本書は軍拡の歴史、金融政策発展の歴史の概要という側面がある。ただし著者の真骨頂は、儲備⇔正金(のち外資金庫)→政府のような現地調弁のスキームを詳しく書いている辺りにあると思う。ここから法幣との通貨戦争に議論が発展するのも興味深いし、外資金庫は金塊で清算したという結末もいろいろな含みが感じられる。
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本書は軍拡の歴史、金融政策発展の歴史の概要という側面がある。ただし著者の真骨頂は、儲備⇔正金(のち外資金庫)→政府のような現地調弁のスキームを詳しく書いている辺りにあると思う。ここから法幣との通貨戦争に議論が発展するのも興味深いし、外資金庫は金塊で清算したという結末もいろいろな含みが感じられる。