戦争に翻弄され、辛い事を乗り越えようと頑張る様が読後を温かくしてくれました。現代はこんなに辛い事はないけど、前向きに過ごせたらいいかなと思わせてくれました。

今回もゆる〜い感じで良かったです。イヌ、ネコの無邪気さには笑ってしまいました。

恩田陸の書く天才は天才中の天才という感じで、描写がとてもうまい。けど今回の作品は回想録のような文体で進められているため小説としては純粋に楽しめなかった。それでも一度バレエを見てみたい気持ちにはなりました。

現実にもあるような日常の出来事が小説になった感じで、寺地はるなさんらしいなと思いました。物語に出てくる和菓子が美味しそうで、甘いものが食べたくなりました。

戦争に翻弄され、辛い事を乗り越えようと頑張る様が読後を温かくしてくれました。現代はこんなに辛い事はないけど、前向きに過ごせたらいいかなと思わせてくれました。