備忘追記：｢誰にも言えない秘密は？｣と子供時代に友達と交換しあったプロフィール帳で何度も見た問いが幼い私にはどこかしっくり来なくて不思議に感じたことを覚えている。自分だけの秘密がないのは変なのだろうかと。大人になった今この本を読んで思うのは、歳を重ねると誰にも言えない秘密ではなく、私だけの感情が生まれるということ。それはシェアすべき気持ちではなく私のためだけの思いとしての。