた設定なので目新しい展開ではありませんが、闇真や伊予の必死に大切なものを守る姿にきゅんとなります。伊予はまだ幼く、怒りも恐れも優しさも素直に表現していてかわいいです。母のように伊予を守りたしなめる闇真も素敵!何より表紙が!とっても麗しくて……何度も表紙を見直しながら読み終えました。
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ぴーた
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書評が気に入って取り寄せた図書館本。例によって一気読み。 出雲?の地名が出てきて嬉しい。主人公の強さと危うさに守り人?が出来てよかったね!と素直に思う。しっかし、権力やら力を傘に着た人ってなんでこんなにも横暴なんでしょう?特に、偉い人の甥っ子イバリンボは最低。 日本の神様って、ホントに人間ぽい。許せなかったり、憎んだり、恨んだり。そんな描き方されてるのが好きだったりします。
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ひじり☆
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廣嶋さんの本は面白い。古事記ベースのこの世界観がまた良かった。しかし、神様って自分の子の火で火傷したからって…その子が故意でやったわけじゃないだろう…って思っちゃった。
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大福
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ネタバレ物語りの展開もよくスラスラ読めました。明るい話ではなく暗く深いファンタジーでした。テンポよいのですが、早く進みすぎたのか読後に物足りなさがあります。前半は良かったのですが、後半が前半に比べて軽かったというのか…もう少し深く掘り下げていってほしかったかなと…禁忌といわれた蘇りをいとも簡単に再度やってのけてしまったり、猛日王が簡単に狂ってしまったり…。 でも全体的には面白く読めたお話しです。
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藤森かつき(Katsuki  Fujimori)
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ネタバレぐいぐい進む物語で一気に読めた。送り人という魂を黄泉に届ける役割を担うことになった、数奇な生まれの伊予は、生まれた時から沢山のものを背負っていたようだ。伊予と闇真の繋がりは好ましかった。猛日王の所で、綺麗に身支度整えられた伊予を見た時、闇真と狭霧が少しも驚かなかった様子なのが、ちょっと不思議。それどころじゃなかったのか、外見で人を見ていないから当然なのか? それと、物語が終わった時点で、送り人は受け継がれなくなって、途絶えてしまったということなのかな?
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うーさん
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★★★★
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みぃ
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表紙買い。場面場面は感動共感したけど、何故か読後が物足りない。猛日王と伊予の最後の対決に大女神との対面、ばば様との別れと両親の御魂との邂逅。どれもドラマチックで感動。でも読み終えた達成感が有るような無いような…。神話ベースの好きなジャンルなので残念。芯が強いと思っていた伊予が思いの外弱かった。でもまだ13だし仕方ない?人外だからこその掟で筋の通った闇真が一番好ましいが、人の子に振り回される感が否めない。それでも一度決めた守り人、遂行するのが素敵。伊予の成長譚として読めばもっとしっくりきたのか!と今思う。
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★Masako★
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★★★+廣嶋さん2作目。夢中になって読んだ!人と神が共存していた古代、未練を残して死んだ者の魂をなだめ鎮め、黄泉の国へと送る「送り人」がいた。13歳の少女・伊予も送り人として育てられていたのだが、ある時死んでいた妖魔の黒狼を蘇らせてしまう。不死を願う猛日王にその事を知られた伊予は追われる身となって…日本神話をベースにした好みの世界観、幼いが故の伊予の心の葛藤もよく描かれている。話の展開も早くページを捲る手が止まらない。ただそれが駆け足になった感があり、もう少しじっくりと掘り下げて書いてもよかったかな。
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コギコギ555
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ネタバレ怒涛の展開が続くなか、物語としてはハッピーエンドだったのでほっとする。今も昔も程度の差こそあれ、死は忌むべきもので不老不死というのは欲しいと願ってしまったら最後憑りつかれちゃうのは変わらない。そう考えると幼少期に身体の弱かった猛日王がそれを求めたのは必然なんだけど、生き様がよろしくない(怒)。伊予ちゃん、闇真氏は本当に頑張ったのであっぱれです。
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もりのこや
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思っていたのとは違う展開になり、最後は残念だった。
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三日月@児童書病発動中
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2/5確かに猛日王は罰せられるようなことをしたのかもしれないけれど、伊予に罰する資格があるとはとても思えなかった。長年正しく「送り人」をつとめた真由良ならともかく、伊予は一人で死と対面したときはすべてよみがえらしているし、たんに猛日王たちは気に入らないから見殺しにしたようにしか見えなかった。それに、猛日王につくことになった人たちも送らないことで見捨てているわけだし。もっとちゃんと伊予が送り人であったらひかる話だったと思う。
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本棚管理
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図書館。日本神話を取り込んだ和風ファンタジー。過酷な運命にある少女が迷いながらも懸命に立ち向かいう姿がいじらしい。著者が子供向けの作品を多く書いているだけあって、年齢低めの読者が対象って感じかな。主人公がちょっと幼いので、色々な葛藤がある。狭霧や闇真の活躍などもう少しあったら良かったかな。猛日王はある意味可哀想な人間だな。なぜ母親は打ち明けたんだろう。設定はとても良かった。軽く読めて面白かった。
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tomogoro
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古事記をベースにしたファンタジ−。軽い感じで読み終えました。 送り人の設定は面白かったけれど、主人公の伊予が幼いのが残念でした。
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琥珀
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あさぎさんのイラストと言う事で購入。んーでも伊予、好きじゃない。
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める@天邪鬼
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表紙絵があさぎ桜さんだったので、ついついジャケ買い(笑) 伊弉冉命(いざなみのみこと)とその息子の迦具土神(かぐつちのかみ)の日本神話が発端のファンタジー。 物語的な流れではなく、今読んでる古事記と同じように、ひたすらその出来事を一生懸命説明してくれているような印象なので、話にのめり込むことは無かったけど、面白かったです。 そうよね…神様だって間違えることはある(笑)
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翠嵐
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日本神話をベースにした古代日本ファタジー。そういう分類の小説って少ないから貴重です。死んだ人の魂を黄泉に送る送り火との少女の運命との戦いですね。狭霧はもっと目立てても良かったかも。闇真を最初の頃男だと思って読んでいました・・・。表紙をよく見たら女妖でしたね。
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かほり@灯れ松明の火
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黄泉の国から駆けつけるって、心の中に生きているってことなのかな…。闇真が女性だったことにはビックリした!妖魔が名前を取られて下僕となる場面はどこかで読んだようなデジャブ感はあったけど、私は好きな作品でした。もう1回、日本神話を読み直してみたいな、と思った。伊予も狭霧も闇真も、神様も、黄泉に旅立った人も、この先に幸せがたくさんありますように。古本屋さんで出会った1冊。ISBN:978-4-04-102064-7 初版
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千代
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うーん…中途半端でもやっとしたまま読了。どうにも最後まで伊予が好きになれなかった。13歳の子どもだから仕方ないのかもしれないけど、それにしてもなぁ…。設定?は好きなだけに何だか物足りなくかんじて残念。でも、闇真はすてきだった。真由良ばば様もいい。
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だけど松本
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面白いけど、ちょっとご都合主義。そしてなんか甘酸っぱい少女漫画路線で最後締める、ってのはこの人の定番なのかな。もういいかな。
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みん
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やっと読めたー!!あさぎ桜さんの表紙と、あらすじに惹かれて購入でした。萩原則子さんや、結城光流さんの作品を彷彿させる空気感^ ^ちょっともののけ姫も入ってたかな。猛日王はこれから死に怯えて暮らすんだろうなぁ。狭霧と伊予、産まれた子供も一緒に闇真は穏やかな日々を過ごしてほしいな^ ^
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かずら
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魂を黄泉へと送る送り人。伊予はその禁忌を破って死者をよみがえらせ、追われる身となる。まず表紙の褐色肌の人が女性(というか雌?)だったことにびっくりしました。送り人という設定や、生まれ変わりの一族という設定が面白いです。描写力もよくて情景が想像しやすかったです。しかしいかんせんキャラの行動に説得力がないというか……。たとえばカリスマ性のある悪役キャラがいるんですが、設定上「カリスマがある」だけで周囲の人が彼に魅力を感じている理由がいまいちわかりません。そういうところを掘り下げてくれればもっと面白かったのに。
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とくちゃん
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何というファンタジー。 ご都合主義過ぎてびびった。 最後に、「あたし一人で一族をつくりだせるわけないもの。だから狭霧にも手伝ってほしいの」ってセリフとオチはおやおやって思った。 この人こう言うオチが好きな方なのね、と。
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かず1号
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人と神が共存する世界で死者の魂を黄泉の国に送り届ける特殊能力をもつ「送り人」の娘が禁忌としらずに狼を蘇させた事により起きる思いもよらぬ出来事を描いた小説 「ふしぎ駄菓子屋」よりは高学年・・・、中高生向けというファンタジーですね。緻密に考えられた設定で最後までハラハラしながら読ませる力はさすがですけど、なんとなくすっきりしすぎて物足りない感じが残る。
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