読書メーター KADOKAWA Group

2025年1月の読書メーターまとめ

シロクマぽよんぽ
読んだ本
8
読んだページ
1959ページ
感想・レビュー
8
ナイス
37ナイス

2025年1月に読んだ本
8

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シロクマぽよんぽ
「眠れる美女」、「片腕」、「散りぬるを」の《魔界もの》3篇を収録。個人的には「片腕」が特に面白かった。どんなに働きかけようとしても拒否されてしまう、此岸に属する美女の腕。丸み、くぼみ、光り、湿り気、ラジオの描写も特徴的。「眠れる美女」も良かった。カアテン、宿の女の描写はさすが。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
8

シロクマぽよんぽ
三皇五帝時代から漢の成立までの『史記』の有名なエピソードを、写真資料とともに紹介する本。漢文の世界を教科書からもう少し深掘りしたい時に、ちょうど良い一冊。
が「ナイス!」と言っています。
シロクマぽよんぽ
写真家・ハービー山口の写真作品と、撮る際に心がけている点についてのツイートをまとめた本。優しい人なんだろうなと思う写真がたくさんあり、写真集としても良かった。以下、印象に残った言葉。 〇「絶妙」といえる要素を意識する 〇《お金を稼ぐ・自分を表現する・世界の意識を変える》の三要素 〇《テーマ・手法・技術》の三要素 〇心では、年齢のサバを読む 〇作品数はヒットやホームラン数と同じで減らない。積み重ねること、撮り続けることが大事
が「ナイス!」と言っています。
シロクマぽよんぽ
「眠れる美女」、「片腕」、「散りぬるを」の《魔界もの》3篇を収録。個人的には「片腕」が特に面白かった。どんなに働きかけようとしても拒否されてしまう、此岸に属する美女の腕。丸み、くぼみ、光り、湿り気、ラジオの描写も特徴的。「眠れる美女」も良かった。カアテン、宿の女の描写はさすが。
が「ナイス!」と言っています。
シロクマぽよんぽ
『孟子』の「五十歩百歩」から、北宋末期の李清照までの時代の12作を、書き下し文とともに読むことができる一冊。「四面楚歌」や「雑説」など、古典の教科書に採録されている作品も多い。書き下し文をじっくり味わいたい。
が「ナイス!」と言っています。
シロクマぽよんぽ
タイトル通り、「ん」という平仮名の歴史についての本。「ん」は音としては存在していたものの、「イ」「ム」「レ」等の文字で表記していた。「ん・ン」の表記は、仏教の庶民信仰と漢文訓読の普及によって、平安末期に広まったとされる。面白かったのは、《撥音便の無表記は、文字が存在しないから書けなかったのではなく、王朝文学や和歌の世界が濁音の表記を嫌ったためではないか》という説。秋成・宣長の論争以降の「ん」の研究史についても簡単に追うことができる。
が「ナイス!」と言っています。
シロクマぽよんぽ
1978年に筆者が行った、北海道から鹿児島までの最長「一筆書き」片道切符の旅に関する鉄道エッセイ。最短ルートなら乗車距離が2764キロのところを、「一筆書き」のせいで豊橋から会津若松に戻るといった多大なロスが生じたため、結果1万3千キロ以上となった。廃線により、現在ではかなりルートが短くなっているのだろう。車内や車窓風景の描写が面白く、読んでいて飽きなかった。最終日前日の予想を裏切る出来事には驚かされた。鈍行列車に乗るように、時間をたっぷりかけてのんびりと読みたい名エッセイ。
が「ナイス!」と言っています。
シロクマぽよんぽ
日本の戦後思想史の流れを追った一冊。大雑把に言うと、【戦後左派の内ゲバ→丸山→吉本→構造主義と消費社会→ポスト構造主義→栗本・浅田→中沢・東→テーマの細分化】。マルクス主義についてもよく理解できた。冷戦構造の終焉後、アメリカ的資本主義の強大化は続いているわけで、ポストモダン思想そのものの意義は薄れつつも、一定の意味があるとは思う。《「小さな物語」的な現代において、かえって左派が右の「大きな物語」を仮想し、右派にも同様の現象が起きるため、議論が泥沼化する》、という指摘は目から鱗。
が「ナイス!」と言っています。
シロクマぽよんぽ
国語便覧をさらに掘り下げたような内容で面白かった。美人の条件、インテリア、薬、夢、娯楽、離婚の条件など、意外と知られていない古文常識はもちろんのこと、当時の美意識にまで触れられているのがよかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/08/24(2004日経過)
記録初日
2019/01/26(2214日経過)
読んだ本
459冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
103817ページ(1日平均46ページ)
感想・レビュー
459件(投稿率100.0%)
本棚
13棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
https://twitter.com/sirokumapoyonpo
自己紹介

短歌史、純文学、近代文学史、講談社学術文庫、近代論、身体論、神保町、オリックスが好き。
《好きな作家・歌人・俳人》岡本かの子/小沼丹/安部公房/カフカ/多和田葉子/本谷有希子/川上未映子/川上弘美/村上春樹/宮沢賢治/太宰治/つげ義春/笹井宏之/木下龍也/阿波野巧也/永井陽子/浦川聡子

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう