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Bevel
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個人的に関心は、分析哲学との接続の仕方だった。存在の意味、行為、知覚、情動、他者の心、疑似問題を扱う各論は、それぞれ踏み込みがあって勉強になる。だけど章末の立場がハイデガーかと言われるとピンとこない。むしろ、これらを同時に論じるところにらしさがあったのかなと。その観点からみたとき、序論の議論もう少し欲しかったなって思った。ザハヴィが言う「手法」は他のどの手法に対立するか。示唆はいたるところにあるのだけど、分析哲学の多様な歴史をどこか一枚岩として想定していないか。ハイデガーは今誰に出会っているのか。
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読書データ

プロフィール

登録日
2009/10/11(5637日経過)
記録初日
2009/10/11(5637日経過)
読んだ本
1285冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
349654ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
908件(投稿率70.7%)
本棚
0棚
自己紹介

どうも

好きなことして
好きな人と仲良くなって
好きな本読んだらいいと思います。

Finally let's distinguish when connection falls away/Keeps us from pretending every other step we take

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