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Toska
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Toska
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現代人の宗教観をプリズムとした場合、僧兵はどうしても堕落したグロテスクな存在と映らざるを得ない。だが中世人の目を通して見たらどうだろう?神仏が圧倒的な存在感を持ち、「冥顕の力」が社会を覆い尽くしていた時代において、宗教者の行動も現代とはまるで異なる規範に従っていた。中世仏教の奥深さが体感できる一冊。こういう本を読むと、「日本人は伝統的に無宗教」などというたわごとはとても口にできなくなる。
0255文字
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Toska
さんの最近の感想・レビュー

〈怪異〉とナショナリズム

〈怪異〉とナショナリズム

茂木 謙之介,小松 史生子,副田 賢二,松下 浩幸
ナショナリズムの時代に誕生した近代国家は、怪異を「迷信」と断じて抑圧する反面、…続きを読む
心霊スポット考――現代における怪異譚の実態

心霊スポット考――現代における怪異譚の実態

及川祥平
民俗学が取り上げるのは、遠い昔の珍奇な風習ではなく、時代と共に変化し現代人をも…続きを読む
呪われたナターシャ: 現代ロシアにおける呪術の民族誌

呪われたナターシャ: 現代ロシアにおける呪術の民族誌

藤原 潤子
ロシア人は概してよく縁起をかつぐ(花を贈る時の本数は必ず奇数、敷居越しに物を受…続きを読む
死体は誰のものか: 比較文化史の視点から (ちくま新書 1410)

死体は誰のものか: 比較文化史の視点から (ちくま新書 1410)

上田 信
「死が存在する時、私はすでに存在しない」。だが死体だけは残る。その死体に対する…続きを読む
アマテラスの変貌: 中世神仏交渉史の視座

アマテラスの変貌: 中世神仏交渉史の視座

佐藤 弘夫
長谷寺にある童形の不思議な天照大神像から始まって、古代・中世日本における神仏観…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2021/02/26(1475日経過)
記録初日
2020/12/05(1558日経過)
読んだ本
815冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
248481ページ(1日平均159ページ)
感想・レビュー
785件(投稿率96.3%)
本棚
0棚
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