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まこみや
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堺利彦と「売文社」の周辺をモデルにしているけれど、小説自体はさらりと書かれていて格別深刻な風はない。少し前になるけれど、著者は岩波の『図書』に隔月で時事エッセイを寄稿していた。そこで一貫した態度は、端的に言えば、「安倍政権の欺瞞と権力による専制」への怒りと告発だったように思う。柳広司氏が今なぜこのような小説を書こうとしたか、言い換えればなぜ「堺利彦と『売文社』」に関心を持つに至ったか、その動機に自ずと思いを馳せざるをえないのである。
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読書データ

プロフィール

登録日
2010/01/16(5550日経過)
記録初日
2002/06/29(8308日経過)
読んだ本
1421冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
406325ページ(1日平均48ページ)
感想・レビュー
387件(投稿率27.2%)
本棚
0棚
性別
血液型
B型
職業
教員
現住所
山口県
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