一度大病をして会社を半年休まざるを得なかった時、せっかくなら一日一冊は読書しようと思い立った。それから体調もすっかり復調し、8年経つ。
読書を勧める本を何冊も読んだが、読書の本質は様々だ。私にとって読書は1っ冊の中でこれが大事だと思うものを抜き出す訓練であり、そこで得た情報を仕事でも私生活でも人とのコミュニケーションに役立てることだ。
一冊の本の中には100冊分の参考図書のエッセンスが含まれている。そうでない場合もあるが、編集者のスクリーニングや読者レビューを経て書籍化されたものには必ず読むべきものが含まれている。
この表現が刺さった。そう、その通り。こんな一文に遭遇するとすぐメモを取る。無理に記憶しなくていい。一日三冊に目を通すようになり、その感度は上がっていく。誰からも褒められなくても自分のこの一文を共有出来たら素晴らしいと思って記録している。これを20代から実践していたらもう少し視野が広がったとも思うが、まだ50代半ば、まだまだできることはありそうだ。
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