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2024年4月の読書メーターまとめ

レモン
読んだ本
29
読んだページ
8490ページ
感想・レビュー
29
ナイス
1328ナイス

2024年4月に読んだ本
29

2024年4月のお気に入り登録
6

  • らくだ
  • ちーちゃん
  • mariya926
  • うさみん
  • 遠藤三春
  • 寿

2024年4月のお気に入られ登録
7

  • らくだ
  • ちーちゃん
  • mariya926
  • りんご飴
  • うさみん
  • ワニ🐊
  • 寿

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

レモン
ネタバレいい加減に積みっぱなしの暗黒館に着手しようと十角館から再読。初読時は例の一文で思わず声が出た。小説を読んで文字通り唸らされたのは、後にも先にも本書だけ。まだ読んでいない人が羨ましい。事前知識など一切仕入れず、ただ読んでほしい。500ページ近いボリュームだがすらすらと読める。犯人の忙しさときたら体育会系も真っ青。トリックを分かった上で読むと、犯人の体調が心配になってくる。犯人自らが告白文を壜に入れて海に流したり、登場人物のほとんどが煙草を吸っており、要所要所で時代を感じた。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

レモン

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2024年4月の感想・レビュー一覧
29

レモン
15の様々な職業に就く女性の短編集。安定の読みやすさと面白さに心のざらつき。山本さんハズレないのでは。どれが好きとか決められないほど、どれも良い。泳げるようになりたくてスイミングに通うおじさんが妙に心に残る。20代の仕事したての頃に読むと、よりグッと来ただろうお仕事小説。この中に専業主婦が入っていて、夫に愛人がいても献身的に尽くす女性が描かれているのも著者らしい。泣くまいと頑張る女性たちに共感もしつつ、たまには泣いてもいいよねと言ってあげたくもなる。
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レモン
誰も来ない誕生日パーティーの深夜にやって来た少年は誰か。みのりのおばあちゃんの行動理由は。モリオの母はなぜ軍手を捨てたのか。疑問を挙げればキリがない。平易でわかりやすい文章で書かれているのに、何もわからない。にも関わらず面白い。今村さん作品は本当に不思議な魔力が備わっている。体の内側から痒くなるような、妊娠中によく悩まされたむずむず足症候群になった時のような読後感。解説にあった「今村夏子の児童文学の素養の深さ」について思わず唸るほど同感。内容はまったく子ども向けではないが、子ども視点が非常に巧い。
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レモン
著者は動機やトリックから逆算して物語を構築していくと解説にあり、解説者とは違う意味で妙に納得してしまった。とってつけた感がないとあるが、今作は動機ありきで進みすぎてフィクション臭が半端ないと感じる。この動機で構築するには、犯人の異常性もしくは愛情をもっと強調して読者に納得させてほしかった。礼遠や優奈、愛子の両親など種を蒔きすぎて描写が追いつかなかった気もする。わかるけれど理解できない、したくないようなモヤモヤが残る。愛子の友人たちの無邪気な残酷さが心に引っかかった。
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レモン
ネタバレいい加減に積みっぱなしの暗黒館に着手しようと十角館から再読。初読時は例の一文で思わず声が出た。小説を読んで文字通り唸らされたのは、後にも先にも本書だけ。まだ読んでいない人が羨ましい。事前知識など一切仕入れず、ただ読んでほしい。500ページ近いボリュームだがすらすらと読める。犯人の忙しさときたら体育会系も真っ青。トリックを分かった上で読むと、犯人の体調が心配になってくる。犯人自らが告白文を壜に入れて海に流したり、登場人物のほとんどが煙草を吸っており、要所要所で時代を感じた。
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レモン
軽犯罪縛りの短編集らしい。短編集は苦手な方だが、山本文緒さんの短編集はテーマがあるので読みやすい。冒頭3作がクスリと笑える部分もありお気に入り。『少女趣味』や『誘拐犯』、『ニワトリ』は少し背筋が寒くなるような、頬がひきつる短編。寂しさを紛らわせるためだったり無自覚だったり、ほんの些細なきっかけで一線を越えてしまう人たち。決して褒められた行為ではないのは重々承知の上、彼らの生きづらさもわかってしまう。刊行当時よりさらに不寛容で息苦しい社会になっているような気がする。今読んでもまったく古さを感じない。
うさみん
2024/04/28 20:24

山本文緒さんが亡くなってもう新作が読めないんですよね•••。それが残念でなりません(。>ㅅ<。)

レモン
2024/04/28 21:54

本当に残念です😭私は亡くなられてから山本さん作品に出会ったので、もっと早く読んでいたかったと思いながら追いかけています🏃

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レモン
タイムトンネルからどう脱出してまゆみと再会するのかと思ったら、あっさり脱出していた。クレヨン王国へ戻る旅は簡単なものではないけれども。可及的すみやかくんはこの巻で生まれたのね。大柄な付き人に抱きかかえられているアラストコンビの挿絵がとても可愛い。本者がそっくりさんになりすますという何が何やらな展開も面白い。このコンビ本当好き。ダマーニナは何者なのか?不穏な雰囲気に先が気になってくる。三部作の予定だったらしいが、PART8までまだまだ遠い。お話はまだ始まったばかり。
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レモン
なかなか面白かった。迷惑行為はどんなに対策を講じたとしてもなくなることはないが、お礼型メッセージと恥のアピールによって少なくすることはできる。マイノリティ集団の価値観が世間の常識と同じであるという勘違いから、バカッターのような迷惑行為が行われ、その他の路上駐車や電車内での化粧などの行為の理由は「面倒臭い」からとのこと。自分だけ損をしたくないとかルールを遵守してバカを見たくないといった理由もありそう。迷惑行為=けしからん→厳罰化or法規制はあまりに短絡的なので、行為が起こりにくいシステム整備が重要か。
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レモン
アラエッサとストンストンコンビが想像以上に登場してくるので、ずっと未読だった月のたまごに着手。クレヨン王国のロマンスはあまり興味がないんだよなーと思いながらも、読み始めるとそこまで気にならなかった。小学生の女の子が思い描く理想の恋愛という感じ。ストンストンの意外すぎる残酷な行為にびっくりするが、現実を直視したくがないために自らを正当化しようとするところが人間臭い。児童書だからと人物造形を簡単にせず、醜い部分もきっちり描かれるのが良い。サード殿下…切ない。
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レモン
ネット上に誹謗中傷を書き込む人の正体については他でも読んでいたので知っていたが、そんな極端な人はごく少数と知っていても目をつけられたらと思うと積極的にネットで発信しようと思えない。ネットの匿名性=悪の図式にされがちだが、メディアが炎上を作ったり助長させたりしている事実にびっくり。確かにワイドショー観てても、偏った報道だな、と感じることはあった。#関東脱出の件は驚き呆れる。自由の裏には責任があることを忘れない。法規制ではなく、被害者に寄り添う法律の検討が大事。極端な人にならないための5箇条は覚えておきたい。
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レモン
現代の感覚で読むとなぜこのような作品が評価されたのかと思ってしまうが、解説を読むと理由がわかる。当時は階級意識が強いとはいえ、僅か1日で心変わりしてしまいそのまま連絡を断つアシャーストはあまりにも身勝手。旅先の美しい風景に心が浮き立ち、つい身分の低い少女に恋をしてしまったのか。自殺方法が愛の深さを表しておりとても切ない。美談とまではいかないにしろ、アシャーストがちょっとした武勇伝のように捉えているように見受けられるところが浅ましい。内容と美しい田園風景の描写があまりにも乖離しており、両者を際立たせている。
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レモン
章ごとに小さな謎を解決していきながら40代女性殺人事件の犯人を追う加賀刑事。各章に登場する町の人々の人情に触れながら真実に迫る様相は、相変わらず鮮やか。首都圏以外に在住の読者には日本橋を観光している気分で楽しめる。犯人が隠していた真の動機を話させるよう仕向ける手腕も凄い。刑事としての捜査能力は素晴らしいのに、パッションフルーツと杏仁豆腐のゼリーを気に入ったのか、関係者に配り歩いて近所のおばさんと化している可愛らしい一面もあり。
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レモン
小学生が読みやすいよう、全編マンガでのび太くんのような主人公を登場させギャグ要素も盛り沢山。お片付けしてね、整理整頓してね、と口で言っても具体的にどうやればいいかわからない子どもにとってはわかりやすいかな。私自身が小学生の頃、学校の机の中にプリント大量に溜め込んでいたタイプなので、子どもの頃に読みたかった(^^;; このシリーズたくさん出ているようなので、自分の興味が向いたテーマから読んでくれるといいと思う。図書館では常に借りられているようなのが残念。
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レモン
14〜15年ぶりの再読。前作主人公ジュディの親友サリーが、ジョン・グリア孤児院の院長を任され改革に乗り出す奮闘記。安易な『続あしながおじさん』より、原題『Dear Enemy』の方がしっくり来る。現代の感覚で読むと価値観の違いにえっ!?と驚くシーンが多いが、さらに劣悪な環境だった孤児院を良くしようと奮闘するサリーを自然と応援したくなる。マックレイ医師の人となりが完全にサリーの主観に依るので、読者にとっても怪人物となる点が書簡集の魅力。ジュディが俗っぽく感じられるのも、それが原因だろう。
レモン
2024/04/22 09:14

訳が古いので仕方ないが、スコットランド訛りは表現に一捻り欲しい。今だったら地方差別、方言差別と取られるだろうに。

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レモン
じわじわハマり出している山本文緒作品。今作は様々な病気に悩む女性を描いた短編集。アトピー性皮膚炎は自分も悩まされているので共感ポイントも多いが、生理痛や睡眠障害、肥満など相変わらず心がザラつき印象に残る作品がたくさん。ここまでのイライラには悩まされないが、生理痛(PMS)での破壊衝動に駆られる気持ちは理解できる。自律神経失調症では、主人公が彼女にちゃんと向き合おうとしたラストが良かった。健康こそすべて。人生を楽しもうと思うと土台がしっかりしていないといけないと改めて思い知らされる。
うさみん
2024/04/22 21:21

レモンさん、こんばんは(*˘ ˘*)この本を30代の頃に読みましたがレモンさんのレビューを拝見して急に再読したくなり仕事帰りに買いました♡レビューありがとうございました(*˘ ˘*)

レモン
2024/04/22 22:21

うさみんさん、こんばんは🌙昔読んだ本を読友さんのレビューを読み再読熱が高まるのが、読メの良いところですよね☺️うさみんさんのレビュー、楽しみに待ってます♪

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レモン
350匹のオタマジャクシを育てる著者の福永先生。日照り続きで田んぼに帰したオタマジャクシたちのピンチに、幼少期の友人が描いた24色ゆめ列車がやって来た。タイトルからワクワクするようなカラフルファンタジーを想像していたが、少年期の戦争体験が描かれる重めのお話。林少年の心優しさ、伊吹姉妹の残酷さが心にずっしりしたものを残す。乗り込んだ瞬間は楽しそうなゆめ列車も車両を経るごとに不穏な雰囲気に包まれていく。単なる大団円で終わらないところがクレヨン王国シリーズの魅力。
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レモン
別の著者で数冊男の子育児本を読んだので特に目新しい情報はないが、悩んでいる親の取っかかりにはいいかもしれない。◯と×で推奨される育児方法がテーマ毎に書かれているので、受け入れられるかどうかは別にしてわかりやすいかと。とにかく指南書に書かれていることを気にしすぎない、のめり込み過ぎないが重要かと思う。子どもの理解や思考を助けるために、五感の中で何が優位かに気づいてあげると親子とも楽になるとのこと。息子は何だろう?試してみよう。
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レモン
被害者遺族と加害者の問題。赦しとは、更生とは何か。犯罪者は何をすれば赦してもらえるのか。その答えは簡単に出ないが、ここから『Aではない君と』で更生への1つの道標が示されたと思うとグッとくるものがある。仕事として犯罪者の弁護を引き受け量刑を軽くするために闘ってきた弁護士が、自らの娘が被害者となったことで過去に担当した犯罪者に贖罪の気持ちを芽生えさせようとするくだりに様々な思いが浮かぶ。加害者が自らに課した罰と、その罰を否定することで贖罪へ向かわせようとする弁護士の行動はどちらが良いとも言い切れない。
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レモン
うどん国大使ベーツル様の慰労会に花見も兼ねて、タンポポ平の花守用水に架けられた17の橋の下見に出かけたシルバー王妃一行。架橋を渋っていたゴールデン王を納得させたシルバー王妃の秘策は、子どもが読むと丁度良い難しさの謎解きで良さそう。過去作品に触れている箇所が多々あり、刊行順通りに読んでいればと少し後悔。月のたまごもやはり読むべきか。春の陽気に包まれた野原と小川の風景が目に浮かび、それぞれの橋の説明や心温まる(?)話を楽しみながらゆったりハイキング気分になれる。
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レモン
光文社古典新訳文庫の翻訳者とのトークイベントを纏めた本書。正しい訳と絶妙な意訳の境界線を模索してお仕事されている翻訳者の方々のこぼれ話に興味津々。かなりボリュームがある本だが、楽しく読めた。個人的には英米文学以降の章から読みやすく、紹介されている古典への興味が増す内容だった。ソクラテスの無知の知について、殆どの日本人が意味を間違った解釈で多用しているという説明にびっくり。「私は知らないので、知らないと思っています」と繰り返しているだけで、「知らないということを知っています」とは一言も言っていないのだとか。
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レモン
久しぶりのクレヨン王国。春はやはり児童文学が読みたくなる季節。新しい花札制定のため、毎月候補となった植物のモデル地を探す旅を始めたシルバー王妃。案内役にアラエッサとストンストンを引き連れ、道中死に神の影を感じながら名所を巡る。月のたまごシリーズ未読なので、彼らの魅力を存分に感じ取れなかったのが残念。冒頭の花札制定閣議が面白い。黄色はいろんな花があるからとたかを括り、最後まで残ってしまう黄色大臣好き。4月のみたらし団子が大好きな犬のゆうれいも可愛い。シルバー王妃の予想が正解だったのが意外。
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レモン
遂に最終巻。刊行順では『事件簿』が最終巻だが、どこかでお勧めされていた順番では最後。『ボール箱』は、塩漬けの耳を送るという発想が恐ろしい。特に面白かったのは『瀕死の探偵』。ホームズらしからぬ行動と思っても、ワトスン同様ついつい騙されてしまった。警察ではなく相棒を頼るホームズ。2人の関係性が素敵。『悪魔の足』の実験で危うく命を落としかけるホームズがお茶目で面白い。ホームズのキャラクターにすっかり魅了された頃にシリーズ読了してしまうのが寂しい。次はそろそろポアロに進もうかな。
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レモン
戦中実在した貸本屋「鎌倉文庫」。その幻の貸出本の行方を追う智恵子・栞子・扉子の親子3世代の物語。今作の依頼者である兼井夫婦の絆が素敵。強欲で嫌な依頼者が多いこのシリーズでは異色。容姿や古書に関する知識など共通点は多いが、性格はそれぞれ違う3人の比較が楽しめる。今回電子書籍で読み、紙の本でも共通かは知らないが、相変わらず誤植が多い。誤字脱字はもちろん、「栞子の姿が手に入った」って。リズムが狂うから本当にやめてほしい。この出版社は酷すぎる。
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レモン
花陽おめでとう!研人もいっぱしの大人になって!おばさんは嬉しいよ、と勝手に泣きたくなるほど堀田家の親戚気分で東京バンドワゴンワールドにどっぷり浸かっている。合格発表は一緒になってドキドキしてしまった。あの子も大きくなって再登場してる。人情溢れる温かい関係は本当に憧れる。次は鈴花ちゃんかんなちゃんが小学生かぁ。そろそろ玄孫も視野に入ってきて、勘一はもっともっと長生きしなきゃいけなくなりそう。
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レモン
東北新幹線を北上しながら、春の花に彩られたそれぞれのふるさとの物語が詰まった短編集。婚約者の実家に帰省する『からたち香る』、祖母の手伝いに帰る『モッコウバラのワンピース』と車内販売のお姉さんが主人公の表題作がお気に入り。『ハクモクレンが砕けるとき』の生々しい描写は心が抉られるよう。実家は同じ市内にあるので、新幹線に乗っての帰省には少し憧れる。初恋の人と久しぶりに会って握手するっていいなぁ。
うさみん
2024/04/12 22:59

レモンさん、こんばんわぁヾ(*^▽^*)〃お気に入り返しありがとうございました♡よろしくお願いいたします(^^♪

レモン
2024/04/13 07:47

うさみんさん、おはようございます☀️私もお気に入りしたいと思っていたので、嬉しかったです✨こちらこそよろしくお願いします♪

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レモン
小学生になる前の幼児期の子育て本はよく見るけれど、学童期向けの本は珍しく手に取る。毎年進級前にさらっと読み返したい。男の子は3回目でこちらの注意がようやく耳に入る。本当にそう。どんどん感情的になるのではなく、3回同じトーンで繰り返すべし。自立のために甘やかすのでなく手助けの線引きが難しい。最初は家にちゃんと帰って来れただけで良しとしよう。
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レモン
今作で1番印象に残ったのは、催事応援に来たアンちゃんと同い年のちゃきちゃきしっかり者女子・桐生さんのお話。短所は長所にもなり得るしその逆もまた然り、と教える椿店長には確かにアンちゃんじゃなくても惚れてしまうわ。おせんべいのサラリーマンも素敵だった。愚痴をこぼしながらも、日本の文化に触れてほしくて何とか歩み寄ろうとする姿勢が良い。働き方だけでなく人との関わり方に於いても、アンちゃんの接客は勉強になる。いい加減立花さんとくっついてよ!と思ってしまうが、この焦ったさも良い。
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レモン
あんこが食べられないのが悔しくなるほど、このシリーズに魅了されてしまっている。乙女な立花さんの気持ちにまったく気づかないアンちゃんにやきもき。自分に自信がないアンちゃんだが、和菓子屋の店員として自覚を持って働く姿が眩しくて好ましい。どんな価値観を持つ人も優しく包み込むことはなかなかできない。私は放射線量は気にしないが、気にする人を否定せず異質と分類しないことも大事。相変わらずデパ地下の空気感が伝わってきて懐かしい。それにしても上生菓子で嫁いびりなんて高尚すぎて、私だったら例え気づいても絶対スルーする。
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レモン
佐渡谷さんは豪快で気持ち良いおばさまなので好感が持てるが、主人公の白井さんがイマイチ。恋愛依存症のバンドマンに言われたキツい一言も、どちらかというと彼の肩を持ってしまうくらいクールすぎて好きになれない。ただ甘いお菓子の蘊蓄だけでなく、洋菓子店の経営状況等に触れている点は良かったが、新しいビジョンもないまま同じ場所で再出発するのはどうなんだろう。純粋に応援したくなるような主人公ではないからこそ、そこがより掘り下げられていたならベターかと。カウンセラーの紹介でリハビリの一環としてお菓子を作るのもどうかと思う。
が「ナイス!」と言っています。
レモン
うーん。ハマりそうでハマらなかった。上手く想像が進まない読みにくい文体と登場人物名が残念。アイデアは素敵と思うが、遺伝子情報を駆使したマッチングアプリか高校生料理番組かどちらかに絞って深掘りさせるかして欲しかった。全体的にふわっとしたままふわっと終わる。青春時代の瑞々しさは感じるし、ジェネレーションギャップが原因ではないはず。自分自身バンド経験もあるのに尚志エピソードも全く刺さらず。小さい風呂敷をいくつもばら撒いて突散らかした印象。本業が作家ではないことを加味するべきか否か。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/21(1750日経過)
記録初日
2010/08/12(5015日経過)
読んだ本
975冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
309433ページ(1日平均61ページ)
感想・レビュー
920件(投稿率94.4%)
本棚
5棚
年齢
37歳
血液型
O型
現住所
京都府
自己紹介

幼少期から本が大好き💕
息子のため、というのは建前で絵本も収集中。
子どもの頃好きだった児童書や、中学時代ハマったラノベなど収集癖あり。

備忘録のためブログに簡単なあらすじと感想を書いていましたが、2020年から読メにお引越し。
こちらでも再読しながらぼちぼち感想書いていこうかな。
好きな本は特に、何度でも再読するので、読書総冊数は少なめ。

基本ミステリーが好きで、歴史や名作古典も読んでいきたい。
苦手ジャンルはホラー、きついグロ描写のあるもの。

◆好きな作家さん
東野圭吾、森見登美彦、伊坂幸太郎、海堂尊、乙一、古内一絵、横山秀夫、三上延、石田衣良、辻村深月、飛鳥井千砂、アガサ・クリスティ、ダン・ブラウン
新書でよく読むのは、池上彰、出口治明

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本を通してたくさんの方とつながれると嬉しいです。

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