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洋書好きな読書モンガー
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最近読み始めた本でお薦めしたい本を。JA Andrews のThe Keeper Chroniclesの1冊目、”A Threat of Shadows”。彼女のデビュー作で彼女の創造したKeeper’s Worldの三部作x3(現在3つ目の三部作の1冊目まで出ている)と短編数冊を出している。お薦めする理由は読みやすい事。洋書を読む時95%以上理解できる事(つまり2行に新しい単語が1個以下)と言われるけど辞書を引く回数が多過ぎると物語に入り込めない。この本は特に児童向けと断ってはいないが1ページに3〜4個しか辞書がいる単語が出て来ない。彼女はC.S.ルイスとローリング女史(ハリーポッター)のファンと言っているし、子供達も居るので児童向けに書いてるのかも知れない。物語は魔法のある世界で知識の収集記録を行うKeeperという人々の居る世界。毒蛇の毒に侵された妻を救う為に100年前のKeeperの一人の知識を求めて冒険する物語。回復魔法は無いけど生命を宝石に閉じ込めて保って置く魔法がある。生き返らせるのには期限があるのでそれまでに解毒剤の知識を探しに行く。作者は米国モンタナ州のロッキー山脈の山奥に住んでいる、出版社経由では無く「self-publishers」と言われる自分で出版する作家の一人。Amazon で電子版、audible 、paperbackが注文出来る。彼女の名前のJAは名前の最初の二文字でもあるが、大ファンであるJane Austinに因んでいるらしい。Austinが200年後の現在生きていたら文通したいと言っている。私なら子供の時から好きなアーサー・ランサムかな。彼女はロケット工学の学位を持っている。スペースシャトルが飛んでいた時代に育った影響かな。そのうちSFも書いてくれるかな。