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yama
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ネタバレ地獄、煉獄への誘いの書。陰惨と頽廃の精神世界から紡ぎ出される美的官能の詩。精神的救済を求める読み手を、深淵に突き落とすボードレールの言葉。個人的には、いわゆる“中二病”に陥りがちな思春期や青年期に読まなくて良かった様に思う。もしも十代の頃に読んでいたら「ここに人生の真理の全てがある」と錯覚し、学業を完全に放棄したり、精神を拗らせていたかもしれないと戦慄する。文学の毒に満ちた危険な詩集。
0255文字
yama
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ネタバレ戦前の天草で生まれた石牟礼道子が、幼少時から60代後半までの間に、親や家族や親戚から、あるいは地域で食べさせられてきたもの、親から受け継いで作ってきたもの、自分でも作るのをやめてしまったものなど、食に纏わる自身の経験を綴るエッセイ集。父の作る「ぶえんずし」、正月に早朝から厳格に儀式を守って作った七草粥、自家製味噌の中に入れた赤えんどう、くさぐさの祭りでのお煮しめ、四季折々の摘み草…。表題は「食べごしらえは失敗が多いゆえ、わたしにはおままごと、という気がする」ことから。今時の“グルメ”とは無縁の食のお話。
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yama
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ネタバレ小辞典形式で綴られる北杜夫のエッセイ。例によってユーモアを利かせたどくとるマンボウの語りが繰り広げられる。南極行きの破氷船「宗谷」に搭乗しオホーツク海の流氷を見た話「チンチン氷」、マカオのカジノでサイコロ賭博をした話の「確率」、航空自衛隊立川基地で人体実験用遠心力発生装置に乗り4Gを体験した「重力の加速度」など60篇を所収。他に「科学する心」「ヴィタミンの話」「血液検査」「天然痘」といった自然科学的な話題が多いのは、1962年3月10日〜63年10月26日の朝日新聞で、土曜日の科学欄での連載を
yama

まとめたもののため。『楡家の人びと』執筆時に同時並行で息抜きに書かれたもので気楽に読める。

04/15 07:39
0255文字
yama
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ネタバレ「ピアノを弾きたいという少女に向って、思った通りに弾きなさい、と教える音楽家がいるでしょうか」と問いかけ、「思った通りに書く」「見た通りに書く」という大正の頃からの俗論を一刀両断し、文章を書く際の根本問題や様々な留意点を述べる文章執筆指南の書。書く前に一定の設計図を描くことの大切さを強調する。日々のトレーニングとして読書日記を推奨する。何かしらの文章を書いて生きていこうという人にとって、岩波新書の『論文の書き方』と併せて読んでおきたい1冊。
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yama
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ネタバレ「知慧のある人は、たとい財産を失っても、生きて行ける。しかし知慧をもっていなければ、たとい財産のある人でも、〔実は〕生きてはいないのである」「聡明な人は、ーー二枚舌を使う人、怒り易い人、けちな人、そして(他人の)破滅を喜ぶ人と、つき合ってはならない。悪人と交わるのは、わざわいである」「自分を苦しめず、また他人を害なわないようなことばのみを語れ。これこそ実に善く説かれたことばなのである」…。仏陀の弟子たちである修行僧の詩。各々の修行僧たちが経てきた悪戦苦闘、苦悶、苦心、辛酸、葛藤のプロセス、そして開眼、→
yama

解脱の心境が語られた詩句。2000年以上前に編纂されたものであるが、今読んでも精神の糧となる。仏陀自身の言葉よりも世俗的あるいは実践的で、時には内容が浅いという印象も受けるが、本書1冊で薄い自己啓発本50〜100冊分ぐらいかあるいはそれ以上の内容があると思う。

04/08 15:54
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yama
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ネタバレ主君が許さなかった殉死を選んだことで全滅させられた一家の悲劇を描く『阿部一族』、留学先のドイツで出会った女性と恋仲となるが、日本の某省の大臣からの呼び戻しに応じ、恋人を捨てる浪漫的作品である『舞姫』、鳥羽・伏見の戦い直後の堺で起きた土佐藩士によるフランス人水平殺傷事件とその処理を巡る因縁を描く『堺事件』といった歴史小説等、有名作9作品を所収。今回、半分ほどが再読。毎回『舞姫』を読む度に違和感を覚えるのだが、これを含めて、森鷗外という明治の知識人が何を西洋から学ぼうと努力・葛藤していたのかがうかがえる→
yama

作品が多い。中でも西洋的即物的思想あるいは西洋的唯物論的思想を実生活に用いることの危うさを描く『かのように』が印象に残った。また巻末の山崎正和による「不機嫌」な鷗外論が、学ぶことが多くてよかった。

03/29 08:24
zero1

こんにちは。いつもお世話になってます。「かのように」は私も印象に残ってます。高校時代、日本史の時間に神話の話をした教師が。私は【先生、神話は歴史ですか?】と質問したら。神経質な教師は【お前は授業を妨害する気か!】と激しく怒ったのを今でも記憶してます💦。公立高校で【神様話】はマズイんだと後で気がつきました。当時、「かのように」を読んでいたら、教師にも読むよう言ったでしょう🤣。長文、失礼しました。

03/29 09:49
0255文字
yama
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ネタバレ前世での仲間との再会を望む少女たち、心霊写真ブーム、コンビニの興隆、新元号予想の噂、「おたく」の台頭、浅田彰や中沢新一の登場、消費される現代思想、湾岸戦争時の新聞投書におけるパターン化された正義…といった1980年代から90年代初期の日本社会、特にサブカルチャーの側面についての社会思想的分析。個人各々のアイデンティティの構築が貧弱なものにならざるを得なかった時代を把握した論考には説得力がある。また地下鉄サリン事件から30年後の今日、なぜオウム真理教のような集団ができあがったのかについて、間接的に→
yama

ではあるが、背景を考察したものとしても読める。とりわけ若い世代が骨太の価値観あるいは思想を持つことが困難で、脆弱な人間関係しか持たざる得なかった1980年代という不幸な時代が浮き彫りになる。初出は1991年。

03/25 16:15
0255文字
yama
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ネタバレ70歳頃にアンパンマンがアニメ化されて大ヒットするまで漫画家としては不遇であったというやなせたかし。病弱、多病、辛酸、絶望、どん底、逆境、劣等感…を生き抜いてきたやなせの言葉をPHP編集部が精選したものに、晩年(亡くなる前年の出版)のやなせが言葉を添えた本。人生最大の喜びは人を喜ばせること、逆転しない正義とは献身と愛であり弱者を助けること、といったアンパンマンなどの作品に込められているやなせの思いから、勇気をもらえる1冊。
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yama
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臼井吉見『安曇野』全五部、ちくま文庫、1987年(初出は1965-74年)、を読了しました。全5冊で約2980ページ、厚さ約12センチ。2024年の8月に読み始めて、読了が今日2025年3月9日午後3時8分。読み切るのに足掛け8ヵ月かかりました。第五部の感想・レビューおよび全五部通じて思うことはまた投稿しますが、私の日本近現代史観、特に日本文学史観は本書を読んで色々と変わりました。10年程前に古本屋で購入して、ようやく今読み終わり、一つの宿題をようやく済ませたような気分で脱力しています…。
0255文字
yama
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Twitterで次のようなツイートを見かけて、色々と考え込んでいます。 https://x.com/tachiaoi07/status/1897951340330095053 「こんなこと、本当に本当に言いたくないけど。本が高い。不当な値段だとは思ってない。ただ、読書すら自分の生活水準に見合わない趣味になったら辛すぎる。本ぐらい、欲しいと思ったときに欲しいものを気軽に買える人生でありたかった…」「TLで流れてきた新刊が面白そうだったのに、値段見てそっ閉じしちゃったんですよ…1000円台後半は今どき仕方→
yama

ないと思って腹を括るけど3000近くなると尻込みするのよ…でもちゃんと新刊で買わなかったら、自分に刺さりそうな本、好きなジャンルの本がどんどん淘汰されてっちゃうと思うと居た堪れない。」

03/09 13:31
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棕櫚木庵

脊髄反射的感想: 1) 補助金ばらまくより,普通に働いたら普通に生活できる社会を作れ! 普通に生活できるとは,飢えず凍えず結婚したけりゃできて,子供欲しければ子供育てられること思っていましたが,読みたい本を読めるも加えなきゃ.「健康で文化的生活」.2) 図書館の充実を.読みたい本がある図書館を.また,全国の図書館が買えば,出版が成り立つだけの図書館予算を! まとまっていませんけど.失礼しました.

03/09 20:21
  • つぐみ
  • yama
0255文字

読んだ本
1066

読みたい本
13

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/09(3329日経過)
記録初日
2016/03/09(3329日経過)
読んだ本
1066冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
270355ページ(1日平均81ページ)
感想・レビュー
1061件(投稿率99.5%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
https://ameblo.jp/to7d/
自己紹介

落語探偵です。昭和の名人たちのCDを聴き、各地の落語会に出没しています。今は亡き立川談志師匠・古今亭志ん朝師匠が特に好きです。囲碁・将棋・文学・映画も愛しています。落語探偵ブログ( https://ameblo.jp/to7d/ )もやっていますが、最近は更新が滞りがちです。読書メーターは字数制限が厳しいので、敬語や丁寧語は使いづらく、荒っぽい表現となることも多いのですが、よろしくお願いいたします。

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