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hasegawa noboru
さんの感想・レビュー

hasegawa noboru
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村上龍「MISSING失われているもの」読了。村上龍が老いを語り出した。第2章「東京物語」から。〈老人は、一日が長うなりましたわい、と中年女に言う〉その老人が伝えようとした信号が「わたし」に伝わる。〈わたしたちの感情の中で、寂しさだけが、本質的なものだ。〉〈人生は、あるときから、確実に変化する。それまでに得てきたもの、ともに生きてきたものを、少しづつ、または一挙に、失うようになる。その変化は、決して逆行することがない」〉溢れかえる記憶と想像。朝鮮で育った母の想像と自らの幼少時代の記憶と今も反復する母の声。
0255文字
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読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/19(4236日経過)
記録初日
2013/08/20(4235日経過)
読んだ本
515冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
156199ページ(1日平均36ページ)
感想・レビュー
489件(投稿率95.0%)
本棚
0棚
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