本当の敵はアメリカーか本土か、今の日本にも通ずる一節「ずっとそうだった。飛行機が墜ちようが、娘たちが米兵の慰みものになろうが知らんぷり。〜なにもが本土の政府にとっては対岸の火事さ。〜肝心なのはわれら沖縄人の安全や尊厳やあらん。アメリカーの機嫌を損ねずに自分たちの繁栄を守ることさ。残念ながらこの島はもうずっと日本列島には勘定されておらん。」
1945年の終戦後、1952-1972年の物語である。30年近く経っての返還、基地はいまだに沖縄にある。「そうやって大事なものを人質にとって、おれたちをぼろぼろになるまで服従させて。この島であんたらがのさばるようになってから、いまのいままで島の暮らしが、土地の祈りが顧みられたことがあったかよ。平和?そんなもの戦争が終わってから一度もみたことあらんがあ」
2024年2月から記録を始めました。基本的には感想を書いてから次の本を読むというルールでいこうと思っています。手当たり次第に読んでいましたが、一生のうちに読める本は限られているということで厳選して読まなければと気持ちを改めることにしました。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
本当の敵はアメリカーか本土か、今の日本にも通ずる一節「ずっとそうだった。飛行機が墜ちようが、娘たちが米兵の慰みものになろうが知らんぷり。〜なにもが本土の政府にとっては対岸の火事さ。〜肝心なのはわれら沖縄人の安全や尊厳やあらん。アメリカーの機嫌を損ねずに自分たちの繁栄を守ることさ。残念ながらこの島はもうずっと日本列島には勘定されておらん。」
1945年の終戦後、1952-1972年の物語である。30年近く経っての返還、基地はいまだに沖縄にある。「そうやって大事なものを人質にとって、おれたちをぼろぼろになるまで服従させて。この島であんたらがのさばるようになってから、いまのいままで島の暮らしが、土地の祈りが顧みられたことがあったかよ。平和?そんなもの戦争が終わってから一度もみたことあらんがあ」