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taku
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ネタバレ失踪事件をきっかけに始まる陸の孤島カムチャッカ半島で暮らす女性たちのお話。鈍色がかったというか色も喪失しているような雰囲気がある。一貫しているのは性別、民族、地域による差別や対比など、ずっとあり続けるものだ。大切なものが失われていく。悲しみや軋むような痛み、それでも前に歩いていく。人生とはその繰り返しなのかもしれない。でも人生には希望だってある。“あたしたちには、あたしたちがいる。あたしたちはひとりじゃない” は作者の届けたい言葉だと思う。
0255文字
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さんの最近の感想・レビュー

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読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/16(3511日経過)
記録初日
2015/04/15(3542日経過)
読んだ本
1525冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
518860ページ(1日平均146ページ)
感想・レビュー
1391件(投稿率91.2%)
本棚
14棚
現住所
北海道
自己紹介

Hey, Life is once. Year, you gotta do, what you wanna do.

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