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おやぶたんぐ
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おやぶたんぐ
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安部公房の名は(無論?)知っているが、これまで著作を読んだことはなし。なんかよく分からない小説を書いていた人、という(あたまの悪い)イメージしかなかったのだけれど、本書の語り口はシャープで存外に分かりやすく、そして結構熱かった。《ことば》による集団化と儀式化の行き着く先が国家だとして、情緒的な破滅(御破算)願望に呑まれた集団が国家として朽ちる前にできることがあるとすれば、《ことば》による集団からの分化ー自律した思考しかないのではないかという逆説が強く響く。
0255文字
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おやぶたんぐ
さんの最近の感想・レビュー

堕天使拷問刑 (ハヤカワ文庫JA)

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飛鳥部 勝則
著者の作品を読むのは、「殉教カテリナ車輪」が鮎川賞を受賞して出版されたとき以来…続きを読む
崑崙奴 (星海社FICTIONS コ 6-01)

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古泉 迦十
エンタメとしては面白かったけど、“本格ミステリ”かといえば疑問。あえていうなら…続きを読む
予告された殺人の記録 (新潮文庫)

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G. ガルシア=マルケス
「百年の孤独」と一緒に同僚が貸してくれた本書を、「百年の孤独」に続けて読む。マ…続きを読む
百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2)

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ガブリエル・ガルシア=マルケス
安部公房の手になる無茶苦茶な推薦文を目にして、読む気にはなったものの、不評なレ…続きを読む
大樹館の幻想 (星海社FICTIONS オ 1-03)

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乙一
こちらは練達の書き手による新本格ミステリー。正直真ん中辺りまでは余り盛り上がら…続きを読む
禁忌の子

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山口 未桜
たまに人称の乱れはあるにせよ、達者なーあるいはー修練を重ねた文章でストレスなく…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/16(2611日経過)
記録初日
2017/08/17(2763日経過)
読んだ本
506冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
154772ページ(1日平均56ページ)
感想・レビュー
494件(投稿率97.6%)
本棚
26棚
性別
年齢
60歳
血液型
O型
職業
公務員
自己紹介

娘(大学生)から“歳食った友達”と思われている節がある威厳のない父親です。読書ジャンルの節操もないです(^_^;)

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