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マサ
さんの感想・レビュー

マサ
新着
これはエッセイなのか、小説なのか、紀行文なのか、哲学書なのか…。抽象的で難解な比喩に苦しみながら、しかし著者の文章の本質はこの比喩にこそあるのだと思う。直喩、暗喩があふれ出して目の前の事象が時空を超えて行き来する。「皆既蝕」「岩上の生命、ガラパゴス」など、その現象や自然のダイナミックな展開が鮮やかに浮かび上がり、著者の感性、思考とともに記述される内容は感動的だ。全ての教条的なものを疑い人間がとらえられる生の情報を思考の基とする意思が感じられる。
0255文字
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マサ
さんの最近の感想・レビュー

神と黒蟹県

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絲山 秋子
中程度の地方都市にはよくある雰囲気だと思う。伝統的に多少荒っぽいヤンチャなとこ…続きを読む
増補 オオカミ少女はいなかった: スキャンダラスな心理学 (ちくま文庫)

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鈴木 光太郎
まるでミステリーを読んでいる様な謎解きの面白さだった。ここで取り上げられている…続きを読む
ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード 東京バンドワゴン (集英社文庫)

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小路 幸也
今回は語り手サチさんの活躍がよかった。飛行機に乗ってロンドンへ行ったり、家族の…続きを読む
中継地にて-回送電車Ⅵ (単行本)

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堀江 敏幸
評論が多かった印象。読んだことのない作家の場合は、抽象性の高い内容になると理解…続きを読む
鬼の研究 (ちくま文庫 は 9-1)

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馬場 あき子
古典をひもとき鬼とは何かを考察。その多くの事例解釈に圧倒される思いだ。特に「能…続きを読む
おやすみ、東京 (ハルキ文庫 よ 10-2)

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吉田篤弘
夜中にふと人恋しくなる気分が時々ある。それはたいてい後悔を伴っているのだが。そ…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2012/08/10(4601日経過)
記録初日
2012/08/09(4602日経過)
読んだ本
1889冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
610772ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
1889件(投稿率100.0%)
本棚
22棚
性別
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