読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
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エトランジェ
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ネタバレシーラッハ、八冊目。なるほど。訳者によるあとがきを読んで、たしかにスピンオフ的な要素がある点は良かったように思う。ただ、タダジュン氏のイラストについては、挿絵なしで装丁部分だけの方が個人的には好みかな。(短い本なので”何か付加的な要素があった方が面白いかも”ということだったのかもしれない)
0255文字
meditation
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ネタバレ日常の生きづらさをじっと溜め込んだ主人公がついに暴発する3つの物話。「ザイボルト」と「カールの降誕祭」はいわく言いがたい珠玉の短編だ。端正な訳文。どす黒い読後感からなかなか抜け出せなくて、しばらくボーッとしたまま過ごした。「パン屋の主人」は『コリーニ事件』の派生作品でもある。タダジュンの挿絵のせいで余計に怖い本になった気がします。
0255文字
べ
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ネタバレ即物的だが心理描写 男性の内面 特に衣装、その人に付随するモノが、体型もそこに含まれていそうだが、その人を語る der Bäcker語彙学びたいな、きれいな甘いものと不穏なものの取り合わせは魅力的で仕方ない。10頁「すべてが変わったその日」の段落圧巻。少し先少し先を読み進めることで少し前の場所とか意味とか推察できる、幅を要求されてる感じ。SeyboldとCarl Tohnbergs Weihnachtenの男性像比較はおもしろそう。対極ではないが、マジョリティとの距離の取り方の点で
べ

芸術を切って捨てる母親、“bring das Glump in dein Zimmer, sei so lieb.“を「所詮はクズなんだから、お部屋に持ってかえりなさい、お願いね」(58頁)と訳すのすごすぎる「所詮は」「クズ」「なんだから」すべてすごい

05/12 19:40
0255文字
Mμ
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ネタバレ読書会のために再読。淡々と登場人物の日常が描かれ些細なことで人生が転落していく様を描いた3話収録の短編集。 何でもないことがきっかけで落ちていく様は一番怖い。
0255文字
Macky O
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ネタバレ訳者が大学の先生で、「クリスマスにお勧めだよー」とのことで、短かったこともあり読んでみた。あらかじめ教えられたが嫌な気分にさせられる作品である。品行方正な「ザイボルト」の勇気ある行動が、実は犯罪でその後身を持ち崩す展開が皮肉が効いていて好きである。表題作は、絵の中に「所詮はクズ」が小さく書いてあった所でやられた。調子に乗っているときに読むと落ち込む良い精神安定剤だ。しかしハードカバーでめちゃくちゃ薄くてなかなかえげつない売り出し方したなぁ。挿絵がなかなかクセがあって好みだ。
0255文字
黒井
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ネタバレ21-38】冷静な筆致で綴られる三者三様の崩壊と解放。「ドイツではクリスマスに殺人事件が頻発する」…理由として挙げられる仮定に日本との文化の違いを思うものの、一方で抱く戦慄はもっと普遍的なもの。尊重する事を疎かにした結果報復されるって誰も幸せにならなくて辛い。近しくても他人なんだよなあ…。/解説で『ザイボルト』がカフカ的と言われていて納得。砂のお城に少しずつ波が打ち寄せたその先。踏み止まれなかった事を弱さだと切り捨てるのは酷だ。『パン屋の主人』は読み取れなかった自分が悔しいんだけど、、彼だけですか…?
0255文字
Ra
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ネタバレこれは何とも不穏な一冊で、大好物。図書館でたまたま手に取ったが、恥ずかしながら全く知らなかった作家。少し難しく感じるところもあるが、頭を殴られるような衝撃。他にもたくさん出版されている人気の作家さんのようなので、是非もっと読んでみたい。
0255文字
ASAKURA
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ネタバレ絵本のような装丁なので、いつものシーラッハ的展開ではないのかな?と思いきや、やっぱりダークネス。
0255文字
Meg Mog
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ネタバレ表紙がお洒落。帯に「ドイツでは会いたくない親戚に会うからクリスマスに殺人が多い」とありホントかなぁ、と思いながら読んでゾーッとした。短く簡潔な文章でここまで恐怖を煽るシーラッハすごい。どの話も怖くて悲哀に満ちている。
0255文字
稽子
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ネタバレ★★★ 「シーラッハはあるインタビューで、ドイツではクリスマスに殺人事件が頻発するといっている。理由は会いたくない家族に会うせいだ」と。著者は文章を彫刻している。余計なものを削ぎ落とし、削ぎ落とし、ひたすら簡素に。短くも内容は素晴らしいので非常に読みやすい。挿絵も良い。
0255文字
エンゼルパンダ
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ネタバレこんなにも挿画と内容が互いを引き立てている本は初めて。タダジュンのダークで硬質な世界とシーラッハの一切無駄のない文章と。パン屋の主人の話はどこか哀れに思う。そして表題作のカール、いまだに無理解な母に隠れるように絵を描いてる自分には身につまされた。
0255文字
飛鳥なつめ
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ネタバレ思ったよりページ数が少なくて驚いた。すぐ読めちゃった。しかし収録されている短編3作品は、どれもこれも面白い!『パン屋の主人』このページ数で2人も殺しちゃうの!ご主人!『ザイボルト』真面目すぎるが故の悲劇。気持ちはよく分かる。『カールの降誕祭』親は往々にして子の可能性を潰す、小説ではよくあること。しかしそれだけでは終わらないのがこの著者の面白いところ。もうカールを応援しちゃうレベル。『罪悪』は読みたいリストに入れているけど、訳者あとがきを読むと『禁忌』と『コリー二事件』も読みたくなるな…。
0255文字
spica
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ネタバレシーラッハの短編集。パン屋、裁判官、元貴族の保険会社の社員。淡々とした筆致で人間が陥る罪をさらりと描き、読後に重苦しい余韻を残すのは相変わらず。どうしてそうなったんだ、と疑問に思いつつも、身近に起きるかもしれない、とゾワゾワ恐怖が這い寄ってきて、その辺のホラーより怖い。そしてまた相変わらず、酒寄先生のあとがきがとても面白かった。
0255文字
Märklin(メルクリン)
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ネタバレ図書館本。①パン屋の主人。②ザイボルト。③カールの降誕祭。3つからなる短編集。クリスマスが舞台なのにどの物語にも華やかさは皆無。なぜならドイツではクリスマスに殺人事件が多発するらしいので…。①はパン切りナイフにこびり付いた血を拭き取るのがなんとも不気味。②は解説によるとカフカ作品の雰囲気のようで…。③の表題作、これもなんだけどごく普通に見える人が殺人事件を起こすとはね…。タダジュン氏のイラストが不気味で混沌とした雰囲気を助長する。淡々とした文章が人間の闇を抉り出しているかのようだ。
0255文字
えー
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ネタバレ普通に真面目に生きていたはずが狂気へと足を踏み外してしまうその一瞬。一切の無駄を省いたシーラッハの文章がぐさぐさささる。誰しもが落ちてしまうかもしれない穴。「所詮クズ」の言葉は抜けない棘になるよね。逃げたくても逃げられなかったのかなあ。
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grayorange
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ネタバレ三編の短編集。「パン屋の主人」が一番好き。黒い森のチェリーケーキが食べたくなる。「カールの降誕祭」は、母親の言葉が心に抜けない棘のようにずっと刺さってたんだろうと思うと切ない。
0255文字
yszk
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ネタバレ短編3本収録。審美眼に乏しい私にとっては、挿絵は少々くどく感じた。他の作品と同様、表紙+@程度で十分かなと(今回はページを増すためもあるかも) パン屋の主人:やっぱりサクラも……なのかな。彼が東京で作る予定のケーキが、翻訳者の好物なのが楽しい♪「コリーニ事件」読んだはずだけどこのパン屋さん記憶にない。 ザイボルド:定年後のおじさんあるある?日本にも居そう……弾け方も類型的なのが悲しい。 カールの降誕祭:初掲載がシュピーゲル誌クリスマス号(「永遠の愛」特集)なのがすごい。5文字、原文だとどうなのだろう。
0255文字
sakotu
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ネタバレ『司祭が、マンフレート・ザイボルトは満ち足りた人生を過ごしましたというと、妹は泣きだした。』
0255文字
Machiko
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ネタバレ「コリーニ事件」のパン屋さんのスピンオフが収録されています!
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モルテン
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ネタバレ犯罪と司法に関する短編3編。ぶつ切りの余計なものをそぎ落とした文体が逆に、犯罪の、犯罪をする人の、犯罪にかかわる人の心情を想像させる。「パン屋の主人」…たった一度の錯誤により人生が全て変わってしまったパン屋の主人。しかし、私はこれを読んで被害者が何も描かれていないことが気になった。本当に人生が変わり取り返しがつかなくなってしまったのは被害者だ。いかにも弁護士が書いた物語という印象(『罪悪』と同様)。「ザイボルト」…退職後にタガが外れた裁判官。任官中、一度も現実の混沌と向き合ってこなかったのかと驚いた。→
モルテン

→刑事裁判は混沌の塊のようなもの。それを形式で覆ってしまっていたのか。それでまわっていく裁判が恐ろしい。表題作…巷で起こる犯罪に、どんな微細なバックグラウンドがあっても、それは法律にあてはめられ、一律に裁かれてしまう。原因を完全に説明できる言葉はない。だって、原因は日常だから。

02/27 13:16
空猫

モルテンさん。ナイスありがとうございました。

03/08 19:26
0255文字
Mμ
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ネタバレ普通の人生を送る登場人物が淡々と道を見失い淡々と壊れていく。あまりにも静かに事は起こりあまりにも静かに収束(もしくは終息)していく。致命的に誰かが悪いわけでもなく主人公が致命的に何かが欠落しているわけでもない。世の理と言ってしまえばそれまでだが、罪のない理不尽さ不気味さがそこにはある。
空猫

ナイスありがとうございました。

03/09 16:04
Mμ

そらねこさん)こちらこそコメント、ナイスありがとうございます!

03/09 16:06
3件のコメントを全て見る
0255文字
ga
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ネタバレインパクト大な装画、シックな色味と触り心地の装丁につられ手に取ったのだけど期待以上だった。薄いからすぐ読み終えるけど中身はあくまでダークで濃密。贅沢大人絵本のよう。国で言い切るのはナンセンスとは思いつつも3編ともドイツ人が書いたドイツ人の物語らしく人物描写が四角四面、堅実、質素、合理的・・なところから突然足元の板を外されて暗闇に真っ逆さま!みたいなフワッとした嫌な感じにもっていかれるの。パン屋の薄気味悪さ、ザイボルトの純粋培養っぷりに予想通りなカールの末路。どれもティム・バートン作品みたいで面白かった。
0255文字
めいばお
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ネタバレ犯罪を読んでの第2弾。罪悪を読まなきゃ。。パン屋の主人、ザイボルトという裁判官の一生、カールの降誕祭(クリスマス)の3話。パン屋の主人が思いを寄せる日本人によりをかけて作るケーキを届けた際部屋から出てきた男性殺害。生真面目な裁判官が退官後にタイで奇妙死。絵描き好きで名士の出カールが幼少時母親に絵をクズだと言われ、40代実家に集まるクリスマスパーティで母親殺害、精神病院で描く絵に技巧を入れる。全ての死が淡々と描かれるのがシーラッハっぽく、挿絵が印象的で毎回読者に感情を与えさせない印象を受けた本。
0255文字
marumo
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ネタバレ黒というより色彩のない世界。ほとんど内面を語らない端正な文章。3人の男が「事件」を起こすまでが淡々と無情に描かれています。どれも「え、そんなことで?」というきっかけで事件は起きます。彼らはずっと以前から壊れ始めていて、内側に狂気を孕んでいったのでしょうか。蝉の抜け殻、影のような人間たちの暴発。「ザイボルト」面白みのない規則正しい生活の描写がすでにジワジワと怖い。彼が消息を断ってからの暮らし、正気の失い方があまりに惨めで忘れられないわ。タダジュンの不安を煽る挿画がふんだんに使われた贅沢な「黒い」絵本。
0255文字
Soul Cages
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ネタバレ私を含む多くの人にとって、シーラッハは今年の大きな出会いの一つであったろう。その新しい短編集。期せずしてクリスマスシーズンに読む事になったのはタイムリーだった。モノクロの挿絵が独特の雰囲気を醸し出す。平安と狂気(そして犯罪から地獄へ)は紙一重であり、「人は薄氷の上で踊っている」というメッセージには背筋が凍る。刑事弁護士として、転落する人達を間近に見てきたシーラッハならではの人生観なのだろう。訳者解説に導かれ、ハンス・ホルバインの「大使たち」を改めて見た。そう思ってみると何ともいえない雰囲気が漂う絵である。
0255文字
島村 彩来
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ネタバレ「ドイツでは、クリスマスに最も殺人が多い。」シーラッハの短編集。*「パン屋の主人」が「コリーニ事件」のスピンオフ作品だったとは!読み返したい。シーラッハ作品は淡々とした語り口で、とても読みやすい。サクサク読んでいると最後の最後にゾッとさせられる。今回は挿絵の効果もあって、さらに怖く感じた。個人的にいちばん怖かったのは「ザイボルト」の最後に持っていた持ち物。正気が狂気に、秩序が混沌に、「薄氷が割れて落ちて死んでしまう」きっかけは、いつも些細なもの。表紙が金で中身が黒なのも、そういったことを表しているよう。
0255文字
鈴代(小説用)
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ネタバレ★★★☆☆先輩に借りて読了。 比較的エグい(?)話が好きな人なので 貸してくれる本がみんな後味が悪いという… クリスマスなのに暗い気持ちに…! 大人のための黒い絵本。淡々とした文章で どれも人の心の奥深くにひっそりと沈む孤独、 そしてゆるやかに向かう狂気を描いています。 小さな悲鳴が絶えず聞こえてきそうな 挿絵と相まって独特の世界観を創り出しています。 『所詮はクズ』の一節が重く心に残りますね… クリスマスプレゼントにはしない方が 良いと思います…ええ…
0255文字
ゆらら
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ネタバレできれば著者の作品は刊行もしくは制作順に読むのが面白い。もちろんこの本からでもよいけれどその際はこれまでの作品も補完して欲しい。で、今回は短編集。3つ目の表題作を読んでる途中では「ザイボルト」が一番かなと思っていたが読み終わる瞬間、不思議と透明感のあるよな闇に胸の深いところをさわりと撫でられる感覚が快感だったようで、結果表題作の方が優った。ドイツではクリスマスに殺人事件が頻発するというが理由を聞くと更に胸が騒いで止まない。裏表紙のイラストは読む前と後では見方が変わる。ブラックなクリスマスプレゼントだった。
0255文字
へへろ~本舗
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ネタバレ3編の狂気の物語。でもそれなりに幸福。「カールの降誕祭」に出てくるフレール・ジャックって何だ?と思ったら「アーユースリーピング」の唄だった。輪唱で延々と続く唄。そして江戸川乱歩の「鏡地獄」のイメージがドーンと。
0255文字
村上春巻
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ネタバレ【A+】※読んだ日不明の、備忘録的登録(図書館)。ゲルマン的な鬱蒼とした世界を端正な文章で描写することで怖さがましましになるのだ。
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カールの降誕祭評価100感想・レビュー35