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2024年4月の読書メーターまとめ

さい
読んだ本
13
読んだページ
2971ページ
感想・レビュー
9
ナイス
193ナイス

2024年4月に読んだ本
13

2024年4月のお気に入られ登録
2

  • ぶぶ ひこ
  • 田中秀和

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さい
ネタバレこれは驚いた!!!よくこんな本を生み出せたものだと感嘆する。誰かと共有したいが、ネタバレなしで読んで欲しいから口にできない。種明かし後に振り返ってみれば、冒頭の引用文(宮沢賢治)の意味がわかる。しかけは明かされるまで気付かなかったが、それでも読み進めるうち、各ページの(京極夏彦的)こころくばり、各章末が綺麗にページ最終行まで埋められている美しさを沁み入るように感じていた。そしてそれは至極もっともなことだったのだと思い知らされたのだった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
9

さい
ネタバレ究極の音楽を文字で表現する難しさと、コンクールという専門性の高い分野を門外漢に見せる難しさを感じさせず、天才達のピアノコンクールを魅力的に描き出す著者の筆致たるや。450超ページを一気にめくることになるが、読み易ければ読み易い程、いかに苦労して書き上げたかと感嘆する。4人の天才達の辿ってきた道を軸に描かれる音楽と生き方。いつまでも見守っていたいが、コンクールである以上、終演に向けて話は進む。/エントリー部分で語られる、音楽家業と作家業の類似点の描写にニヤリ。/アーちゃんとマーくんの出会いのところが好き!
が「ナイス!」と言っています。
さい
ネタバレ【メモ】「〈ふでばこのくに〉のルール その一 うごいたり、しゃべったりしているところを、人間にみつかってはいけない その二 自分の意思で勝手にもち主からはなれない その三 ごみばこライオンには、はむかわない その四 もち主の生活に首をつっこまない その五 運命はしずかに見まもる その六 ただし、ルールがすべてではない」///〈おならもらっきょうもせっきょうもぜんぶくさい〉///
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さい
ネタバレ豪華執筆陣による三越デパート系アンソロジー。表紙は三越包装紙図「華ひらく」。波に洗われる石をモチーフにこの絵図を描いたのは猪熊弦一郎氏で、その一角に「Mitsukoshi」のロゴを入れたのはやなせたかし氏で。ページをめくればもちろんこの石もアンパンマンも登場する。誰にも見られずに三越ライオン像に跨がれたら願いが叶う…という伝説もまた。伊坂幸太郎作「Have a nice day!」この語は命令形だという視点がnice! 柚木麻子作「七階から愛をこめて」歴史のバトンにちょっと泣いた。
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さい
ネタバレ金貸しをし、シャブ屋をやり、覚醒剤に溺れた元ヤクザが弁護士になる。壮絶な話であり、激しくも悲惨にも恐ろしくも劇的にも描けたのであろうが、一貫して読みやすく明朗に語られていて、そこに筆者の天性を感じる。一冊を通して読み取るものは、おそらく読者の経験によって大きく変わってくるだろう。今いる場所から抜け出たい人、生き直したい人、効率的に受験勉強をしたい人…等々。印象に残ったのは、薬漬けだったときの幻覚、幻聴体験のリアルな表現。
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さい
ネタバレ11年11ヶ月振りの再読。今回も非常に面白かった!前回の読書との違いは、この間に、同作の映画を見、アニメを見、ドラマを見ている(現在佳境)ということ。本作の面白さに目を見張ったし、本作が「原作」のポジションとなってもなお眩いと思わせるドラマの制作者にも感心と感動を禁じ得ない。現時点と遠い未来を併せ本気で見据えて努力を惜しまない人の生み出すもの(小説であれ辞書であれ)はちょっとやそっとのことでは揺るがないのだと思い知らされた。
が「ナイス!」と言っています。
さい
ネタバレこれは驚いた!!!よくこんな本を生み出せたものだと感嘆する。誰かと共有したいが、ネタバレなしで読んで欲しいから口にできない。種明かし後に振り返ってみれば、冒頭の引用文(宮沢賢治)の意味がわかる。しかけは明かされるまで気付かなかったが、それでも読み進めるうち、各ページの(京極夏彦的)こころくばり、各章末が綺麗にページ最終行まで埋められている美しさを沁み入るように感じていた。そしてそれは至極もっともなことだったのだと思い知らされたのだった。
が「ナイス!」と言っています。
さい
ネタバレ書体設計士。フォント制作会社。気にしたこともない世界だが、読んでみれば「水のような、空気のような」書体を目指し励んできた著者の人生がまさに水や空気のように身体に沁みる。素晴らしい人々との交流と珠玉の言葉が満ちる。京極夏彦氏、平野甲賀氏のページは必見。石川九楊氏の書、祖父江慎氏のブックデザインは検索すればするほどハマる。とても面白い本だった。著者の歩んだ道を共に振り返るのもよかったが、名店の看板文字をじっくりと味わい、その店、その街をも堪能する、付録ページの看板探訪もまた面白かった。
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さい
ネタバレ写真を始める初心者向けワークショップをベースにした本書、その立ち位置にいない私にも興味深く読めた。「写真に大切なのは写真以外の知識と経験です」…映画とか、漫画とか。写真がうまくなる前に、いい写真とは何かを考えよと。また、誰のための写真なのかを考えよと。被写体のためなら、相手を喜ばせる写真にする、相手にストレスを与えるな…つまり大切なのは関係性。/写真家とフォトグラファーの違い、及び、彼等の入る二大写真協会の存在。こういうのって、どこの業界にもあるのね。/ともあれ「写真は考える仕事」「たくさん撮りましょう」
が「ナイス!」と言っています。
さい
好著。冒頭からひとつひとつ熟読するのも大事だろうが、ざっと目を通すのも良し、興味のある部分だけ眺めるのもまた良しである。ページをめくるうち、自分(或いは近しい人々)の健康状態や使っている薬に関わる部分に巡り会い、目を開かされたり学び直したりすることになる。手の届くところに置いておきたい一冊。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/16(1757日経過)
記録初日
2018/11/16(1999日経過)
読んだ本
732冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
158930ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
555件(投稿率75.8%)
本棚
0棚
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