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2025年3月の読書メーターまとめ

かふ
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2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かふ
プラトン以後全然進んでなかったと思ったがその理由がわかるような哲学史だった。哲学史の中心が西欧中心でプラトンから始まる(プラトン=ソクラテス)というのをソフィストはソクラテスやプラトンと同時代であり、ソクラテス以前としたことでこぼれ落ちた哲学者がいた。例えばパルメニデスは「在る」「無い」という哲学の根本を問うていた(禅問答のようだった)。プラトンの重要性は中世になってもキリスト教から神秘主義(ネオ・プラトニズム)として発展していく。霊がメディアであるというのはマクルーハンとかに繋がる。
かふ
2025/03/07 23:30

中世でキリストの告白じゃないかと読まなかったアウグスティヌス『告白』とかキリスト精神に反する(キリスト教に帰依する前のやんちゃ時代の罪を告白しているとか)ちょっと興味が出てきた。プラトンで止まってしまったのはソクラテスとプラトンが一致しなかったからなのだと思った。そしてアリストテレスで放棄してしまった。

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2025年3月にナイスが最も多かったつぶやき

かふ

2025年2月の読書メーター 読んだ本の数:34冊 読んだページ数:8605ページ ナイス数:1032ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ 今月も読書は充実していた。読書ぐらいしか充実するものがないのかもしれない。古井由吉の『詩への小路』はリルケの「ドウィノの悲歌」の翻訳詩のアプローチなのだが、韻文から散文詩にするという力技で面白かった。コミュニケーションの本『言葉なんていらない?』とかhttps://bookmeter.com/users/56191/summary/monthly/2025/2

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2025年3月の感想・レビュー一覧
23

かふ
茨木のり子編集の詩のアンソロジーと解説。解説が丁寧に書かれていることがポイントか。あと金子光晴の『寂しさの歌』がそのまま掲載されていることも嬉しい。日本の敗戦十日前に書かれた詩は、日本の詩の伝統が「寂しさ」(それは日本人だけものではないのだが特徴として)にあると捕らえ、それが戦争に引きずり込んでいったという。喜怒哀楽の喜怒(特に怒りの感情か)の表現に乏しく哀は同調圧力となりやすい。その先に愛があるという。富士山のような金子光晴の詩を読めただけでも良かった。
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かふ
話をわかりにくくさせているのは橋本治の博識ぶりなのかもしれない。この作品は「物語」とあるが物語的には書かれておらず、むしろ物語批評的な文学だった。それはキャラのある登場人物にスポットを宛てて彼らをヒーロー・ヒロインにする物語ではなかった。「信西」というかなり歴史上は需要な人物なのだが、どうもとっつきにくさがある。僧であるのもそうだが、浮ついた恋バナとか出てこないのだ。感情的な話がなく理知的な人物のようである。こういう人物は面白みにかける。それに話が前後して人物が入り乱れているので誰が誰だかよくわからない。
かふ
2025/03/27 15:35

それは「物語」につきものの抒情性を排除しているからだった。 この『平家物語』が中国の唐代の内乱から始めていたのは女禍ということだった。大まかな政治は男性中心で女が関わると内乱が起きるのだった。それは女性が政治よりも感情を優先するものであり、その力を利用して摂関政治になっていくのだが、大きな政変は頼朝を斬首せねばならなかったのを池禅尼が息子に似ているからと清盛に助命する。そこで平家の物語に抒情が入ってくる。

かふ
2025/03/27 15:36

さらに常盤御前の存在だった。義朝の妻でありながが息子たちの命(とくに牛若を助けることになる)を守るために清盛の側室のなるのだった。この話は母性の抒情で物語化されるときに、元来あった『平家物語』のような話になるのであろう。それを理想としない視点こそが橋本治が物語批評とした『双調平家物語』なのだ。 https://note.com/aoyadokari/n/n27debc35a5b1

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かふ
前半の対談は面白く、後半は日本に暮らす元アメリカ人二人の対談。やはり谷川俊太郎は宇宙人と言われるだけ発想がぶっ飛んでいる。それは子供を相手に出来るかということかもしれない。谷川俊太郎の詩や絵本はまず子供たちの方から受けて、親たちが後から良さに気づくという。言葉遊びとか理屈ではないから。それぞれの対談で食い違う意見もあるのだが、その違いも認めるということか。田原氏の中国語が毛沢東によって汚染されたので、昔の漢字のロマンチシズムを日本語に求めるとか。外人は古い日本が好きだった。外人というのは良くない。
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かふ
「翻訳家・外国文学者編」の三名の対談。亀山郁夫は同じロシア文学の先輩翻訳家、野崎歓はフランス文学、都甲幸治はアメリカ文学。作家三人との対話は綿矢りさ、楊逸、多和田葉子。https://note.com/aoyadokari/n/n87a5136b435b https://note.com/aoyadokari/n/n10bc08d761d3
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かふ
2024年の総集版。この号を買えばその年の詩の動向などがわかるのだが、現代詩はますますわかりずらくなっていた。特に批評は、もう批評すること自体がナンセンスというような。売れている詩を選べばいいのかもしれない。そうしたポピュリズムとの葛藤の中で谷川俊太郎も詩を書き続けてきたのだろう?一番わかり易い言葉でも詩が成立する凄さか。
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かふ
以前、ざっと読んだと思ったが記録漏れ。大江健三郎推奨委員会の三人娘、菊間晴子の評論(『犠牲の森で』の前宣伝だろうか?)と工藤庸子×尾崎真理子の対談が掲載されたのが読みどころか。こういう特集は全体的に大江健三郎の作品を読んでいることが前提となるが、芥川賞作家の市川沙央が大江健三郎からバトンを受け取ったもっとも若い世代になるのかと期待するような追悼文だったような。
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かふ
もっと大雑把に考えていたアニミズムだが専門的すぎるか。著者の考えでは単に精霊信仰ではなく魂とは何かを追求するネオ・アニミズムだという。民俗学や日本の神道の本質を追求する学問的ものになるのだった。どうもとっつきにくいと思ったら、そういうことだ。宗教の枠を取っ払いたいのにその宗教の核心へと迫っていく論理と言えばいいのか。難しと思った。『万葉集』と『古今集』の違いとか同じ歌だから個人個人に違いはあるだろうけど、そういうところが駄目だった。机上の歌とか決めつける。実地主義というかフィールドワークの本だった。
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かふ
ほとんどが山本陽子の詩の言葉の索引と補遺の詩が一編とその解説だった。山本陽子はすでに故人なのだが、豊﨑由美、広瀬大志『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』で知った現代の異端詩人というべき人で彼女は日本語の文法や語彙に囚われずに詩の世界で舞ってみせる。それは子供がオノマトペや造語を作ってコミュニケーションする感じだろうか?また「青春~くらがり」という題名が示す通りに青春時代の晩歌的なうたでそこが読み手に訴えかけてくるものがある。子供時代のノスタルジーの抒情詩でカルト的な詩人だった。
かふ
2025/03/16 08:24

個人全集がある詩人なのである。それも一般書店では並ばないだろう地下出版みたいな。

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かふ
「パガニスム」というのは異教徒であれということなのだが、先に読んだ『デリダの遺言』で書かれていた全共闘世代の人の本だろうか?その異教徒にジュネやアルトーなんかがいて要はドゥルーズの思想の焼き直し的な部分がある現代思想的エッセイで、宇野邦一が気になる芸術家・思想家について述べたエッセイ。言葉遣いがドゥルーズ的なのは翻訳者ゆえだろうか。ドゥルーズ好きは面白いかも。一般向きではないと思うが。「異教徒」のすすめだから。
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かふ
「生き生きとした」欺瞞性の思想を「生き生きとした」懐疑論で語る「生き生きとした」思想だろうか。デリダのエクリチュールは音声中心主義を批評したものだというのは理解できたけど、その論理だと何もせずに死んでいくのが一番みたいな諦念思想のように思える。プラトンが死んだソクラテスを生き生きと語るとか、死んだイエスが弟子たちによって生き生きと語られているとか、そこに宗教性みたいなものを感じてしまうのはあるのだが、拠り所として人の本姓がそういうものだと思ってしまう。
かふ
2025/03/15 22:02

じゃあ、どうすればいいのさ、となると生き生きとしたものを模索していくしかないのだと思う。ただそれは否定的に生き生きとしたものを語っていくのは否定神学的にやはり宗教的な問題なのかもしれないと思ってしまうのだった。

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かふ
ロシア文学者の沼野充義がリービ英雄、平野啓一郎、ロバート・キャンベル、飯野友幸、亀山郁夫と公開授業で対談した本。最初のリービ英雄の「越境する文学」で答えがでているようだが、文学は越境するということで「世界」という概念を変えていくということかな。ブックガイド的にも面白いと思う。越境というのは地域だけではなく時間もということだった。だから未だにドストエフスキーの重要性は現代日本の社会にも存在する問いでもある。
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かふ
保元・平治の乱の後始末として源氏方の武士が処刑されていくのは物語として叙情的で涙を誘うものがある。しかし、権力闘争はわかりにくく信西が執政を握ったのだが、信西は人よりも法の力で支配しようとしたが、母である者たち(美福門院や信西の妻)は息子の権力基盤を願い結果として罪のない崇徳院を貶めた。その呪いが宮廷内に及んでいると考えた美福門院は失脚していく。その過程が複雑でわかりにくいのだが陰謀を重ねた藤原家の執政が終わって武士の時代になり平清盛が出てきたのだろうか。信西の巻は退屈だった。
かふ
2025/03/13 03:32

信頼をはじめ「しんらい」と読んでしまって天皇制を信頼する人なのかと思ったら「藤原信頼」だった。藤原信頼が藤原家最後の執政であり信西と対立し、信西を斬首するのだった。その敵を平清盛がうって「平治の乱」が終わり武士の世界となる。信頼は源氏の源義朝をそそのかすのだ。彼は源氏の頭首であり、頼朝の父であった。ここが大河ドラマのようにスッキリ描かれずに中国の玄宗皇帝まで考察していくので難しくなるのだと思った。義朝の重要さ(清盛と対峙する)になかなか気づけなかった(敗軍の将であるから)。

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かふ
シュルレアリスム周辺の詩人の翻訳詩を飯島耕一がしている。解説もしてくれているのありがたい。本来、シュルレアリスム詩は意味を汲み取るよりは言葉の連想性やリズムなので現詩(仏語)で読まないと駄目なんだろうが、日本の詩と考えても面白い。最初はシャンソンのジャック・プレヴェールとかも上がっていた。フランス人ばかりでなく、オクタビアヌス・パスとかエメ・セゼールの詩も掲載されていて嬉しい。
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かふ
カサンドラのギリシア神話でアポロンが恋したのだがカサンドラがそれを受けなかったからアポロンの呪いで預言者の才能あるカサンドラだったが、それを人々に信じてもらえないで狂気に陥るというようなカサンドラ症候群はコミュニケーションの病で相手側もなんかしら問題がある場合が多く、昔はアスペルガーだと言われたのだが、今は愛着障害であることが多く、現代人の40%は愛着障害と言われるのは、それだけ個人主義的になったからなのだろう。難しいのはカサンドラ症候群になってモンスター化するという。
かふ
2025/03/09 15:57

今まで感情を抑えていた妻(妻の場合家父長制がある)の場合、それで夫をいたぶるようになるというのは、ドラマでも最近見たAI主婦ロボットが暴走するという『カサンドラ』というNetflixドラマを見たからだった。コミュニケーションも問題なので、家族の病いと見たほうがいいのかも。陥りやすいのは白黒判断しないと済まない人で、グレーゾーンがある人間はAIのようではないとことなのだった。しかし今は人間の方がAI化が進んでいるのかもしれない。

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かふ
「ジュニア」となっているが語りが優しいけど内容は深い。神話は「ミュートス」(語り)であってそれと対置するのが哲学の「ロゴス」なのだけど哲学もこの神話を必要とする喩えが多くある。ニーチェのディオニューソスもそうだが、母親をヘラに殺されたので復讐に燃え神々の女を次々に手籠めにし、葡萄を栽培して酒の神となるのはそうした狂気であり狂信者の女性信者を獲得していったとか。あと変身物語の蜘蛛になった女や牛になった娘の話とか面白い。カフカとの比較論考で牛になったイオは足で文字を書くことで自分がイオであることを父に伝えた
かふ
2025/03/08 16:05

固有名詞が難しいというのがあるが、細部までは覚えるのはゲームクリエイターとかの人でいいのではないかと。ゲームでそういう神話のゲームがあったような。

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かふ
プラトン以後全然進んでなかったと思ったがその理由がわかるような哲学史だった。哲学史の中心が西欧中心でプラトンから始まる(プラトン=ソクラテス)というのをソフィストはソクラテスやプラトンと同時代であり、ソクラテス以前としたことでこぼれ落ちた哲学者がいた。例えばパルメニデスは「在る」「無い」という哲学の根本を問うていた(禅問答のようだった)。プラトンの重要性は中世になってもキリスト教から神秘主義(ネオ・プラトニズム)として発展していく。霊がメディアであるというのはマクルーハンとかに繋がる。
かふ
2025/03/07 23:30

中世でキリストの告白じゃないかと読まなかったアウグスティヌス『告白』とかキリスト精神に反する(キリスト教に帰依する前のやんちゃ時代の罪を告白しているとか)ちょっと興味が出てきた。プラトンで止まってしまったのはソクラテスとプラトンが一致しなかったからなのだと思った。そしてアリストテレスで放棄してしまった。

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かふ
架空の天才歌人三十一首の批評と証言や対談などの記事からなる「歌物語」のメタフィクションか。紫式部の『源氏物語』の歌の文法的に正しくないとか和歌を一つの形として見ると歌人としては劣っているのかもしれないが「歌物語」という中で生成変化した表現として捉えればその素晴らしさがわかるように、ここでの短歌も不完全ながらも物語の中で見るときに新たな意味性を見出すのだ。それが批評でもあり、ライトノベルでもあり、歌物語であるという小説だった。まだ途中だが、ちょっと面白い試みだと思った。
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かふ
そういうわけで新聞社が変わっても他の出版社から連載を続けることになったのだ、その経緯を説明しているだけだった。日本が大きな転換期にあり、太宰も夢見た日本があったのだろうか?途中で挫折した小説はなるほど「パンドラの匣」のようだった。
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かふ
終戦後に発表された作品だが、もっと長く書くつもりが戦後の風潮に幻滅したからとあった。それで題と噛み合わないところがあるようだ。回復期の希望というかそういう明るさや清々しさがあるような感じだが太宰はこんな透明感あったかなと思ったのが正直な感想。ひばりという主人公も竹さんもマア坊もすべてが美しすぎる感じだ。終戦ということでそういう気分になったのかもしれない。「献身」なんて言葉が太宰から聞かれるとは思わなかった。それも真面目に書いているようである。
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かふ
キャサリンの娘キャシーは最強ヒロインキャラで面白い。やっぱ二世代ぐらいの物語になると奥行きが出てくる。語り手のネリーが侍女であり、アーンショウ家で兄妹のような立場からリントン家にキャサリンと共に移ってキャシーの乳母のような立場になるのが面白い。その視点は、キャシーはわがまま娘という役割を与えているのだが今でも通用する純粋無垢な少女でオタク的なリントンや領主から下男に格下げのヘアトンの絶望はヒースクリフの権力から来るものだが、その悪に立ち向かう魔法少女という感じでオタクアイドル度も高い。
かふ
2025/03/04 17:49

ネリーの侍女性は『源氏物語』の紫式部のような感じかもしれない。スラッシュクロス家はキリスト教的な善意の一家だが、ヒースクリフが憎むのはロマ(ジプシーのようだと書かれているが)ケルトの血筋だったと思われる。そして、復讐心で「嵐が丘」も「スラッシュクロス」も手にしたかと思われたときにキャシーの味方になるのだがヘアトンだった。ネリーはヘアトンには義兄妹的に育ったヒンドリーの面影を見て優しい視線なのだった。そのヘアトンが叔母であるキャサリンに似ているというストーリーも見事である。

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かふ
『ゴーストの条件』は『嵐が丘』のサブテキストとしてかりたのだが、アニメの戦闘魔女少女の「ゴースト」性について、それは叶えられない夢を託す水子の霊なのだという。この絶望社会の中で希望を見出す少女キャラの「ゴースト」(幽霊という意味とスピリチュアルな精神性という意味もある)と捉え、大きな物語に飲み込まれていく小さな物語。たとえばキリスト教の一神教に飲み込まれていくアニミズム(多神教世界)が無垢なポジティブシンキングなヒロインを生み出す。その対極にオタクの絶望社会があるというゼロ年代論。
が「ナイス!」と言っています。
かふ
アドルノは論争の中で絶えず変化してきたのがハーバマスに受け継がれているということだが、そもそも「アウシュヴィッツのあとで詩を書くことは野蛮である」という事自体が権威的であり(あとでツェランの詩を評価したというが)、ベンヤミンとの論争もベンヤミンの断片性を理解してなかったのではないか?「アウラ」が模倣者によって失われていくのは、そもそも発言者の言葉も模倣者によって編集される(Xを見れば発言者による勝手な切り取りによる引用)てそれが権威主義的振る舞いをするのだ。ハイデッガーの中にファシストの思想があるという、
かふ
2025/03/02 18:20

『啓蒙の弁証法』の「啓蒙」ということがすでに権威的になりうるのではないのか。ヘーゲルの弁証法も。そこを否定したのがニーチェだと思う。文化がそもそも人間中心になること自体自然と反することなのだと思う。

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かふ
月にまつわる神話や伝承を集めた本。ギリシア神話から中国の神話、有名な望月の歌やケネディーの月のスピーチまで、古今東西様々な月が見せる様相が楽しめる本。神話だけではなく科学的な話もあるがやはり芭蕉の俳句は四季それぞれの俳句や伝承の小話も面白かった。満月なのに三日月と詠んだ翁を笑うのだが一句を聞いて周りは絶句してしまう。お前さんは誰なんだと尋ねたら松尾芭蕉と答えたという。その俳句は「三日月の頃よりまちし今宵かな」。実際にはいろいろ説があって芭蕉の句とは特定されていないとか。そんな芭蕉の絵や写真も美しい贅沢な本
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/03/16(5497日経過)
記録初日
2010/03/24(5489日経過)
読んだ本
2626冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
651179ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
2503件(投稿率95.3%)
本棚
27棚
性別
現住所
神奈川県
自己紹介

note https://note.com/aoyadokari

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