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かふ
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かふ
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山頭火と尾崎放哉の違いは、放哉は自己肯定の自由律なら、山頭火は自己否定の自由律なのだ。それは父の放蕩の血縁と母の自殺に絶えず煩悩は断ち切れていなかった。母の四十七回忌の句。「うどん供えて、母よ、わたくしもいただきまする」句読点は合掌だという。山頭火の特徴としてはリフレインは歩くリズムだという。煩悩を自然に合わせるための行乞は煩悩の断ち切れなさを表している。「分け入っても分け入っても青い山」は最初の「分け入っても」は煩悩を断ち切るための行乞だが、後の「分け入っても」煩悩の断ち切れなさ。そこに自然の山がある。
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読書データ

プロフィール

登録日
2010/03/16(5492日経過)
記録初日
2010/03/24(5484日経過)
読んだ本
2624冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
650567ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
2501件(投稿率95.3%)
本棚
27棚
性別
現住所
神奈川県
自己紹介

note https://note.com/aoyadokari

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