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Kanonlicht
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Kanonlicht
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映画化もされた「太陽は動かない」の続編にして、前作の前日譚(映画はどうやら2作を合体させた内容らしい)。エンタメに大きく振った前作よりも、人間の内面を描くほうに重点が置かれていて、こっちのほうがいつもの吉田修一っぽい。ただ、生きるためにすべての選択権を他人に委ねるしかない主人公の思考や行動にほとんど主体性がなく、なかなか共感しづらいのもこのシリーズの特徴。もともと三部作構想だったと著者自身も語っていることから、次作でもう一度派手にドンパチするために、今回は物語の土台を固めたといったところか。
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Kanonlicht
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読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/30(2251日経過)
記録初日
2019/02/05(2245日経過)
読んだ本
1197冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
416327ページ(1日平均185ページ)
感想・レビュー
498件(投稿率41.6%)
本棚
0棚
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