読書メーター KADOKAWA Group

mippo
さんの感想・レビュー

mippo
新着
騙し系トリッキーな作風の作家さんだが、この作品では幼い娘を連れ去られた母、去っていった娘に焦がれる母、互いに譲れないものが多すぎて一緒にいるのは無理な母娘など複数の葛藤が描かれる。角田光代か湊かなえ風。ところがそれぞれ別に思われた人生が絡み合ってくる。最後の人物相関図を描くのは簡単だが、そこまでが逆回しで進んでいく感じだ。いやいや、騙されたというよりは小出しにしていくタイミングが上手いなーと感心。「語ってないのと嘘つくのは違う」―作中人物が言う通りです(笑) 途中の読み心地の割に終わりはスッキリでした。
しーたけぱぱ

前作、前々作と読んでいるのでどうしようかなと迷っていました。この方サクサク読みやすくて謎の出し方、転がせ方がうまい印象。本作も作風が踏襲されていそうだから読もうかな😙

10/16 12:36
  • chiseiok
  • mippo
mippo

この作家さんらしく技巧は使ってるんだけど、心理描写や陥ってしまった状況など、現実的な深みがある気がしましたよ。

10/16 12:49
  • chiseiok
  • しーたけぱぱ
0255文字
全2件中 1-2 件を表示

mippo
さんの最近の感想・レビュー

告発者(下) (新潮文庫 ク 23-42)

告発者(下) (新潮文庫 ク 23-42)

ジョン・グリシャム
面白かった!なんでこんなわかりやすい勧善懲悪なのにドキドキハラハラしてりして楽…続きを読む
悪い夏

悪い夏

染井 為人
あー、そう終わるのか。北村匠海で映画らしい。やっぱり映像化ってイケメンの客呼べ…続きを読む
告発者(上) (新潮文庫 ク 23-41)

告発者(上) (新潮文庫 ク 23-41)

ジョン・グリシャム
「古い皮袋に新しい酒を入れた」小説だ。よくある勧善懲悪に行き着くと予想するが、…続きを読む
狙われた英国の薔薇 ロンドン警視庁王室警護本部 (ハーパーBOOKS)

狙われた英国の薔薇 ロンドン警視庁王室警護本部 (ハーパーBOOKS)

ジェフリー アーチャー
この手練れの作家、物語を書くのに苦労したことなど無いように思えてくる。今回もや…続きを読む
その噓を、なかったことには

その噓を、なかったことには

水生大海
社長である妻に頭の上がらない夫は妻の嘘に気づいて/卒業式での復讐計画を耳にした…続きを読む
禁忌の子

禁忌の子

山口 未桜
本屋大賞候補ですか。かなり本格に寄っているミステリですけどね。超絶イケメンで頭…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/15(3725日経過)
記録初日
2007/01/16(6646日経過)
読んだ本
1396冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
579004ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
1395件(投稿率99.9%)
本棚
95棚
性別
血液型
A型
職業
事務系
現住所
東京都
自己紹介

ミステリ、特に海外にはまっていたのが1980-90年代。
その後、歴史小説などの比重が高くなっていたけれど、ここ数年またミステリを中心に読んでいます。
日本のものも海外のものも、空白の15年を埋めるべく、こちらのレビューなどを参考にさせてもらっています。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう