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2024年10月の読書メーターまとめ

レモン
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2024年10月に読んだ本
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

レモン
整理のため再読。やはり教育現場への支援を手厚くし、人材を増やすことが結果的に犯罪防止や国力の向上につながるとすれば、第一に取り組むべき最重要課題ではないだろうか。反省以前の問題を抱えている非行少年が多いという事実に、主観で判断し切り捨ててしまう危うさに気づかされた。昨今の急増する闇バイトもそうだが、想像力をいかにして養うか。また、そのレベルに至っていない子どもに対してはどうやってその能力を培わせるのか。被害者・加害者どちらの側の関係者にも回りたくないが、もし直面することがあれば本書の内容を思い出したい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
26

レモン
長らくご無沙汰になっている海外旅行の雰囲気を、手軽かつ存分に堪能できるお得な小説。添乗員の仕事はあんなに大変そうなのに、ほとんどが派遣社員だなんて信じられない。差別や偏見、理不尽なクレーム等様々な壁にぶち当たりながらも、必死に仕事に喰らいつく主人公・遥が眩しい。コロナ禍で仕事ができなくなっても、また立ち上がって魅力的な国々を案内してくれそうなガッツがある遥を応援したい。嫌な客をやり込めてスカッとする展開はないが、どの話も最後にはどこかホッとできる。
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レモン
知識偏重の詰め込み教育は良くないと、ディスカッションをさせたり早期からの英語教育を取り入れたりしているが本当にそれで良いのか?と警鐘を鳴らす。契約書や広報の読み方なんて絶対に学ぶ必要はなく、読解力をつけることが諸々の文章を読むことはもちろん、コミュニケーション力向上につながることには全くもって同意見。教科への興味の多寡は多少あれど、教師の能力によって8割方決まる。教えるのが上手い先生に当たると、苦手科目でも大いに成績が上がるものだ。今になって学ぶことの意義を痛感する。
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レモン
本書を読みながら早生まれの息子がまだ6歳であることを思い出した。1年生という学年で考えがちだったので、今読んで良かった。6歳のステップが今まさに直面している課題「自信」だった。「大丈夫、あなたならできる」と声をかける方法は意識して増やしていきたい。言霊は何となく信じていたが、ネガティヴではなくポジティブなピグマリオン効果は積極的に活用せねば。社会を渡り歩く土台となるわんぱくの芽を摘まないことも遅いかもしれないが、意識しないと。息子も娘もたくましく育っていってほしい。
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レモン
今のところ穏やかで手がかからず、特別悩みもない娘。喋り出してからが大変かと予習+息子との対応方法の違いを比較したくて読む。それぞれの年齢時に読み返して意識したい。女の子は耳が良く、母親の顔色をよく見ているのは確かにその通り。たださほど男の子との違いは大きくなさそう。特別女の子だからこう育てようではなく、1人の人間として人格を尊重して受け止めてあげることに尽きるか。息子の反省を活かしてダメダメ言い過ぎないようにせねば。
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レモン
やはり新書は旬を逃すと面白さ激減。医療系ジャーナリストの著者が現役医師7名に取材した内容をまとめたもの。とは言え、メディアでコロナへの恐怖を煽っている医師へ対抗するためか、似た意見を持つ医師が集められている。余りに両極端の意見を載せてしまうと、本として主張がブレるので仕方ないのだろう。7名中3名程がモーニングショーの玉川さんに苦言を呈しておられたのが印象的。確かにモーニングショーの自粛警察煽りは酷かった。医者にとって保健所は警察なんだとか。色々なしがらみにがんじがらめにされてつくづく息苦しい国だと感じた。
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レモン
表題のタピオカ屋の行方や、儲かってなさそうな地元密着の定食屋やスナックのからくりなど、ビジネスがどのように成り立っているのかが多くの事例と共に解説されている。他にもごく近所に立つ同じコンビニチェーン店の謎は、言われてみれば納得。著者は学歴で同業者に勝てないため、ブルーオーシャンを開拓し見事(?)成功したとのこと。ビジネスを始める人だけでなく、身近なビジネスの疑問に答えてくれているのでむしろ普段何も意識していない層こそ、考えるきっかけになって良さそう。
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レモン
整理のため再読。やはり教育現場への支援を手厚くし、人材を増やすことが結果的に犯罪防止や国力の向上につながるとすれば、第一に取り組むべき最重要課題ではないだろうか。反省以前の問題を抱えている非行少年が多いという事実に、主観で判断し切り捨ててしまう危うさに気づかされた。昨今の急増する闇バイトもそうだが、想像力をいかにして養うか。また、そのレベルに至っていない子どもに対してはどうやってその能力を培わせるのか。被害者・加害者どちらの側の関係者にも回りたくないが、もし直面することがあれば本書の内容を思い出したい。
が「ナイス!」と言っています。
レモン
日本の常識は世界の非常識と終始主張しておられる。非効率なのも知ってはいるが、個人レベルではどうにもならない。働いている会社名に価値を見出すのではなく、個人のスキルを磨くべし。イタリアのLCCの話がとても面白く、非常時に強い臨機応変さが現れているエピソードだった。柔軟な考え方は見習わなければ。文章が上手ではないので、一見読みやすそうに見えてわかりにくい文が多い点が残念。
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レモン
少しずつ麻野との距離を詰めようとする理恵が微笑ましく、自然と応援したくなってきたのでこのままシリーズ追いかけよう。意外と豊富なスープのレパートリーに毎話楽しませてもらっている。ただ、日常の些細な謎がスープ屋の雰囲気とそぐわない点が気にかかる。他の方の感想にもあるが、親の不倫がトラウマとなり行き過ぎた行動を取る環奈が、そのうち軽く一線を飛び越えそうで怖い。一応作中では絶対にしてはいけないと理恵に言わせてはいるが、「そんな大事にならず許される程度のこと」と捉えてしまう若者もいるのでは?とハラハラしてしまう。
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レモン
『ぼくはイエロー〜』や対談本を先に読んだので、それらに比べると難しかった。エンパシーについて様々な識者の方々の意見を紹介しておられるが、どの主張も揚げ足取りというか、それだけ人によって定義が異なる言葉であると実感。目先の利益に惑わされて行動しても結果として自分の利益を損なっている、との記述にハッとした。利己的=悪ではない。バランスが大事。身近なところから始める民主主義は是非実践したい。自分が楽だからトップダウンにしがちだが、それでは子どもの自主性は育たない。
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レモン
どうしても日本とイギリスを比較して、イギリスの教育羨ましいとなりがちだが、伸び代があるとも言える。コロナ禍でのブレイディさんの息子君の宿題が非常に興味深い。校則で決まっているから金髪の留学生が来ても黒髪に染めさせる、と息巻く先生がいるような学校には絶対に子どもを通わせたくないが、少しずつ変わってきているのでは。演劇の授業は是非日本でも取り入れてほしい。世間に優しく、社会に厳しい日本人。誰かが困っている場面に出くわすと、できない理由とやらない理由を延々と脳内で列挙し続けてしまう。そういう所だよなぁ、と反省。
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レモン
何かで面白いという評判を目にして読んでみた。時代設定は70年代か。ホテルのスカイレストランへ向かうエレベーター内で死亡した黒人男性の事件の謎を、西條八十の詩をキーワードに追っていく。情景描写が豊かで目に浮かぶように想像が膨らみ、実際に自分もその場にいるかのように感じられる。伏線はここまで繋げるとやり過ぎに感じるが、これを差し引いても俄然面白い。失踪した妻の行方を、警察顔負けの捜査で真犯人まで辿り着いた小山田が凄い。因果応報は唯一ジョニーには当てはまらない点が切ない。
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レモン
易しい解説にネットの要約やまとめ、酷い場合はネットニュースの見出しだけ読んでわかったつもりになっていませんか?と警鐘を鳴らす1冊。私自身、ずっと頭を使っていると疲れるので極力タスクを早々に片付けて基本余白を空けておきたい(ダラダラしていたい)タイプなので、もっと熟考すべきだったと反省することも多々。スマホの時間浪費は本当に気をつけたい。産経新聞の誤報にはびっくり。国民総にわかジャーナリスト化に近づいている昨今、情報の精度に気を配らなければならない。新聞はずっと興味があるのだが、やはり取るべきか。
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レモン
学校を卒業して強制的な勉強から解放されたからこそ思う。学びに終わりはなく、むしろ社会に出てからの方がより必要になるため、学び方を大学までの時点で身につけておくべきものだ。子どもには進路を決める前の高校生時点で、大学で学ぶ意味について書かれた章だけでも読んでほしい。池上さんご自身のエピソードがふんだんに盛り込まれ、アメリカの大学で何を学ぶか、大学の授業ではすべてを疑うこと、プランBを用意しておくことの意義など、どれを読んでも興味深い。私は乱読しがちなので、もっと教養を深めるような読書にスイッチしていきたい。
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レモン
フィンランドの流れからこちらも。細かい違いはあれど、基本的にはフィンランド同様プライベートを重視し、業務を時間内に終わらせるため効率の良さを追求している。厳しい労働時間規制に罰則もあり、法律を守らなければいけないという社会的合意がある。日本も同じように厳しく規制して欲しいが、本書を読む限り企業側の言い分ばかり取り入れているので無理そう。働き方に関してはフィンランド、ドイツと見てきたので、他の国、特にヨーロッパ圏以外の働き方も読んでみたい。
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レモン
16時に退社した後は貪欲に自らのために学び、同時に充実した余暇を過ごすフィンランド人。日照時間の短さは受け入れ難いが、その他は羨ましいと感じることが多い。もちろん、テーマ上問題点よりも良い点をたくさん紹介しているからそう感じるのだろう。コーヒー休憩やバカンスの慣習など、日本にも根付いてほしい文化がたくさん。人口も日本の半数程度なのに素晴らしいワークライフバランスが実現されている。人口減少は避けられない日本がお手本にすべきことが多いだろう。
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レモン
タイトルの「カッコウの卵」がそう繋がってくるかと東野氏の巧さに唸る。風美の出生の秘密よりも伸吾のストーリーに惹かれた。伸吾には幸せな人生を送ってほしい。いくら才能に恵まれていても本人が望むものでなければ何の意味もない。血縁関係や遺伝子などの動かせない事実よりも、個人の想いの強さが前者を凌駕することもある。真相はなかなかえげつない。止めるためとはいえ何故そんなことをする?という行動を取る人物ばかり。ラストは落ち着いて着地してくれたので安心できる。
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レモン
将来のためには正社員共働きがマストなのはわかってはいるが、越えなければいけないハードルが高すぎる。夫の理解、家族の理解、職場の理解、社会の理解…どれだけの理解を得なければ成り立たないかと思うとゾッとする。著者が善意で書いているのは重々承知しているが、もう少し男性にも喝を入れて理解を促すような書き方だったならベター。妻側が頑張って行動しなければ、と説教されているように感じてしまった。そりゃ時短にしたくはないけれど、体力的に保たない場合はどうすれば…?
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レモン
手元に置いて看病するときに目を通したい内容。とりあえず異変を感じたら早めに受診。脱水には注意。幼児〜児童期も知りたい。
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レモン
小手先のテクニックに惑わされず、聞き手のことを思うことと、聞き手が理解できない場合はすべて自分に責任があることが極意なのか。適切な修飾語の量がいつもわからないので、足りなさ過ぎたり不要な情報を説明してしまったりと難しい。本書を読んでも結局すぐに説明がうまくなるような即物的なアドバイスはなく、書いてあることを意識して練習あるのみ。
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レモン
シリーズ終了らしいが最後だからといって壮大な訳でもなく、淡々と終わっていった。テーマ的に仕方ないだろうけれど。D機関の顛末や謎に包まれた結城中佐について深く知りたかったが、謎のままあっさり終わるのもこのシリーズらしい。『アジア・エクスプレス』と『舞踏会の夜』が好み。文庫に書き下ろし作品が収録されているとか。文庫で読めば良かった。こんなにも優秀なD機関の面々が集めた情報を活かすことができない日本陸軍が哀れ。まだ続きそうだが、これで終わりとはもったいない。
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レモン
2話目までは良かったが、3話目から話が重くなり、その重さがシリーズの空気と微妙に合っていないように感じる。最終話の露の行動もちょっと前作の雰囲気と違うような。それでも美味しそうなスープの描写と効能の解説が毎回楽しみ。この部分だけでも読んでいられる。ただただスープが飲みたくなる。知る人ぞ知る早朝営業が急速に広まっている気がするけど、いいのだろうか。
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レモン
読みたい本にチェックした後、文庫になり書店で平置きになっていて驚いた本書。その場しのぎにも程があるイタリア人と、真面目な日本人の気質とかけ離れ過ぎていてめちゃくちゃ面白かった。それで社会が回っている不思議。ただ子どものまま成長してないだけのように思えるが、欲望の赴くまま後先のことを何も考えず行動でき、またそれが許容される寛容な社会であることが少し羨ましい。雨が降ったら落ち込むので打ち合わせキャンセルだなんて。時間の概念もただルーズなのではなく、独自のルールがあるのだとか。本当の幸せとは何か。深い。
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レモン
思考力・読解力・伝える力を伸ばすダイアロジック・リーディング。読み聞かせ中の質問で上記の力を引き出すことができるとのこと。読書量=読解力がある、ではないことを忘れがちになっていたので改めて読み聞かせに取り入れなければと思うも、最近は子ども1人で読むことが多く、また習慣化する所から始めないと。息子は特に伝える力が弱いため、例を示しながら楽しく教えていきたい。バムケロシリーズのように細かい描き込みがたくさんある絵本も会話が広がる手助けになりそう。
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レモン
魅力的な装画に美味しそうなフランス料理の描写に心踊る。のんびりしたシェフの兄としっかり者の弟ギャルソンがキッチンカーで全国津々浦々を巡りながら兄の恩人「翁」を探す過程で、様々な客の心も癒すという趣向。心温まる物語のはずなのに今ひとつ入り込めないのは、兄弟の旅と客の悩みがカチッと噛み合っていないことと、ファンタジーに振り切れていない中途半端さが要因か。料理名も馴染みのないフランス語なのに解説は少なめで、座席はいくつもの小さなテントで中は重厚なアンティーク家具というチグハグさ。
レモン
2024/10/04 10:15

これがファンタジーなら許容できるが、あくまでも現実世界のお話であるなら違和感が拭えない。純粋に物語を楽しむための舞台はきちんと設定してほしい。

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レモン
図書館にリクエストし、2ヶ月後にようやく手元に。前作から時間が空いたこともあり、細かい人名等を忘れていたので、蒔かれた種の萌芽を感じきれなかったのが残念。これは最終巻が出る前に予習し、読了後すぐシリーズ再読せねば。そして600ページ近くあるのに、この読み易さは凄い。誰かにとっての正義は誰かにとっての悪である。ルクレツィアの想いとレオナルドの想いは限りなく強く、どちらも生半可な覚悟ではなかったことは明白だが、冷酷な悪女の役割を演じ切ったルクレツィアの胆力に脱帽。どうか彼女の哀しく短い人生が報われますように。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/21(1958日経過)
記録初日
2010/08/12(5223日経過)
読んだ本
1103冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
350835ページ(1日平均67ページ)
感想・レビュー
1058件(投稿率95.9%)
本棚
5棚
年齢
38歳
現住所
京都府
自己紹介

幼少期から本が大好き💕
息子のため、というのは建前で絵本も収集中。
子どもの頃好きだった児童書や、中学時代ハマったラノベなど収集癖あり。

備忘録のためブログに簡単なあらすじと感想を書いていましたが、2020年から読メにお引越し。
こちらでも再読しながらぼちぼち感想書いていこうかな。
好きな本は特に、何度でも再読するので、読書総冊数は少なめ。

基本ミステリーが好きで、歴史や名作古典も読んでいきたい。
苦手ジャンルはホラー、きついグロ描写のあるもの。

◆好きな作家さん
東野圭吾、森見登美彦、伊坂幸太郎、海堂尊、乙一、古内一絵、横山秀夫、三上延、石田衣良、辻村深月、飛鳥井千砂、アガサ・クリスティ、ダン・ブラウン
新書でよく読むのは、池上彰、出口治明

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本を通してたくさんの方とつながれると嬉しいです。

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