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T. Tokunaga
さんの感想・レビュー

T. Tokunaga
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この小説は、主題の深刻さと筋立ての巧みさにもかかわらず、飽きる。なぜなら、人間観が通俗で、人間が職業ではなく役割として登場するからである。芝居であっても、シェイクスピアのような一流の芝居は人間を描くが、これではただのハリボテがうごめいている作品である。高橋和巳マジックは簡単に解けてしまった。残るは虚しさのみ。
0255文字
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T. Tokunaga
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読書データ

プロフィール

登録日
2021/06/30(1369日経過)
記録初日
2021/06/24(1375日経過)
読んだ本
575冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
175700ページ(1日平均127ページ)
感想・レビュー
365件(投稿率63.5%)
本棚
22棚
性別
職業
大学生
自己紹介

旧JVSTINVSです。思う所あり、あえて半匿名にまで解像度を上げてみました。

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