読書メーター KADOKAWA Group

じん
さんの感想・レビュー

じん
新着
ネタバレ『悪童日記』の最後の一文で「ぼくら」が引き剥がされた衝撃に突き動かされて三冊一気に読んだ。三冊読み終わるまでずっと末恐ろしくて、『ふたりの証拠』の始まりのところは別離の衝撃でリュカの孤独が悲しくて悲しくてたまらなかった。三作目さえも「嘘」なんだとしたら、何が本当なのかわからないけど、『悪童日記』で「ぼくら」を書いていたリュカが、二作目の題が「La preuve(証拠)」なのがとっても悲しい。二作目のタイトル、「ふたりの証拠」っていい邦訳だなあ、、、。
じん

自分の片割れでありながら自分:クラウス(CLAUS)であるリュカ(LUCAS)の墓を眺めるクラウス(KLAUS)。

08/29 23:03
  • 瑞都
  • ヴェネツィア
0255文字
全1件中 1-1 件を表示

じん
さんの最近の感想・レビュー

泉鏡花論: 幻影の杼機

泉鏡花論: 幻影の杼機

渡部 直己
「しかし、ぼくらの視線(よみ)がこの種の些末さに耐えることができないのなら、少…続きを読む
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

米澤 穂信
ミステリとしても小説としても切れ味抜群でとてもおもしろかったです。それにしても…続きを読む
婦系図 (新潮文庫)

婦系図 (新潮文庫)

泉 鏡花
近代という時代や家の論理に人が虐げられていく。人々が主税やお蔦にかける言葉が、…続きを読む
薄紅梅 (中公文庫 い 58-1)

薄紅梅 (中公文庫 い 58-1)

泉 鏡花
解説で「夕映え」と評される鏡花最晩年の透明感あふれる作品たち。辿り着いた文体も…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/11/11(3717日経過)
記録初日
2014/01/25(4007日経過)
読んだ本
399冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
115736ページ(1日平均28ページ)
感想・レビュー
27件(投稿率6.8%)
本棚
3棚
性別
外部サイト
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう