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ミネ吉
さんの感想・レビュー

ミネ吉
新着
河鍋暁斎の業績を、江戸末期から明治初期の時代背景と共に紹介する書籍。澤田瞳子さんの「星落ちて、なお」から流れてきたが、面白かった。よくわかったのは暁斎の天才ぶり。子供のころから頭角を表し、呼吸でもするかのようにどんな画題でも描くことができた。明治維新で世間の価値観が反転し、当時の画家たちが絵画の近代化に苦心するなか、暁斎本人は動ずることなく当時の世相も含めただ絵を描き続けていたようだ。特に戯画は秀逸で今見ても笑える。文明開化を茶化して河童が教室で「しりこたま」のローマ字を教えている絵とかかなり好き。
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ミネ吉
さんの最近の感想・レビュー

高瀬庄左衛門御留書

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砂原浩太郎さんの時代小説。江戸時代、どこかの地方にある神山藩という小藩が舞台で…続きを読む
未来職安

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柞刈 湯葉
柞刈湯葉さん初読み。近未来、ほぼすべての仕事が機械化され人口の99%は消費者と…続きを読む
ファウンデーションへの序曲 下 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-32 銀河帝国興亡史 6)

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ゆったりした展開の上巻から一転、下巻に入ってぐっと面白くなり、一気読み。前巻「…続きを読む
ファウンデーションへの序曲 上 (ハヤカワ文庫 SF ア 1-31 銀河帝国興亡史 6)

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プリンセス・トヨトミ

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万城目 学
万城目学さんによる大阪が舞台の長編小説。面白かった。序盤は3名の会計検査官が織…続きを読む
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最初から予想はついていた。でも実際にダニールが登場してみると、思わず目から熱い…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/02/20(1133日経過)
記録初日
2021/03/07(1483日経過)
読んだ本
277冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
98368ページ(1日平均66ページ)
感想・レビュー
239件(投稿率86.3%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

くたびれた中年です。憩いを求めて読書をしています。

以前は集中できず、1冊読み通すのに苦労してとても読書好きとは言えなかったのですが、最近は色々なものを諦めたせいか、自分を消して本の世界に没頭し、1行1行の文章を味わえるようになってきました。

そんなわけで、なるべく実生活と遠そうなSF、ファンタジー、歴史ものなどを好んでいますが、決め事を作らずその時々の興味に応じてなんでも読みます。

<最近好きな作家>・・・ジャンルバラバラです
★米澤穂信
すっかりはまっています。簡潔なのに情景が浮かんでくる、臨場感のある文章が好きです。
★永井路子
史料を丹念に読み込んで作り上げた独自の歴史観があり、異なる作品同士も一つの世界を共有しているように感じます。古代が舞台の著作が多いのも好きな理由です。
★津村記久子
文章が体になじむというか心地良くてずっと読んでいたくなります。
★アイザック・アシモフ
SF界のBIG3の一人と言われているそうですが、あまり肩ひじ張らずに楽しめるエンタメ作家だと自分は勝手に思っています。

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