フロスティーさん
この校長の全校集会でのスピーチの全文があったので、そちらを読んでみましたが、
強制とまではいかない内容でしたけど、話の組み立てからして、この校長は個人の意見として話してたとも読めなかったです。
このスピーチ、断定の言葉が多すぎます。
確かにこのままいけば子供の数が少なくなって、国として立ち行かなくなってしまう可能性が高いのかもしれません。
しかし、
「女性にとって最も大切なことは、こどもを二人以上生むことです。」
という意見は、個人の価値観をないがしろにし過ぎているような気がするのです。
この校長の意見はおそらく
「国が立ち行かなくなればどうしようもないのだから、まずそのためには人口の増加が一番大切だ」
ということなのでしょう。
だけど、人ってそういった義務感から子供を生もうと思うものなのでしょうか?
自分は結婚もしてないのでなんとも言えませんが、子供がほしいと思う時って、そういう動機や目的のためではないと思うのです。
第一、子供を生むまでのプロセスって、基本的に、
誰か好きな人と出会い→その好きになった人と付き合い→何年か後に結婚をし→収入等が落ち着いてきたら子供を。
って流れですよね。
そんな誰もかれもが、ほいほい好きな人が出来たり、うまく付き合えたり、ましてや結婚までこぎつけるものではないと思います。
なんかこの校長は子供を作るということに関して、すごくシステマチックというか、機械的に考えているような気がします。
そしてそもそも今現在中学生の子達にそんな意見を言ったところで、生徒達は戸惑うばかりなのではないでしょうか。
フロスティーさんの仰る通り、今の社会のシステムや環境が子供を作りづらくしているのならば、まずはそっちをどうにかしないといけないのではないかと思うのです。
結局のところ、この校長は話をする相手と内容を間違えているような気がしてなりません。
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