読書メーター KADOKAWA Group

41semicolon
さんの感想・レビュー

41semicolon
新着
日本哲学界のスーパースター4名の文章を扱う大学入試試験問題を題材に哲学的考察をする本。哲学界のトリックスターである入不二氏による著作。野矢は他人の痛みについて、永井は系譜学的な視点について、中島は未来の非実在性について、大森は過去の構成について語っている。入不二ワールド全開な言葉のチョイスや妙な図解とあいまってかなり独特だが、クリティカルシンキングの極みを体験できる。特に第二章、永井氏の『解釈学・系譜学・考古学』に対する解説と考察は絶品。
0255文字
全0件中 1-0 件を表示

41semicolon
さんの最近の感想・レビュー

ある男 (文春文庫 ひ 19-3)

ある男 (文春文庫 ひ 19-3)

平野 啓一郎
考えさせられる話です。他者理解はどうしたって一面的になるのは、経験的にも論理的…続きを読む
よだかの星

よだかの星

宮沢 賢治
この作品は、よだかの昇天を解脱の比喩として描いています。食物連鎖に苦悩し、改名…続きを読む
もういちど 村上春樹にご用心

もういちど 村上春樹にご用心

内田 樹
・大きな物語の終焉⇒父なるものがローカルに⇒父殺しという枠組みでは普遍性を得ら…続きを読む
小説の読み方 (PHP文芸文庫)

小説の読み方 (PHP文芸文庫)

平野 啓一郎
<4つの質問>と<矢印>という原則で小説を精読してみようという実践本。11つの…続きを読む
街とその不確かな壁

街とその不確かな壁

村上 春樹
春樹氏の後期小説で顕著にみられる主題をいくつか挙げると「論理や事実を超越した真…続きを読む
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

村上 春樹
象徴の解釈という意味では絵画も小説も同じです。作中で絵画『騎士団長殺し』を主人…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/07/08(1725日経過)
記録初日
2020/07/08(1725日経過)
読んだ本
222冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
63307ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
222件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
自己紹介

感想を書くようにしています。というか感想を書くためだけにしか利用していません。なのでナイス返しとかはできません。ごめんね。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう