またウクライナが解決しなければならない問題、例えばEUの要求する慢性的汚職、オリガルヒ及び政治金融界の政治への影響、国家首脳部に蔓延する縁故主義、司法の独立性、人権保証の法治国家、権力の分散化、経済再建などなどは、そのままロシアのアイデンティティの底にあるものとも思える。戦争の長期化は欧米対ロシアの二極構図で成立しないグローバルな複雑さを解決できない…例へばグローバルサウスの無視できない力や欲しいところだけを取引する各国の読めない行動などなど…現代世界にあるのだなと読めた。とても理解しやすい良書だった。
→毎日一人のファシリテーターが立ち、お題に沿って、一日目は自由題、二日目は不幸な境遇を抜け出し仕合わせを得るをテーマに、三日目は望を巧みに獲得した人をテーマでショートストーリーを披露させる。三日目辺りから際どい。段々に大人の童話になって行く。話も込み入って物語風創作性豊かになってくる。最大テーマはあれをこうして、此れをあれして若い娘、美貌の夫人に思いを果てるだが、そこには堕落した司祭や堅物の修道士らを手球にとって思いをとげる娘や忍耐強く世を靡かせ思いを手にする若者の努力も見逃せない。→
→私として三日目第七話贖罪の夫人の話は宗教の嘘と人心の道徳がテーマでちょっと説教臭いが、良かった。まあダンテからすれば何と伸び伸びしていることか。四日目からどうなるのだろう。大胆に太股を露わにする娘が書影に、これって誘っているのか?「情熱の運動について」の肢体だそうだ。
→シンプソン一家のホーマーが踏んづけてトーラスのドーナツを何個か潰してたらそんな特異点のファイバードーナツができるだろうけれど、無限にあるからホーマーには同情しない。とか。 シモーヌ・ヴェイユの兄アンドレイが数理ーリーマン幾何面ーゲージ群論に架け橋しようと試みるラングランズ予想に量子物理学へも拡張しようするとか。量子物理学の超弦論を数理世界のゲージ理論ですでに予想していて、数学は発見されることを待ち望み、そこには特許は成立しない。既にあるからだ。→
→そこいらへんが物理科学のイノベーションと全く異なる。フーリエ方程式に誰かパテントなり使用料を払ってるのだろうか?数学は何処にいても、何時の時間にあっても平等である。それはある意味「愛」である。しかし、数学の経験は一瞬に二十万人を焼き殺す「罪」も一方にある。映画「愛と数学の儀式」は多分に場の量子論がもつトンネル効果の数式を恋人真理に刺青したのだろう。 青木薫さん訳の数理以外は散文詩的に楽しめた。とても数理は脳の襞にも留まらなかったが。
神曲の光景が現れたかと思うと、不安と憧憬を伴いトスカーナの路を歩く等身大のダンテが現れる不思議な感覚だった。ルネサンスの幕開けを告げるジョットをパドゥヴァの工房に訪ねる。「アリギエーリ卿、久しぶりだね。噂聞いてましたよ(トスカーナ言葉の詩を書いてなさるんだってね)」「そうなんだよ。もっともっと豊かな言葉を見つけねば。君の絵はとても生き生きとしているね」二大巨塔の語合いが中世の終わりと新時代の始まりのような小気味のよいものだった
2023年よかったランキング
一位 読メですよね
二位 常念山脈を歩けたこと。表銀座の再行は天幕登山で燕~大天井~槍~大キレット~奥穂高~上高地へと歩けた頃の若かった自分を懐かしく思い出させました。
三位 心と体の元気が読書を後押し。
2024年に望むこと
1位 今年も元気であるぞ。今年は欲張らず水晶岳へ裏銀座を歩こう。薬師は無理かな?
2位 読んで記憶の澱になる感想を
3位 2023を100冊読めてなったことをまとめで知りました。今年は150冊を目指したいが、速読でない自分はどうでしょうか・・・?
2022年よかったランキング
一位 読メは揺るがず
二位 西穂高岳から眺めた山の世界
三位 元気が資本〜むかし道のe-bike程よい疲れと目線によぃ景色〜
2023に望むことランキング
1位 ふと手に入れたe-bike激坂とロードでは走れない路を走ろう。景色を眺めながら餅を食べ、本を読もう
2位 他に望まず
2021年よかったランキング
一位 やっぱり読メ かな
2年目突入コロナが読書を後押しか!不覚にも腱板断裂が読書を後押し
二位 断裂残念山行「和名倉山」を強行唯一の山思い出よかったな~!
三位 元気だったこと
BADランキング
一位 もっと山歩きたかった。課題
二位 以下取るに足りない
2020年のよかったランキング
一位 やっぱり読メ かな
二位 コロナ読書専念 かな
三位 患わず元気だったこと
BADランキング
一位 薬師岳に行けなかったこと
二位 以下は取るに足りない
2021年願念願 薬師岳に行きたい
読後感想は自分の記憶のため。ネタバレという言葉好きでない。筋抜き煮込のようなもの。煮込むほど味わいのある記憶のため!
2019年のよかったランキング
一位 読書メーターとあえ読書の記憶貯金できそうな予感
二位 山歩けたこと
三位 何にもまして元気だったこと
2019badランキング
一位 ・・・・・・
忘れちゃった こと
二位も三位もなし
読書以外の好きなもの
好きな彫刻家 ティルマン・リーメンシュナイダー(多くがオリーブを用いた具象彫刻は北欧の陰鬱さを現しているのだろうか) コンスタンティン・ブランクーシ(完全な抽象 ルーマニア紋様「無限柱」手斧名栗の石柱、ポガニー嬢、空間の鳩 贅を極限にまで削ぎ落とした線)
好きな画家 アンドリュー・ワイエス(クリスチーナの世界 大好きだな❗️) ベン・シャーン 有森利夫(女性ともつかぬ人物が佇む静謐な世界) ピエロ・デラ・フランチェスカ モディリアニ(妻ジャンヌの裸体 色使い筆線に鳥肌が起つ)ボナール(ニースの眠りから目覚めた街の朝の風景 清々しい空気が少し蒸し始める 倦怠と活動だろうか?)
好きなアニメータ アレキサンドル・ペドロビッチ(あ~あのガラス油絵の透明感 老人と海 よかったな!) ユーリー・ノルシュテイン イジー・バルタ(ゴーレムはいつ?とっても気になる!) イルジー・トルンカ(人形たちが動き出す!真夏の夜の夢が全てを語る) ミレイユ・マチュー(クレパス画のアニメ)
ラウル・セルヴェ(ポール・テルボーその後どんな作品を?) アニメはどちらかと言うとパペットアニメが好み。2019に観たホフマニアダ(ホフマンの物語)はもう傑作。是非観たいのはバルタのゴーレム(原作マイリンク)中国は水墨アニメ!
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またウクライナが解決しなければならない問題、例えばEUの要求する慢性的汚職、オリガルヒ及び政治金融界の政治への影響、国家首脳部に蔓延する縁故主義、司法の独立性、人権保証の法治国家、権力の分散化、経済再建などなどは、そのままロシアのアイデンティティの底にあるものとも思える。戦争の長期化は欧米対ロシアの二極構図で成立しないグローバルな複雑さを解決できない…例へばグローバルサウスの無視できない力や欲しいところだけを取引する各国の読めない行動などなど…現代世界にあるのだなと読めた。とても理解しやすい良書だった。