印象的だったのは、春樹氏自身でもねじまき鳥という作品についてよく分かっていないということ。著者なら作品について全て把握しているものだという先入観があったが、確かに人間なんて自分の心の中のことをどれだけ把握出来ているのだろうと思うと尤もなことではあるし、目から鱗でもあった。あれほどの大作を書き切るには、頭脳だけでなく肉体も全て総動員しなければならなかったのだと、ようやく執筆というもののハードさの一旦が分かった気がした。
Kindle買ったので書籍用漫画用http://i.bookmeter.com/u/212767
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印象的だったのは、春樹氏自身でもねじまき鳥という作品についてよく分かっていないということ。著者なら作品について全て把握しているものだという先入観があったが、確かに人間なんて自分の心の中のことをどれだけ把握出来ているのだろうと思うと尤もなことではあるし、目から鱗でもあった。あれほどの大作を書き切るには、頭脳だけでなく肉体も全て総動員しなければならなかったのだと、ようやく執筆というもののハードさの一旦が分かった気がした。