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2024年9月の読書メーターまとめ

いなばさくら
読んだ本
17
読んだページ
5654ページ
感想・レビュー
17
ナイス
1535ナイス

2024年9月に読んだ本
17

2024年9月のお気に入り登録
1

  • mazda

2024年9月のお気に入られ登録
3

  • coffee
  • 魔族
  • はなみ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いなばさくら
ネタバレ長編家族小説。ほとんどミステリしか読まないわたしが、本屋大賞ノミネートということでたま~に読む寺地さん。ハートウォーミングというよりちょっとダークさを含んだ人間関係を、暗くなりすぎないように描いたお話し。ちょっとした障害を抱えた人が複数登場し、そんな人たちの努力や生き方が、なんかおしゃれに書かれています。う~ん、ページ数も少なくて平易な文章やけど、どうもすっと頭に入らんかった。今どきの多様性?っていうんでしょうか。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

いなばさくら

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:21冊 読んだページ数:7407ページ ナイス数:1563ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1030393/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
17

いなばさくら
ネタバレ長編家族小説。ほとんどミステリしか読まないわたしが、本屋大賞ノミネートということでたま~に読む寺地さん。ハートウォーミングというよりちょっとダークさを含んだ人間関係を、暗くなりすぎないように描いたお話し。ちょっとした障害を抱えた人が複数登場し、そんな人たちの努力や生き方が、なんかおしゃれに書かれています。う~ん、ページ数も少なくて平易な文章やけど、どうもすっと頭に入らんかった。今どきの多様性?っていうんでしょうか。
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いなばさくら
連作短編風長編ミステリ。タイトルでは全く分からんかったけど、動物園を舞台にしたお仕事小説でもあり、動物の生態を描いた学術的な面もある小説でした。イメージでいうと伊与原新さんが地学の代わりに動物をターゲットにしてかいたようなストーリー。いや、正直なところ想定していたより遥かに面白かった!動物についての蘊蓄なんて明日誰かに話したくなるような絶妙さで、ゾウやシロクマの実態なんて意外なものでした。勧善懲悪的でありがちなストーリーなんですが、それもいい味となっていて読後感も良好です。多くの方にお勧めできる作品です。
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いなばさくら
ちょっとだけミステリ要素もあるお仕事小説風の、独立した短編集。芸能界の真相なんて全く知らんからこの小説がどの程度真実を含んでるのか分からんけど、いかにもありそうと思わせるのはさすがお上手です。7編ともややビターな感じですが、今まで読んだ染井さんの作品の中では断トツにビターさは薄くて、いい意味で読みやすい。奥付によると染井さんは芸能界に身を置いてはったらしく、元プロが書いたと言えるんですね。続編的な短編集もできるかな?
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いなばさくら
ネタバレ長編サスペンス・ミステリ。タイトルの「ギフト」はいわゆるギフテッド、天才児。そのギフトが日本の警察と対峙していくのが主な筋ですが、途中で視点人物が何回も変わるので、どこかで時間軸を錯誤させるつもりかな?(実際、そうあからさまに思わせる表現あり)と注意しながら読みますが、いや全く違う方向へのミスリードでした。いや、これは上手い!最後の戦闘シーンは結構残酷に見えて、実はそうでもなかったという運びも、無理なく上手です。3冊目の作家さんでしたが、もっと読み進めたくなりますね。
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いなばさくら
裁判員裁判を弁護士・被告人の家族からの視点をメインにおいたがっつり長編法廷ミステリ。雫井修介さんは結構読んでるけど、リーガルものは初めてじゃないかな?しかも法曹系の資格をお持ちなのかと思えるほど、(恐らく事実に基づいた)深くて重い知識を披露されておられます。社会派の側面も今まで通りたっぷりで、法廷物だけで終わっても満足感たっぷりなところに最後思いもしない謎解きが待っていて、その動機がちょっと違和感があるにせよ面白い。被告の女性のキャラがええなあ。
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いなばさくら
連作短編風ミステリ。立て続けに2冊目となる作家さん。タイトルからも察することができるように、殺人事件ではない死が何件も出てくるので、一部にお涙発生の恐れあり。そんなに感動巨編とかではないけど、公共の場で読むことはお勧めしません。若い男性二人が死にまつわる変わったお仕事に就いてる点は降田天さんの「さんず」と近いですが、あっちより推理色は薄め。読みやすくて今のところハズレがないので、よりミステリっぽい作品を選んで読んでみよう。
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いなばさくら
明治維新直後ぐらいのの大阪を舞台にした連作短編ミステリ。ほとんど江戸時代みたいな話なんで時代物が苦手なわたしですが大阪が舞台やしと思って大丈夫かと読み始めたけど、大阪は殆ど関係なく、やっぱりちょっと苦手。幽霊ってタイトルに付くぐらいなんで多少ホラーとか怪談的ではあるけど、特に恐怖を感じることはなく読了。ていうか近藤さんって大阪出身やったんや。現代の大阪を舞台にしたミステリを書かれているんならもっと読みたい作家さんなんですが、何せ著作が多すぎて検討の時間がない作家さんでもあります。
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いなばさくら
長編ミステリ。とはいえそんなにページ数もないのですっと読めます。犯人探しがメインではないし登場人物も少ないのもその一員でしょうね。遺産相続をめぐる子どもたちの思惑と行動を描いているのですが、10億にもなろうかなんて遺産はちょっと現実味がないけど、そのぐらいの金銭感覚のご家庭もあるのは事実でしょう。でも失踪宣告なんて…ていうのもそういったご家庭ではあり得る話なんでしょうかね。意外とスッキリするエンディングで、悪者が悪く無さげな結末もいいですね。
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いなばさくら
長編警察ミステリ。吉川さんの小説は「海蝶」と「感染捜査」シリーズしかよんでなかったけど、結構警察ものを書かれているんですね。本作は2003年と16年後を並行して、同一の刑事が似た背景を持つ事件を調べていきますが、登場人物の設定が上手!良さそうな人とそうでなさそうな人の書き分け方が面白く、どんな人でも多面性があるよなと実感させられます。また事件の背後にある思い込みや既成概念、いいこととは思わないけどわたし自身にもあるよなと反省です。
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いなばさくら
絵画をターゲットにした長編ミステリ。タイトルから想像できるようにニセモノを作って売りつけようとするクライム・サスペンスなのですが、その作り方に対する知識がたっぷりで、こんな科学的なアプローチで真贋鑑定をしているのを初めて知りました。本作がデビュー作らしい(けど還暦!)ことしか奥付では分かりませんが、きっと業界関係者なのでしょう。デビュー作らしく若干表現が甘かったりストーリーが荒かったりするきらいはありますが、まあ楽しめました。まだ二桁の方しか登録されていませんが、もう少し多くの人に読んで欲しいですね。
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いなばさくら
緩やかなミステリ要素を含んだ家族小説連作短編集。続編であったことを知らずに読みだしたのですが、きっとシリーズ順に読んだ方が良かったんやろなと思える節が多々ありました。まあこのお話だけでも十分完結しているから、意味が通じないような事はなかったですが。猫派のわたしには犬が主役のお話はちょっとジェラシーですが、赤ちゃん絡みで語られると反論不可で可愛く思えてしまいます。前書きで初読みさんはめったにいないと思うって書かれてて、結構強気やなと思った(わたしは2冊目)んですが、キャリア30年以上の大ベテランさん!
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いなばさくら
ネタバレある意味典型的なクローズドサークル物の本格ミステリ。いや、ミステリではないのかもしれないようなタイトルですが、ちょっと変化球ありの上手なミステリでした。閉ざされた空間にいるのは登場人物表通り9人なのか、他にもいるのか?とか、密室で起こった事件は他殺で間違いないのか?など王道とも言える内容なんで、こういう路線が大好きなわたしは当然大満足な1冊でした。2つの視点を上手にミスリードに使っているのと、密室の謎が無理なく設定されているのがお見事で、他の著作も読みたくなる作家さんになりました。
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いなばさくら
特殊設定下の本格長編ミステリ。グロ・ホラーが苦手なのでずっと避けていた白井智之さん、「名探偵のいけにえ」は全然普通やと聞いて読んで、すっかりお気に入りになったので早速2作目に本作を。我慢できひんほどではないけど結構グロかったですが、それより登場人物と時間軸の複雑さで頭が混乱することしきり。謎解きの始まる時間が早すぎるのでまだまだひと悶着あるよなってからが特にややこしい。時折図解が載るんですがそれでも複雑で完全には理解できていない気がします。グロと本格の調和、この程度なら他の作品も読んでみようかな。
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いなばさくら
ややクローズドサークル的な長編ミステリ。「やや」というのは一般的な人数ではないほどバサバサと減っていくのと、思想上の特殊設定下でもある点ですね。巻頭にある主な登場人物一覧が役に立たないほど、6家族が入り乱れて死んでいきます。正直グロいんですがそう感じる暇もないぐらい推理(理屈)をこねられて、納得する前に読み終わった感があります。でもたかおかさきさんって芸能人ですよね?わしおひささんも似た名前の方、いましたよね。初読み作家さんですが結構なベテランさんでしたね。
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いなばさくら
ミステリ連作短編風長編。いや、長岡さんなので完全に短編集と思ってたら最終話でうまいこと繋がって回収されるところはさすがです。タイトルから勝手に携帯電話が繋がりにくい状況のストーリーなのかなと思っていましたが、聞いたこともないスクリプターなる映像業界の職業さんのお仕事小説の一面もあるかもしれません。警察ものについては語るに及びませんが、今回みたいに新たに出てくる舞台背景も入念に取材して理解されているんでしょうね。次はどんなシチュエーションを用意されているか、楽しみです。
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いなばさくら
本格ミステリ中編2編。この作家さんは似たようなタイトルの作品を1冊だけ読んでるけど、その時よりも驚きのストーリー展開!いや、どちらかというと良くない驚きで、正直1編目の死因なんてそれでいいならほぼ何でもありに近いよなあと思わざるを得ません。2編目もどうしたものか、感想を述べるのも難儀なお話でした。わたしの読解力の問題なんでしょうが、どうも納得感も説得力も薄くてあまり読後感の良くないものでした。
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いなばさくら
大正時代が舞台の長編ミステリ、多分第3弾(この作家さんは未読が1冊あるので、第4弾かも)。タイトルの意味は最後の最後まで分からないけど、分かった後の読後感はあまりよろしくないですね。序盤から事件がたっぷり起こり、それぞれの関連性が不明瞭なのでなかなか読むペースが上がらない。ただそれぞれの事件を覚えておかないと最後の伏線回収が楽しめないので、なるべく一気読みに近い方がいいでしょうね。「方舟」の鮮やかさが際立っていたのでハードルを上げがちですが、そこまではいかなくても十分面白いです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/07/25(1953日経過)
記録初日
2012/02/01(4684日経過)
読んだ本
1405冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
455866ページ(1日平均97ページ)
感想・レビュー
959件(投稿率68.3%)
本棚
10棚
自己紹介

大阪在住。

ほぼ小説しか読みません。なかでもミステリがお好み、ホラーと純文学は苦手。まれに好きな作家さんのエッセイは読みます。

年々自己最高読了冊数を更新し、2023年はついに200冊超え。空いた時間は全部読書してたくらいの印象なので、さすがに今年以降この数字を更新することは無いでしょう(特に目指してるわけでもないし)。

読メ始めてから皆さんのレビューを見て読み始めた作家さんも大変多く、そのうち伊与原新さんは単行本完読しました。他にも辻堂ゆめさんや結城真一郎さんや新川帆立さんや阿津川辰海さん達東大閥の方々をはじめ、宇佐美まことさん、斜線堂有紀さん、浅倉秋成さん、織守きょうやさんなどなど、文学賞受賞作以外の作家さんはほぼ読メで発見しております。今年も皆様のコメントを色々参考にさせていただきます。

そんなわたしのつまらない意見が、もし誰かの楽しい読書のお助けになれるならこんな読書家冥利なことはございません。

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