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Satsuki
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民主主義、平等、連帯、セキュリティ、繁栄の5点。これらが抱える「罠」と「罠」を避ける方策を、特に制度と規範にという観点から論じる。「民意」は存在するのか、カオスや分断を生まないか。機会、結果など各平等の間の矛盾。「私たちが連帯を気にするのは、自分に必要なときだけ」という著者の言葉。安全・秩序と圧制の関係。現在の繁栄追求が長期的には負の結果をもたらすジレンマ。著者が挙げる諸々の方策には、そんなに上手くいくのか懐疑的にもなる。それでも終章で著者は、やはり政治は必要だと強調し、我々の自覚を求める。
0255文字
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さんの最近の感想・レビュー

熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生 (角川選書 675)

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小松 謙
著者は明代の文化を「自由で猥雑」と表現。本書の細部は自分には消化不良だが、雅と…続きを読む
日米首脳会談-政治指導者たちと同盟の70年 (中公新書 2834)

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山口 航
本書冒頭で首脳会談の実質的機能と象徴的機能の2つを挙げる。本書全体では新事実の…続きを読む
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日本政治学史-丸山眞男からジェンダー論、実験政治学まで (中公新書 2837)

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戦略文化 脅威と社会の鏡像としての軍

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中国の恐るべき監視体制: 独裁政治の未来

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プロフィール

登録日
2012/07/03(4635日経過)
記録初日
2007/11/22(6320日経過)
読んだ本
1846冊(1日平均0.29冊)
読んだページ
536827ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
1846件(投稿率100.0%)
本棚
10棚
自己紹介

東アジアの政治や歴史、国際関係の本が多いです。

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