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バルジ
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アメリカ独立革命の"英雄"たるポール・リヴィア、ベッツィ・ロスの「語られ方」を論ずる良書。アメリカ独立革命の流れを概略しながらも、この"英雄"達の語られ方と時代の要請との関係を語る。坂本多加雄の言う国家の「来歴」との関係で本書を読むと興味深い事実が見えてくる。それは社会統合の一機能としてアメリカ独立革命の「来歴」がもはや統合機能を喪失し始めているという点である。否応なく人種主義的な側面を帯びざるを得ないこの「来歴」はアメリカが如何にして自己を「語る」のか、深刻な問いを発していると言えるであろう。
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さんの最近の感想・レビュー

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読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/12(3242日経過)
記録初日
2016/05/12(3242日経過)
読んだ本
1166冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
342704ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
907件(投稿率77.8%)
本棚
0棚
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