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ガルシア・マルケスが「大人のために書いた」というこれら童話がわたしたちの反射的な哄笑を誘うのは、その突拍子のなさや荒唐無稽さからではない。彼が語り聞かせるファンタジーの中に、わたしたち自身の無知・物見高さ・残酷さや優しさ、祈りの所作をリアルに見て恥ずかしさを憶え、それを抑圧しようとしてたぶん笑う。
0255文字
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さんの最近の感想・レビュー

エラスムスはブルゴーニュワインがお好き: ルネサンスつもる話

エラスムスはブルゴーニュワインがお好き: ルネサンスつもる話

宮下 志朗
今まで縁遠く感じていたエラスムスさんだったが、本書のタイトルを見て、「そうなの…続きを読む
通過儀礼 (岩波文庫)

通過儀礼 (岩波文庫)

ファン・ヘネップ
再読。初読時はキャンベルの神話的過程の移行(うつろい)の確認と、葬礼儀式から人…続きを読む
ゴリオ爺さん (古典新訳文庫)

ゴリオ爺さん (古典新訳文庫)

バルザック
「短く刈った煉瓦のように赤い髪があらわになると、その顔つきが、恐ろしいほど豪胆…続きを読む
儀礼の過程 (ちくま学芸文庫)

儀礼の過程 (ちくま学芸文庫)

ヴィクター・W. ターナー
死んで生き直す。日々の睡眠という習慣ばかりではない、考えてみれば毎瞬々々がその…続きを読む
背徳者 (新潮文庫 シ 2-1)

背徳者 (新潮文庫 シ 2-1)

ジッド
作者ジッドは、「この主人公を以て健康な精神と肉体を持った、常識的な一紳士と見做…続きを読む
語るボルヘス――書物・不死性・時間ほか (岩波文庫)

語るボルヘス――書物・不死性・時間ほか (岩波文庫)

J.L.ボルヘス
「書物」。ボルヘスを読み、読みつつメモを取るとき、じぶんが何ともうつけた姿をし…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/02(3645日経過)
記録初日
2003/10/01(7756日経過)
読んだ本
187冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
57703ページ(1日平均7ページ)
感想・レビュー
187件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

これからも嵐のように生活が変わっていくのでしょうが、なるべく本を読んですごしてたいと思ってます。

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