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2024年10月の読書メーターまとめ

ミネ吉
読んだ本
6
読んだページ
2353ページ
感想・レビュー
6
ナイス
187ナイス

2024年10月に読んだ本
6

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ミネ吉
ネタバレ屍人荘の殺人の続編。本作も素直に面白かった。前回のゾンビに続いて、今回は超能力。非現実的な設定を「本当にあるもの」として受け入れながらも、緻密で超論理的な本格推理を展開するところが面白い。11時台は時計の長針と短針が重なることがない、なんて最初は?て感じだったけど確かにその通り。何度も確かめてしまった。鮮やかだなぁ。もちろん続編も読む。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ミネ吉

9月も仕事が忙しかった割には読めた気がする。個人的年間目標の100冊まであと24冊。残り3か月なので、月平均8冊。無理ではないけど余裕はないなぁ。 2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2268ページ ナイス数:198ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1319577/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

ミネ吉
ネタバレ衝撃の、そして悲しい悲しい真相に、涙が止まらなかった・・・二作目まではどちらかというと本格推理の理詰めの面白さが勝っていたと思うけど、本作はそれに加えて、展開のスリリングさと結末のドラマの強さもあって、シリーズ中最高の読み応えだったように思う。主要ミステリ・ランキングだと1、2、3作目と順位がだんだん落ちていっているようだけど、個人的にはどんどん面白さが増してるように思う。今年刊行された番外編ぽい明智恭介ものも楽しみ。
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ミネ吉
ネタバレ屍人荘の殺人の続編。本作も素直に面白かった。前回のゾンビに続いて、今回は超能力。非現実的な設定を「本当にあるもの」として受け入れながらも、緻密で超論理的な本格推理を展開するところが面白い。11時台は時計の長針と短針が重なることがない、なんて最初は?て感じだったけど確かにその通り。何度も確かめてしまった。鮮やかだなぁ。もちろん続編も読む。
が「ナイス!」と言っています。
ミネ吉
辻村深月さん初読み。500ページ超だが全く長さは感じず一気に読んでしまった。作中の「ミライの学校」への印象は、先に進むに従い次々と姿を変えていく。怪しげな宗教のようなもの、自己啓発セミナーのようなもの。この団体の敷地で発見された死体。ミステリーのように夢中で謎を追いかけながら読んでいると、いつの間にか自分が普段、物事をいかに単純化して偏見を持っているのかに気づかされてしまう。売れっ子の作家さんとは聞いていたけど、ちょっとこれは凄い作品なんじゃないだろうか。
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ミネ吉
ネタバレ万城目学さんの2作目。楽しい要素が盛りだくさんの魅力的な作品。最初は奈良の女子高を舞台にした教師が主人公の学園ものと思って読んでいると、突然鹿がしゃべりはじめ仰天する。奈良の鹿、京都の狐、大阪の鼠が、地中のナマズによる地震を鎮めるための道具を手に入れるため、人間を「使い番」「運び番」に任命する・・・この突拍子もない設定を、なぜか学園対抗スポーツ大会に絡めて全く違和感を感じず、青春の高揚感まで感じてしまう。この味わいは唯一無二だなー。最近博物館好きなので、三角縁神獣鏡が物語の鍵になっていて嬉しかった。
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ミネ吉
お気に入り作家・恒川光太郎さんの短編集。本作も粒選りの悪夢が揃ってる。面白かった。「無貌の神」神を餅のようにうまそうに食べるシーンが忘れられない。「青天狗の乱」結局お面は何だったのか。よくわからないところがいい。「死神と旅する女」バカにされてた少女が殺し屋としての才能を開花させ、思いもよらない地点へ。不道徳だけど痛快。「十二月の悪魔」怖さでいうと1番かも。救いのない悪夢「廃墟団地の風人」じんとする友情物語。「カイムルとラートリー」黒く幼い獣の運命・・・まさかの美しいファンタジー。傑作。
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ミネ吉
江戸時代の画家・伊藤若冲を主人公とする歴史小説。裕福な青物問屋の長男でありながら家業を顧みず画に耽溺する若冲だが、世間の常識を無視した天才肌という感じはなく、負い目を感じながら世間との交わりを避ける臆病な人物として描かれ、なんとなく親近感を覚える。自死した妻の弟・弁蔵との確執が物語の主軸だが、些かまとまり過ぎて創作っぽさが気になる。でも飽きることなく最後まで面白く読めた。作中出てきた升目描きの鳥獣図は先日出光美術館で観てきたばかりで登場が嬉しかったが、調べたところ実際に専門家同士の真贋論争があるようだ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/02/20(1007日経過)
記録初日
2021/03/07(1357日経過)
読んだ本
248冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
88064ページ(1日平均64ページ)
感想・レビュー
210件(投稿率84.7%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

くたびれた中年です。憩いを求めて読書をしています。

以前は集中できず、1冊読み通すのに苦労してとても読書好きとは言えなかったのですが、最近は色々なものを諦めたせいか、自分を消して本の世界に没頭し、1行1行の文章を味わえるようになってきました。

そんなわけで、なるべく実生活と遠そうなSF、ファンタジー、歴史ものなどを好んでいますが、決め事を作らずその時々の興味に応じてなんでも読みます。

<最近好きな作家>・・・ジャンルバラバラです
★米澤穂信
すっかりはまっています。簡潔なのに情景が浮かんでくる、臨場感のある文章が好きです。
★永井路子
史料を丹念に読み込んで作り上げた独自の歴史観があり、異なる作品同士も一つの世界を共有しているように感じます。古代が舞台の著作が多いのも好きな理由です。
★津村記久子
文章が体になじむというか心地良くてずっと読んでいたくなります。
★アイザック・アシモフ
SF界のBIG3の一人と言われているそうですが、あまり肩ひじ張らずに楽しめるエンタメ作家だと自分は勝手に思っています。

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