「地獄絵を見て」という連作がある。 見るも憂しいかにかすべき我心かかる報いの罪やありけるこういう歌の力を、僕らは直に感ずる事は難しいのであるが、地獄絵の前に佇み身動きも出来なくなった西行の心の苦痛を、努めて想像してみるのはよい事だ。モーツァルト・無常という事(西行)/小林秀雄
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