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2024年10月の読書メーターまとめ

らんぽうBooks
読んだ本
5
読んだページ
1048ページ
感想・レビュー
5
ナイス
73ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

らんぽうBooks
ネタバレ美青年タクトと東京都同情塔の建築家沙羅の最終的な関係は、物語全体をまとめ上げ、読者に深い印象を与える重要な要素。彼らの関係を通して作者は「寛容」「共存」「人間とAIの関係」といった、現代社会が抱える普遍的な問題について、読者に考えさせようとしているように思います。 タクトは、人間そっくりの外見を持ちながら、感情の起伏が少なく、どこか不自然な言動を見せることから、高度なAIである可能性が考えられ、人間とAIの境界線を曖昧にする存在として描かれているのではないかと考えると、とても深い小説という印象になります。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

らんぽうBooks
ネタバレ日航123便墜落(事故ではなく)事件の隠蔽に関与した人たちは組織で動いたからとはいえ、理性を失い大罪を犯した。そんな後悔を背負い一生苦しみながら、今もひっそりと生きている。今回は、機長の異常死体についての新事実。半月後に発見されたことになっているが、実は事故原因を伏せるために自衛隊ヘリの中で衣服を脱がされ密かに素っ裸で遺体安置所を通過しどこぞに運ばれていったとの元看護婦の証言あり。今年の5月、国家権力の圧力により最高裁の上告棄却を受けた。日本も恐ろしい国だということを認識すべし。石破さんも引継いだ闇案件。
が「ナイス!」と言っています。
らんぽうBooks
ネタバレひきこもり「当事者」に対する「支援」研究者という立場で20年間の観察の振り返り本。以下は私が抜粋した箇所。当事者の<動けなさ>が周囲に見えていない。 存在論的な不安に脅かされているから動けない。 安心してひきこもれる関係づくり。 当事者の<語れなさ>が問題。 生きる意欲を失っている人に就労を語るか。 私が不安で心配だからやってあげたい、と自覚し、「私に何かできることはないだろうか」という立ち位置が良い。 ※ただ、ひきこもり認定されたら、生涯、行政が居心地のよい場所を無償で提供してくれる、前提のおはなし。
らんぽうBooks
ネタバレ美青年タクトと東京都同情塔の建築家沙羅の最終的な関係は、物語全体をまとめ上げ、読者に深い印象を与える重要な要素。彼らの関係を通して作者は「寛容」「共存」「人間とAIの関係」といった、現代社会が抱える普遍的な問題について、読者に考えさせようとしているように思います。 タクトは、人間そっくりの外見を持ちながら、感情の起伏が少なく、どこか不自然な言動を見せることから、高度なAIである可能性が考えられ、人間とAIの境界線を曖昧にする存在として描かれているのではないかと考えると、とても深い小説という印象になります。
が「ナイス!」と言っています。
らんぽうBooks
全国82医学部の教授が薬物治療法中心で、精神療法を重視した教授が生まれないという医学部の「闇」、手を出せない行政。5分診療&薬物処方で大儲けする開業医ばかり、マスコミも軽々に「心療内科に行こう!」キャンペーンを張っている。 薬物投与では治らない患者を一生通わせるから「満員御礼」で忙しい風景になっている。待合室が溢れているのは、患者を治していない証拠。そもそも、薬物療法医学部出身の医者が心の病を治療する技術を持っていない。公認心理師等が行なうカウンセリングを健保適用とすれば、精神医療の崩壊を防げるのでは。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ整備された一般の登山道ではなく、藪を掻き分けてルートを見つけながら登る「バリエーションルート」にのめり込む主人公。VRゴーグルをつけた臨場感を醸し出す表現力が芥川賞受賞ポイントではなかったか。山岳小説としては初受賞。会社の付き合いを避けてきた主人公が同僚に誘われて六甲山登山に参加し、人生を見つめ直す。日常的な社会という枠組みの中で生活している主人公が、山の中でルートをたどっていくうちに、肉体的にも精神的にも追い詰められることで何かに気づくという体験、バリの師匠である妻鹿さんの人物像がメガインパクト。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/04/29(2038日経過)
記録初日
2003/07/28(7792日経過)
読んだ本
576冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
165467ページ(1日平均21ページ)
感想・レビュー
282件(投稿率49.0%)
本棚
0棚
性別
現住所
千葉県
自己紹介

若い頃にあまり読書していなかった反動で、40代から芥川・直木賞受賞作品を読むことに夢中になり、現在360作品全て読了。今後は本屋大賞とキノベストの各年BEST3作品、新井大賞を読破することが目標です。

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