最近、上橋菜穂子の『精霊の守り人』を読んで以来、現代小説を読む機会が増えました。とっても面白い~~。なんで今までもっと積極的に手にしなかったのか、悔やまれます。
他のユーザーさんたちの感想や読んだ本など、面白い本に出会うとてもいい参考になります。ありがとうございます☆
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[多読より精読]
読書する時に心がけていることの一つ。
本の字面を追って読んだ気になるくらいのことは中学生でもできる。実際、中学の時に太宰治とかカフカとかいわゆる常識範囲の本は一通り読破してやるぞと粋がって多読に耽っていたけど、咀嚼できてないのに分かったつもりで通り抜けていった本は、今完全に何も記憶に残っていない。
本の種類にもよるけど、面白く読んだのに何も心に残っていない、学ぶ事がないのでは、食べても消化吸収できず栄養を無駄に排泄してしまう消化器系疾患を抱えているのと同じだ。(読書も一種の快楽なのでたまにはそういう無駄もアリだけど。)
面白い本は一般書でも学術書でも奇跡の完成度で煌めいている。「何かもってる」というやつ。その芸術的な煌めきのエッセンスをできるだけ多く自分の血肉として吸収できるよう、ページをめくっていきたい。流し読みしてしまうことが多いので。
・「積極的な読書法とは、著者と会話しているような読み方のことです。」(コリン・ローズ)
・「すべて良き書物を読むことは、過去の最もすぐれた人々と会話をかわすようなものである。」(デカルト)
・「財産は没収できても頭の中身までは没収できない」(ユダヤの格言)
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