主人公のあかりが発達障害だというが、障害かどうかに関わらず、人は誰でも生きにくさを抱えて生きている。自分と向き合い、付き合いながらそれでも生きていく。作者の 宇佐見りん さんは、21歳でこの作品を書いて芥川賞を受賞した。読メのレビューでは「読みにくい」という声が散見されたけど、情景描写や隠喩を多用した文体は、私には心地よかった。今後が楽しみな作家さん。
「推し」と宗教は似通った概念だと思う。アレサ・フランクリンのドキュメンタリー映画「アメイジング・グレイス」で、教会でゴスペルを歌いながら陶酔したり涙を流したり失神したりする信者は、まさに推しを推す熱狂的なファンと同じだった。
遅読派🐌通勤電車と昼休みが主な読書タイム。長編小説が好き。純文学が好き。短編とミステリーが苦手。マンガは読みません。野球が好きです。ソフトバンクホークス。
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主人公のあかりが発達障害だというが、障害かどうかに関わらず、人は誰でも生きにくさを抱えて生きている。自分と向き合い、付き合いながらそれでも生きていく。作者の 宇佐見りん さんは、21歳でこの作品を書いて芥川賞を受賞した。読メのレビューでは「読みにくい」という声が散見されたけど、情景描写や隠喩を多用した文体は、私には心地よかった。今後が楽しみな作家さん。
「推し」と宗教は似通った概念だと思う。アレサ・フランクリンのドキュメンタリー映画「アメイジング・グレイス」で、教会でゴスペルを歌いながら陶酔したり涙を流したり失神したりする信者は、まさに推しを推す熱狂的なファンと同じだった。