以前は気に入った著者の本を追っかけて読むタイプでしたが、最近は作家よりテーマで読むようになりつつあります。今は、たぬきに夢中。たぬき本のレビューが多めです。
あと、韓国語の本も割と読んでます。
自分のレビューは、本の紹介というより、そこから自分が何を感じたか?自分にとって何なのか?を中心にしてますので、あんまりガイドとしての役割は果たしていません。
ですので、同じ本を読んだ人の感想をたくさん聞きたいと思っているのですが、どうも他の人が読んでない本を読むことが増えていて、そうも行かなくなっています…。
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【感想1】福島の原発事故で大きな被害を被った飯館村村長の手記。 正直この本を手に取ったのは、放射能問題について知りたかったから。 しかし、読後に残ったのは原発問題と言うより、地域コミュニティのあり方について。 本書の大部分を占めているのは、著者が村長として飯館村という地域をどうしてきたのか、 そしてどうしたかったのか。 それが原発事故によって難しくなった今、自分はどうしていきたいか。 つまり困難に直面した地方自治のあり方について書かれているといっていいと思う。 まあ村長という役職
【感想2】はそういうものなのだろうから、それは当たり前なのだけれど、 その意味では私のような読者の期待にこたえるものではないかもしれない。 ましてや私のような既にかつてのコミュニティがすっかりなくなってしまったような地域の出身の者にとっては、 今のような非常時にそれがどれほど重要なことなのだろうとむしろ違和感を感じてしまう。 もちろんそれは当事者でない私がとやかく言うことではないのだろうけれど… つまり本書は放射能問題や原発に対するスタンスを考えるものではなく、それが地域の何を破壊し
【感想3】ようとしているのか、つまりその一地方に何が存在したのかを書いた本だと思う。 そのつもりで読まないと肩すかしを食うかもしれない。