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日本では(多分)初となる本格的なシーゲル論が出版されたことがまず意義深いし、「内部を欠いた者」の「絶対的な二項対立」、「直線的」「偽装と操作」といったワードでノワールとの乖離を示す論述は面白く、説得力がある。一方、迅速性、効率的な物語の語り方、あるいは(シーゲル自ら「バロックとビザール」と称す)暴力が突出するショットの力、高低差のある視点といったシーゲルの卓越した作家性については詳述を避けるので、少々物足りない。もはや既知のものだからだろうか、ドン・シーゲルにシビれるのはまずそこじゃん、と思うんだが。
映画監督 ドン・シーゲル: ノワールを遠く離れて
吉田 広明
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2025/03/14
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読書データ
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675
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1
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13
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読みたい本
135
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プロフィール
登録日
2017/10/29(2696日経過)
記録初日
2017/10/26(2699日経過)
読んだ本
675冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
256520ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
601件(投稿率89.0%)
本棚
8棚
URL/ブログ
https://ameblo.jp/mabuse-tarou/
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