P.68 学校から帰ると僕は自転車で近所の区立図書館に行った。休みの日も多くの時間をひとりで過ごした。物語や小説や伝記や歴史、そこにある本を手あたりしだいに読んだ。子ども向けの本をひととおり読んでしまうと、一般向けの書架に移って、大人のための本を読んだ。よく理解できない本でもとにかく最後のページまで読みとおした。 ↑この文章は村上さんの子ども時代の過ごし方をそのまんま書いた文だと感じた。
P.114 今から百年後には、ここにいる人々はおそらくみんな(僕をふくめて)地上から消えて、塵か灰になってしまっているはずだ。そう考えると不思議な気持ちになる。そこにあるものごとが幻みたいに見えてくる。風に吹かれて今にも飛び散ってしまいそうに見える。僕は両手を広げてじっと見つめる。僕はいったいなんのためにあくせくとこんなことをしているのだろう?どうしてこんなに必死に生きていかなくてはならないんだろう?
P.149 『やれやれ、自分が今どこにいるのかもわからないの?』 P.152 『君、それにしてもひどい顔をしているよ。そのことは知ってる?』 P.234 『でも僕は緑色が好きなんだ。たとえ危険でも緑がいい。緑は森の色だ。そして赤は血の色だ』 (ノルウェイの森とリンクしているセリフと感じた。)
P.278 夢の中から責任は始まる。(つくる君もやはり責任ありそう。) P.372 『ジャンボ・ジェットの洗面所が男女兼用であることも、図書館の洗面所が男女兼用であることも、原則的に考えれば、生じる問題は同じじゃありませんか?』(大島さんの説明の仕方がかっこいい。)
中村文則、大江健三郎、ドストエフスキー、安部公房、村上春樹作品を繰り返し読みたいです。スマホ時間を減らして読書時間を増やしたい。
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P.68 学校から帰ると僕は自転車で近所の区立図書館に行った。休みの日も多くの時間をひとりで過ごした。物語や小説や伝記や歴史、そこにある本を手あたりしだいに読んだ。子ども向けの本をひととおり読んでしまうと、一般向けの書架に移って、大人のための本を読んだ。よく理解できない本でもとにかく最後のページまで読みとおした。 ↑この文章は村上さんの子ども時代の過ごし方をそのまんま書いた文だと感じた。
P.114 今から百年後には、ここにいる人々はおそらくみんな(僕をふくめて)地上から消えて、塵か灰になってしまっているはずだ。そう考えると不思議な気持ちになる。そこにあるものごとが幻みたいに見えてくる。風に吹かれて今にも飛び散ってしまいそうに見える。僕は両手を広げてじっと見つめる。僕はいったいなんのためにあくせくとこんなことをしているのだろう?どうしてこんなに必死に生きていかなくてはならないんだろう?
P.149 『やれやれ、自分が今どこにいるのかもわからないの?』 P.152 『君、それにしてもひどい顔をしているよ。そのことは知ってる?』 P.234 『でも僕は緑色が好きなんだ。たとえ危険でも緑がいい。緑は森の色だ。そして赤は血の色だ』 (ノルウェイの森とリンクしているセリフと感じた。)
P.278 夢の中から責任は始まる。(つくる君もやはり責任ありそう。) P.372 『ジャンボ・ジェットの洗面所が男女兼用であることも、図書館の洗面所が男女兼用であることも、原則的に考えれば、生じる問題は同じじゃありませんか?』(大島さんの説明の仕方がかっこいい。)