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ゆる~く社会科学の本を読もう!

コミュニティ参加メンバー
61

  • はらぺこ
    • 1976年
    • 無職
    • 福島県

    いつも腹が減っています。

  • 一郎二郎
    • 兵庫県

    【自己紹介】60代。医療従事者。

    【読書歴】中高生時代はドストエフスキーや実存主義文学を読む。この時代は自己の探求を求めず、作品の素晴らしさに、ただ感動して本を読んでいた、幸せな時代だった。

    大学では、まず、亀井勝一郎「愛と認識の出発」の"精神は1つで

    ある。"という言葉に出会う。今まで自分の思想だと思っていたものが、折に触れての意見や感想にすぎず、すなわちリアクションにすぎないので精神と呼ぶに値しないと思い至り、衝撃を覚えた。以降、1なる精神を希求するようになった。
    次にフロム「生きるということ」との出会い。自分が価値のある人間だと思っていたのが、実は商品価値(学歴、知識、論理的思考力…)にしか過ぎなかった、と悟ったとき、裸の自分は無知で馬鹿で傲慢なだけであった。しかし、このソクラテス的無知の知の経験が、周囲の人々や未知の世界に対して自分を開き、世界が一挙に広がった。それまでで最大の読書体験となった。

    この後は社会に対して新たなかかわりを求める活動をおこなうが、読書はそれを支えた。また活動から浮上した問題を、突きつけられたのも読書からだった。
    デューイ「ブラグマチズム」では、言葉を、行動の前段階(インスプリット ディスポンス)であると定義する。ならば、言葉は関わりのあり方をその不在も含めて正確に表してしまう。
    吉原吉郎「望郷と海」の中に‘言葉の主体である自己が虚しいとき、言葉が耐えきれずに状況を離脱する。‘という意味の文がある。言葉は、状況を離脱する事により、自己の虚しさを突きつけるのだ。言葉=自己であることにより、私は自己から出る最大の根拠と考えていた言葉が根拠であり得ない事を知って、途方にくれる。
    この悩みは、ベルグソン「思想と動くもの」にある直観という思想、すなわち物を直接見ることが出来るという思想により一応解消される。

    しかし、最初の就職先が、労働時間が15時間で残業代がでないといったブラック企業だった事から、この社会はあまりに悲惨で個人の思想なぞ無に等しいと絶望した。それで自己探究を基礎とした大学時代のパラダイムが吹っ飛んで、頭も空っぽになった。それは仕事を変わってからも長く続いた。
    この状態から抜け出したのは、10年たってヴェイユの本「重力と恩寵」に出会えたからだ。ヴェイユは、恩寵以外のものは全て重力に似た下に降ろす様な力が働くという。だとすると、すべての事は"重力"か"恩寵"かである。"恩寵"の事は自分には分からなくても"重力"の事は分かるのではないか、"恩寵"はかっこに入れてひとまず置いとこう、人間にかかる"重力"について追求しよう、このように考えた。これで混乱状態にあった頭が整理された。そして構造主義を中心に"重力"の本を読むようになった。
    1995年ブルデュー「ディスタンクシオン」人間は普遍的人間として生きているのではなく、ある階級に属する人間としてのみ生きているのにすぎないと知った。例えば、ある人は上昇傾向にあるプロレタリアとして生きている。
    2001年ラカン「フロイトと精神分析技法における自我」"自我は自分に嘘をつく為にある"という革命的な認識が、この時期全体のパラダイムになる。
    アルチュセールは、'主体性は権力から呼びかけられて生じる'とし、フーコーは'真理は権力によって作られてある'と言った。(真理は存在しないのではなく、権力、あるいは社会に配置された"装置"により作られたものだ、と言った。)
    そして、2004年バルト「ローマ書講解」の"人は土から作られた者で、全ては死に支配されている"、という思想がこの時期を終わらせる。思考がどん詰まりになり、これ以上先に進めなくなってしまったからだ。

     思索をゼロから始めるべく、ハイデガーを読み、2008年アンチハイデガーのレヴィナスに出会う。レヴィナス「全体性と無限」により、私の今までの思考が、"水平"="重力のかかるもの"="全体性"として総括され、それとは異なる"垂直のもの"="無限のもの"="恩寵"を目指す、という新たな道が示された。これにより、私も全体性を求めるのではなく、垂直なもの=恩寵=神を求めるようになった。

    しかし、現在はキリスト教の求道生活に行き詰まった事もあり、"恩寵"に向かう道は挫折している。アガンベンは欧米起源の概念-政治.経済.義務.意志…-の神学的起源を示すと同時に神学の権力的起源を示す。"重力"と"恩寵"というデカルト的直交座標はもはやない。"重力"と"恩寵"はそれぞれ絡み合っている。いま向かおうとしているのは、この絡み合いだ。ただし、アガンベンにとって"恩寵" は、原初のキリスト教の中に原点の様に存在し、世界を変える起爆点として指し示されるのであるが。

    ここまで書いて、神無しに自力で救済を求めるのは罪である、というのが自分の姿だと思う。明日に何がどうなるかは、もちろん見当もつかない。自分が何処に連れて行かれるのか、自分に何が起こるか解らない、これが読書の最大の醍醐味である。(2023年3月30日現在の総括)

    PS. 読書は文学、歴史、美術、科学、ルポなど、割と幅広くやっている。最近は芥川賞作家を好んで読んでいる。

    【読メレビューについて】基本的に"感想"はあまり書かずに、テキストをまとめる事に重点をおいている。"感想"の多くはリアクション、すなわち文に触れての自分の心理的反作用の如き物で精神とは別物だと考えるからだ。特に本を理解するかわりに"批判"で終わる事を避け、その本の可能性の中心を掴む事を目指す。耽美的な事項のレビューは避ける。

    【私の読書技法】○論理的な本を読む場合には、まず線を引きながら読みます。次に線を引かなかった所を飛ばして読みますが、線の横に線を引きながら読みます。以降これを納得がいくまで繰り返します。(この時、鉛筆やラインマーカー、サインペンを使います。)大概の本は5回も読めば理解できるので、難解と言われる本もこの方法により比較的短時間で理解できます。この方法の利点の1つは、何十年後でも本が残っている限り、短時間で読み返せる事です。理想は読んだ全ての本がまとめられ、関係付けられる事です。
    ○小説を読む時は、引っ掛かりがあった会話やイベント部分に線を引きながら読みます。読み終わってから、線を引いた所を読み返して、そこに何か意味があるかどうか、全体との関連があるかどうかを考えます。これで、表のストーリーではない、深層のストーリーが明らかになる事が多々あります。
    ○上記以外にも、本屋に行って、拾い読みをしたりします。この読み方だと1時間で10冊以上読めます。本はネットで買う事も多いですが、本屋は自分の基地だと思って大切にしています。
    ○分厚い本を読む時、持ち運びの利便のため、本を分割する事をよくします。見開きを開いて、垂直にカッターで切断します。そして、切断面に水溶性ボンドを厚く塗っておくだけです。切断すると、見栄えが悪くなるのと、整理がしにくくなるので、主に箱入りの本の場合におこないます。

    【好きな思想家】❤️アガンベン(ホモ サケル)、アルチュセール(資本論を読む)、❤️ヴェイユ(重量と恩寵)、❤️ウォーラスティン(世界システム論)、ヴィトゲンシュタイン(哲学探究)、カネッティ(群集と権力)、❤️キルケゴール(哲学的断片の完結的、非学問的後書き)、グラムシ(獄中ノート)、サルトル(存在と無)、❤️ドゥルーズ(千のプラトー)、❤️ニーチェ(権力への意志)、ハイデガー(存在と時間)、K.バルト(ロマ書講解)、ハーバーマス(イデオロギーとしての科学と技術)、❤️ブルデュー(ディスタンクション)、ブルトマン(新約聖書神学)、フロム(生きるという事)、フッサール(内的時間感覚の現象学)、ベンヤミン(歴史哲学ノート)、ベルグソン(時間と自由)、❤️ボンヘッファー(キリストに従う)、❤️マルクス(資本論)、マルクーゼ(1次元的人間)、❤️モルトマン(組織神学叢書)、ヤスパース(実存開明)、❤️ラカン(フロイトと精神分析技法における自我)、❤️レヴィナス(全体性と無限)
    【好きな作家 日本】❤️大江健三郎、夏目漱石、太宰治、❤️椎名麟三、❤️石川淳、遠藤周作、石牟礼道子、今村夏子、灰谷健二郎
    【好きな作家 海外】❤️ドストエフスキー、❤️サリンジャー、❤️カフカ、カミュ、❤️リルケ、ボルヘス、ウルフ、ホフマンスタール、ヘッセ、マン、ジッド、ロレンス、ジョイス

  • ムシ
    • 大学生

    大学院に入院中の患者です。
    教育学・社会学辺りの本をよく食べます。
    自分がどのくらい読んだのか(あるいはどのくらいしか読んでないのか)を確認する為に始めました。
    読んだ本や読みたい本はどんどん追加していく予定ですが、小心者なので感想はあまり書かないかも…。

    突然お気に入りやナイスを飛ばすことがありますがどうかお許しください。
    2021年3月からフランス語始めました。

  • 島袋櫂

      法務翻訳者として行動する。

      土曜日、日曜日に、「ヘビー・スモーカー」ならぬ「ヘビー・リーダー」をしている。登山用のリュックで、図書館にいき、司書さん苦笑、、、

      NPO職員をしながら、田舎でもの書きをしています。戦争体験の聞き書き、精神しょうがい者支援、

      不登校児支援。

      在野学として環境学。

      https://note.com/simabukurokai/ スローライフは今日もてんわやんわ」

    • taku
      • 1994年
      • A型
      • 営業・企画系

      アウトプット苦手人間

    • 天気
      • ばろっさ
        • 事務系

        政治・歴史小説からファンタジー、SF、ノンフィクションまで何でも読みます。最近はノンフィクション・旅物が多いかも。

      • ひろし
        • 1987年
        • A型
        • IT関係
        • 東京都

        社会学/日本思想史/哲学/歴史/日本史/中国史/琉球諸島の言語・文化/IT
        1. なぜ読むか、読みたいと思ったかの記録
        2. 自分にプレッシャーをかけるため
        3. 他人に本を薦めるため

      • かいのすけ
        • 1995年

        ほうりつか

      • sugachaaaa
        • トリスタン
          • 1991年
          • O型
          • 事務系
          • 福島県

          大学時代は哲学を学んでいました。いまは時間がある時にゆるーく人文社会科学系の本を読んでいます。将来の夢は教養豊かな老人になることです。

        • 恋
          • 1986年
          • 大学生
          • 東京都

          詩と心理学が好物。

          おじさん大学生ですが、休学してます。
          統合失調症の治療をしながら、
          臨床心理士/公認心理師の資格取得に挑戦中。

          アカデミックな本はほぼ心理学です。

          文芸書は、詩集を中心に読んでます。
          特に好きな作家は

          萩原朔太郎 / 中原中也

          / 北原白秋 /
          最果タヒ / 文月悠光 / 谷川俊太郎 /
          宮沢賢治 / ランボー / ボードレール /
          太宰治 / ドストエフスキー /
          トリイ・ヘイデン /
          有川浩 / 三秋縋 / 森博嗣etc……

          などなど。

          知的好奇心は

          イエス様 / 心理学 / 作曲 /
          植物 / 音楽鑑賞 /
          哲学 / 社会科学び直し / 中学高校の教養

          などなどにあります(。・・。)

          (。>﹏<。)……、……。

          一応、告知です!詩を書いています。
          AmazonKDPで詩集を出版しています。

          三作目の詩集(無料)
          『あたまのまちばり』八朔 恋
          https://bookmeter.com/books/20614864
          二作目の詩集
          『光あるうちに光のなかをあゆめ』八朔 恋
          https://bookmeter.com/books/19482179
          初期詩集
          『夢咲バニガ』八朔 恋
          https://bookmeter.com/books/15809349

          私はコミュニケーションが下手ですが、
          仲良くして下さい。

          宜しくお願いします。

        • フユコ

          お布団で読むのも好きです。布団たまらん。
          福田恒存さん翻訳の「老人と海」が大好きです。

        • 柳田
          • O型
          • 大学生
          • 大阪府

          法政大学文学部地理学科→大阪大学人間科学部4回生、教育の思想史専攻です。

          みなさまのご投稿、いつも楽しみに拝見しております。
          ぜひコメントください。

        • Sym
          • 大学生

          経済学M1。
          外国人労働者/不安定就業/社会政策

        • さーもんマヨ
          • 愛知県

          歴史、マンガ、社会、ノンフィクション、歴史小説、雑誌などを読んでます。

          大学で古代西洋史を学びました。
          デンマークのフォルケホイスコーレに留学しました。
          ももクロファンでもあります(*'ー'*)

        • Kohei Nakamoto
          • 大学生
        • すたんど(Showji)
          • B型
          • その他
          • 東京都

          ★近日中に「自己紹介」を整理いたします(21/05/27)。
          ★アイコンをTwitterやDiscordなどと統一しました(20/01/22)。
          ★やたらとコミュを立てるのが悪い癖。現在稼働させているうちで中心的なコミュは以下の3つです。
          ・文春新書『生き

          た哲学』を精読する
          ・「100分de名著」を見る、読む、語る。
          ・若松英輔を読む。
          ★入門書、啓蒙書が好きです。なので、新書を読むことが多いです。
          ★感想・レビューは、「要約」にしかなってないこともありますが、できるだけ分量を多く書きたい人です。
          ★積読、いよいよ本を置く場所がなくなってきましたので、新しく入手する場合は、Kindleで買うことが多いです。
          ★双極性障害で精神障害3級の障害者手帳を持っています。
          ★以前、「荒らし」にあったことがあります。次は晒します。
          ★2016年3月まで使っていた旧アカウントにログインできましたので、データを随時移管しています。なので、表面上たくさん読んでいるように見えますが、それは古いデータです。コメントにその旨記載はしてあります。

        • ねすとる
          • A型
          • 販売系

          読書メーター初心者。学術書も漫画も新書も文庫本もと、幅広く記録していきます。何卒よろしく。
          と言っていたのも今は昔、最近はサビ残の合間を縫ってコツコツと読み進める毎日です。
          とか言っていたのも今は昔、上司変われば環境変わる。この機会に読書のリズムを再築しま

          す。
          と言っていたのも今は昔、納得できる生き方を求めて三たび書を手に。
          と言っていたのも今は昔、つまらない世の中にあって個人の救済は勉強なんですよね。
          と言っていたのも今は昔、活かし処の無い知識はむしろ呪い。手近な幸せを遠ざけるんだよね、バランス感覚を大事にしたいこの頃。
          と言っていたのも今は昔、職を辞し新たな知見を求めてやはり本の元へ。

        • k.shin
          • 教員
          • 東京都

          読書メーターを使い始めて、かれこれ8年近く経ちました。このまま十周年目指して利用し続けようと思います。

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