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ころこ
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ころこ
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探偵小説を純文学と同じ地平で論じようという意気込みは買うが、色々と詰め込み過ぎていて、著者の気持ちだけが先走っている印象を受けた。批評の言葉も昔の現代思想風で、今はそれらの言葉は自動化されて、分からないか、鼻につくか、パロディとして読めるかのどれかだ。昔の純文学と昔の探偵小説を並べているのは一段低くみられがちな探偵小説のコンプレックスに過ぎないが、いまや純文学の意義も失われているため全てがノスタルジーであり無意味だ。テマティスムのように情報だけで勝負した方が、新しい文学論として可能性があったのではないか。
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ころこ
さんの最近の感想・レビュー

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読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/01(3314日経過)
記録初日
2016/03/01(3314日経過)
読んだ本
2816冊(1日平均0.85冊)
読んだページ
825571ページ(1日平均249ページ)
感想・レビュー
2526件(投稿率89.7%)
本棚
10棚
性別
現住所
東京都
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