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2024年10月の読書メーターまとめ

ミスターテリ―(飛雲)
読んだ本
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感想・レビュー
4
ナイス
1041ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • キムチ

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ミスターテリ―(飛雲)
やっと大学に入り普通の人生を歩むかと思えば、突然北海道へ。感情のままに突っ走る性格は変わらず。密漁船に乗ってこれだと思ったら自分で船を調達、ヤバイところで金を借りまくって、まさに有言実行、その行動力、バイタリティーがまさしく作者の生き方につながるのだろう。さすがにソ連船に追いかけられ命からがら逃げるのは、いくら自伝的作品といってもさすがに・・そして久子には「あなたみたいな賢くて頭も切れる男が、まるで野生の本能に従って生きているようなところが、すごく面白いのよ。」そうズバリ、ここにこの作品の面白さがある。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ミスターテリ―(飛雲)

ー《電電ファミリー転換で、世界へ》ーNTTドコモは携帯電話基地局の調達戦略を見直す。高速通信規格「5G」で先行する海外製を増やし、富士通製と置き換える。国産機器を優先する従来方針からオープンな調達先開拓に転換し、課題の通信品質の改善につなげる。NTT前身の日本電信電話公社時代から続く「電電ファミリー」が転換点を迎えるため、富士通も戦略を見直しを図る。ー 富士通やNECといった電電ファミリーはNTTグループが求める仕様に合わせた通信機器を開発、「NTTとだけ付き合ってさえいれば売上げができていた。」

ミスターテリ―(飛雲)
2024/10/16 07:12

ー富士通はスマホが登場する前の2001年に始まった「3G」では、NECとともに世界市場をリード、当時の通信事業の売上高は約8600億円と全体の16%を占めていたが、NTTとの関係が深かったため、携帯基地局市場でノキアやエリクソン、中国のファーウェイが台頭してきても、内向きな体質から脱却できず国産競争力は低下した。今回のNTTの方針転換で、今後は稼ぎ頭のITサービスに経営資源をシフトしていく。企業の業務デジタル化やシステム刷新の需要を背景に引き合いが強まり、2年後には利益を今よりも76%増やす目標を掲げる。

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2024年10月の感想・レビュー一覧
4

ミスターテリ―(飛雲)
こんなあまりにもアウトローでヤクザな刑事が現実にいるのかどうか、この作品をまじめに警察官として働いている人が読めば苦情がでるし、一般市民は警察を信用できないと非難殺到だろう。〈大阪の刑事は利権と役得や。上も下もうまいこと立ち回ってシノギをしてる。それができんやつは一生、下積みのままで終わるんや〉今回も黒川先生が描く警官やヤクザは利権やカネを追い求める悪ばかりだが、人情があり愛嬌が感じられるのは、やはり関西弁での会話だからかもしれないが、とにかく憎めないワルばかりが出てくる痛快におもしろい作品ばかりである。
ミスターテリ―(飛雲)
2024/10/31 21:13

ー「警察はヤクザよりひどい。ヤクザの守り料は定額で、それ以上請求しないし、払えば守ってくれる。だが警察は守り料なとらないかわりにしょっちゅうタダで遊んでいくし、マナーが最悪だから女の子も嫌がる。おまけに盆濡れの挨拶、異動時の挨拶、各署対抗の武道大会のご祝儀など間際なく金が出ていく。」ー「おまけに違法カジノバーに摘発情報を漏洩して、見返りに百万単位の現金を受け取っていた刑事は、監察の調べを受け依願退職。いまは一部上場のゼネコンに天下りして総会屋対策をしているらしい。」

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ミスターテリ―(飛雲)
「皮肉なもんやで、西尾のときはたった半日で3百万。それが今度は、死ぬようなめにおうて二百万や」、一度目にうまく行った誘拐事件に味をしめた3人、つぎは極道を誘拐して一攫千金を狙うが、失敗。仲間を人質にとられてしまう。そこからヤクザとの壮絶なバトルが。いつものように大阪を縦横無尽に走る描写が気持ちいい。金を稼ぐだけに集まった3人、ヤクザとの死闘を繰り返すなかで、まったくの他人の関係であったはずのに・・さすが黒川先生、最後のシーンでグッとくる。この作品もそうだが、どんなに落ち込んでいても、いつも元気をもらえる。
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ミスターテリ―(飛雲)
一から四まで全編一気読みであった。初めて書いた小説で、こんなにも面白いとは、主人公の生き方があまりにも破天荒で、道徳的にもどうかと思う部分が多々あり、現代ではアウトだが、それも含めて昭和の時代を懐かしく描いている。自伝的小説ということだったので、百田さんが作家になるまでの遍歴かと思っていたが、まったく違って壮大なる愛の遍歴であった。はたして「愛する男」作田は真実の愛を手に入れることができたのか・・ただ彼が求める愛がどう考えても一方的で、そのためにいろんな失敗を繰り返す、そこにこの作品の面白さがあった。
ミスターテリ―(飛雲)
2024/10/14 19:56

ー友人は指摘する「君は愛する男だが、女性に対する君の愛はまるで自己中心的だな。完全にエゴイスティックなものだ。多分、君にとって女とは、君の情熱の一方的なはけ口でしかないんだ。言い換えれば、子供がペットを可愛がるようなもんだ」 「君は女性を心から愛するが、それは人間として愛するのではない、女性という名の商品として愛するにすぎない、だからどれだけ心をこめて愛そうが、それはエゴイスティックなものだ。」ー昔も今もエゴな男たちが求める愛によって傷ついた女性がどれほどいたのか、その痛みを知る作品でもある。

が「ナイス!」と言っています。
ミスターテリ―(飛雲)
やっと大学に入り普通の人生を歩むかと思えば、突然北海道へ。感情のままに突っ走る性格は変わらず。密漁船に乗ってこれだと思ったら自分で船を調達、ヤバイところで金を借りまくって、まさに有言実行、その行動力、バイタリティーがまさしく作者の生き方につながるのだろう。さすがにソ連船に追いかけられ命からがら逃げるのは、いくら自伝的作品といってもさすがに・・そして久子には「あなたみたいな賢くて頭も切れる男が、まるで野生の本能に従って生きているようなところが、すごく面白いのよ。」そうズバリ、ここにこの作品の面白さがある。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/08/21(1923日経過)
記録初日
2009/12/30(5444日経過)
読んだ本
1286冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
510497ページ(1日平均93ページ)
感想・レビュー
347件(投稿率27.0%)
本棚
41棚
性別
現住所
大阪府
自己紹介

追記、お気に入り登録について、
いろんな年代の人がどんな本を読んだり、どんな感想を持っているかを知りたいので、アトランダムにお気に入り登録をしているので、突然、登録をすることがあるので、すみません。こちらへの返信、登録は無視してもらってかまいません。

純文学からエンターテイメント小説、推理小説からSF小説、歴史物から旅行記まで、とにかく読むことが楽しみで、おもしろそうな本を手当たり次第読んでいます。

好きな作家は、開高健、井上ひさし、三島由紀夫、宮本輝、吉村昭、山崎豊子。

昔から読んでいる作家は、東野圭吾、黒川博行、真保祐一、逢坂剛、佐藤正午、島田荘司、宮部みゆき、篠田節子、舟戸与一、高村薫、白川道などで、初期の作品から同時進行でずっと読み続けています。

今まではずっとミステリー小説中心で読んできたのですが、最近は女性作家の作品がおもしろく、桜木紫乃、沼田まほかる、井上荒野、島本理生がお気に入りです。

2019年8月に記録をスタートしましたが、手元にいままで読んだリストがあるので随時登録していこうと思います。
本棚は年ごとに読んだ本をアトランダムに入れて、そのなかで毎年自分のベストを作っているので、これもぼちぼち登録していこうと思っています。

毎日のつぶやきは、自分の勉強のため新聞からピックアップした出来事を中心につぶやいています。本の感想以外に興味がなければ、すみませんが無視してください。

追記――みんなとの共通本が知りたいので、とりあえず今まで読んだ本を、作者ごとに本棚を作るようにしました。そのため以前の感想文でも、気に入ったら唐突にナイスをするので、すみませんが気にしないでください。

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