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アメリカの「大きな物語」が姿を消しその国内的分断喧しい現在こそ、歴史的視座にレーガンの足跡を辿れる本書は貴重な一冊。過去と未来を架橋し時には対立する「保守派」の偶像として自己をイメージ付けたレーガン、一時代を築いた偉大なる指導者であったと改めて痛感する。彼自身は反対者から「知性に欠 ける」等とバカにもされるが、その優れた弁舌は常に政治的反対者を圧倒した。知性は即ち政治的能力の必須能力ではない点がここに見える。しかしそのレーガンは同時に「陰」も作り出す。このレーガンの遺した長い「影」は今もなお健在である。
レーガン - いかにして「アメリカの偶像」となったか (中公新書 2140)
村田 晃嗣
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2024/11/16
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4179
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プロフィール
登録日
2016/05/12(3242日経過)
記録初日
2016/05/12(3242日経過)
読んだ本
1166冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
342704ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
907件(投稿率77.8%)
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