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『トニオ・クレーゲル』臆病な自信家。異国風の名前を持ち、自分は特別だと自惚れそれでいて俗人たちの世界に嫉妬を抱く。最後は俗人たちに混ざることを拒否しながら自分は俗人であることを告白しているところが印象的だった。 『ヴェニスに死す』常夏的な雰囲気と疫病が合わさり蜃気楼のように淡い幻想的な印象を受ける。冒頭で否定していた老人と同じように自分も化粧を行うところが印象的だった。所々プラトンを読んでる気分になれる。海や文士などトニオ・クレーゲルと共通点はあるけれど全体の印象はかなり異なる。
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読書データ

プロフィール

登録日
2013/02/07(4340日経過)
記録初日
2013/01/05(4373日経過)
読んだ本
1540冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
501260ページ(1日平均114ページ)
感想・レビュー
409件(投稿率26.6%)
本棚
7棚
性別
年齢
35歳
血液型
O型
職業
IT関係
現住所
東京都
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