形式:その他
父親ハインリヒの設計建設した美しい聖アントニウス修道院を、戦中ローベルトが破壊せざるを得ず、それを戦後の修復プロジェクトに参加していた息子ヨーゼフが父が破壊した証拠を見つけるというエピソードは、戦後世代が、ナチスドイツを容認した世代を批判する言説のような、そんな単純なことではないそれぞれの複雑な状況を見事に小説として描いている。
ということでドイツの三代の家族のナチズムにまつわる入り組んだ関係、しかもこの家族だけにかかわるのではなく、緻密な(感情)世界が拡がる。緻密な、というよりもどろどろした何か、といったほうが正しいかもしれないが。
sabosashiさん、こんにちは。色々調べましたが不勉強で失礼しました。ハインリヒ・ベルはノーベル賞受賞作家なのですね。反ナチということですね。sabosashiさんの文面から察しますと、このご呈示の著作が白水社なのですね。Amazonの情報では、画像を拡大して本の帯にやっと「白水社」が観て撮れましたが一般的なブック情報の出版社やページ数や出版年月日やISBNもなどの紙の本の情報も見つからず基本的なところで話題に付いていけず失礼しました。ここまで情報が少ないことは珍しいいですが。お陰様で勉強になりました
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父親ハインリヒの設計建設した美しい聖アントニウス修道院を、戦中ローベルトが破壊せざるを得ず、それを戦後の修復プロジェクトに参加していた息子ヨーゼフが父が破壊した証拠を見つけるというエピソードは、戦後世代が、ナチスドイツを容認した世代を批判する言説のような、そんな単純なことではないそれぞれの複雑な状況を見事に小説として描いている。